失恋中にあたり

恋人に振られて1ヶ月くらいが経つ。
好きじゃなくなったらしい。

原因は,僕が言葉を尽くさなかったことと相手が趣味ややるべきことに没頭したこと。
(建前と本音は〜みたいなことは無視しましょう。結構しんどい笑)

まあ言ってしまえば一重に僕の怠慢かなと思うわけで,あの時〜をしていれば,〜と言っていればなんて思う。

メンタルは死に続けていて,専ら頭にあるのは
①相手のスペースに自分が存在しないこと
②恋人を大事にしてなかった申し訳なさと後悔
の2つである。

①に関しては,あったものが急になくなった辛さだ。しかも,いままでビックリするくらい依存していたもの。
ある日突然大きな存在を失うと,地獄の淵に立たされて何も手につかなくなる。何もできない無力感と覆水は盆に帰らない絶望感で,再起不能と思われる状況まで陥る。

そしていざ何かに手をつけてみた時,世界の広さに感動する。ジョギングで今まで見たことなかった道を見つけたり,書き物をしながら新しい考えに出会えたり。
見るもの感じるものの3割くらいは新鮮で,そこでも改めて失った存在の大きさを実感することとなる。
まあ絶望の中にも希望を見つけて上がっていくしかないのだが,早1ヶ月いまだに浮上できない笑

②に関しては書いてある通り,大事にすべきものを大事にしていなかった己の未熟さへのやるせなさだ。
気持ちも考えも言葉にして行動しないと伝わらないし,口にする言葉さえ慎重に選ばなければならない。態度だけで伝わるなんて傲慢だ。

人はぞんざいに扱われると自己肯定感が下がり,瞬く間に精神がやられてしまう。自分の身は自分で守らないといけないから,当然好きの気持ちも薄まって,大事にしてくれない人からは離れるだろう。

僕のもう一つの失態は,相手が大事にしているものを否定したと取れる言葉を発したことだ。これに関しては完全に言葉のチョイスを間違え,むしろ敬意さえ抱いていたのに意図せずして否定してしまった。
コミュニケーションは受け取り側によって決まる。いつだってそう意識しないといけない。

大事な人は大切に,その人が大事にしているものも大切に。人付き合いの基本で恋愛関係ならなおさらだ。

それに気付きつつも行動や言葉に移せなかった。半年くらい前に戻って自分に包丁を突きつけたい。

先日別れた恋人と付き合っていたおよそ2年の間,僕は何も成長していなかったのだなと思う。無為に相手を傷つけ続け,そして最後は自分を殺した。その痛みでやっと分かったけど,2度と戻らないもの。

大切な人に代わりはいない。

#失恋


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