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カウンセラーの醍醐味のようなものを感じとれた気がしたって話

私にはかれこれ30年近く付き合いのある友人がいます。
数少ない私の友人のなかで、一番付き合いが長い友人で、たまーにあっては、お互いの近況報告をする感じ。

その友人からこんな相談?というか話を聞きました
(本人に承諾の上、一部伏せて書いております)

友「同じ会社の人が私のSNS見つけたみたい」
私「ああ、そうなんだ。それで?」
友「その人が職場の他の人にいいふらしてるみたい」
私「ふんふん。言いふらされて困るような事かいてんの?例えば悪口とか」
友「いや。書いてない。会社であった出来事は書いてるけど、でも職場の人に対して悪口とか不満とか書いてない。自分がいいなって思った事とか、自分は○○したいって思った事書いてる」
私「じゃあいいじゃん笑」
友「なんか悪口というかさ、馬鹿にされてるんのかなーって」
私「馬鹿にされてるってのは、こんな事書いてダサい的な意味?」
友「そうそう」
私「ダサいって言われてると思ってモヤモヤしたわけだ」
友「そうそう」
私「なんでダサいって言われてると思ったの?」
友「え、なんとなく...。」
私「そこ深ぼろうよ笑」

そんわけでその後2時間くらい、ペンと紙を用意して深堀り&吐き出しタイムをしていました。

そのモヤモヤが具体的にどんなモヤモヤなのか(不安とか怒りとか)

そしてそのモヤモヤが晴れやかになったときの、清々しい気持ちを先取りしてほしくて、その瞬間がどんな気持ちになるのか。

具体的に文字に書いて、頭の中でもなるべく具体的にイメージしてもらって、ちょっとでもワクワクした気持ちになってもらえるよう、頑張りました(想像力豊かな友人で良かったです)

そのワクワクをゴールとして

言いふらしている職場の人は普段からどんな雰囲気なのか。なんで悪口とか馬鹿にされていると思ったのか。何かきっかけがあったのか。そのきっかけがあってどう嫌な気持ちになったのか。....などなど深堀り。

最終的に友人自身はどうしたいのか。

「SNSは続けたいし、自分が良きと思った事は発信したい。噂や馬鹿にされるかもだけど、いいね押してくれる人もいるから」

それが友人の答えでした。

時折手を止めながら、悩みながら、自信なさげに、たどたどしく、それでも少しずつ自分が思ったこと、感じたことを一生懸命文字を書いていく。

そんな友人を見ながら、真面目に素直に取り組んでくれる事がこんなにも有難いものかと、しみじみしていました。

カウンセラーとしては、まだまだヒヨコではありますが
今回の事で自分が感じた事がカウンセラーの「醍醐味」なのかな、なんて思いました。

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