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ニュースと菅島

菅島 菅島は、三重県鳥羽市の離島の4つの中で2番目に大きい島です。 人口は500人弱、半数が高齢者です。 直径4.7kmほど、周囲は14kmほどの小さな島です。 今回は菅島のニュースについて書いていこうと思います。 明治6年に菅島灯台が完成されました。 円形レンガ作りとして現在、日本最古として、「登録有形文化財」に指定され手います。 昭和34年までは有人で灯台を照らしていましたが、証明の進化とともに、無人化になりました。 また、2013年からLED電球に変更され、より明る

    • 移動手段と菅島

      菅島の中での移動手段は徒歩、自転車、原付バイク、軽トラック が主な移動手段です。島内の中心は半径500mほどのみで、他は山などでほとんど移動しないのです。 おばあさんたちは、手押し車で移動していることが多く、屋号と呼ばれる、各家庭にある名所などを手押し車に書くことで、その屋号を見るだけで、誰のかがわかる。といった、かなり僻地にしかないようなことがあります。 自転車などは、市営定期船でも運搬してくれるので、とても気軽に島内で乗ることができます。 原付バイクに関しては、ガソ

      • 医療と菅島

        菅島には診療所はあります。 しかし、お医者さんは在住していません。本土から来ています。泊まり込みの時もありますが、基本的に夜間は無人です。スタッフも在住の人、1人ともう1人は毎日船に乗って来ています。 そのため、ヘリポートがあります。 ヘリは、伊勢赤十字病院からのドクターヘリが来れるようになっています。 今までには、1度、脳梗塞になられた島民の方が、運ばれたことがあります。 また、ヘリほどではないが救急車を呼ぶときは船に乗って鳥羽の港まで行き、そこから救急車に乗るという

        • 子供と菅島

          菅島には学校があると思いますか? 答えは保育所と小学校のみあります。 中学校や高校はなく、毎日本土にいき学校へ行きます。 小学校は島の中にあるため、学校終わりなど、鬼ごっこ等で遊んだり、スポーツをしたりします。菅島のことをわかっていない人では、理解できないような、鬼ごっこをする範囲の決め方をします。 例えですが、〇〇さんの家から〇〇の家までの間、など島民でしかわからない決め方をします。小学生になると、誰の家がどこにあるかなど、ほとんど、把握しています。 また、菅島は谷で

        ニュースと菅島

          買い物と菅島

          菅島は、三重県鳥羽市の離島の4つの中で2番目に大きい島です。 人口は500人弱、半数が高齢者です。 鳥羽市の本土からは市営の定期船でおおよそ13分、1日に10往復しています。 菅島には個人の商店、電気屋が2店舗、飲食店、スナック、お弁当屋、診療所、郵便局、が1店舗づつ、旅館が4つあります。 個人の商店はあるのですが、品揃えが少なく、物価も高いため、島民の多くの人は本土の鳥羽や伊勢市まで出て買い物をして、買い出しに行く人がほとんどです。鳥羽へは市営定期船が走っており、大人片

          買い物と菅島

          職と菅島

          三重県鳥羽市にある離島「菅島」人口450人程度の小さな島 そんなところに生まれ、18歳まで暮らしてきた私にしかわからないことをまとめていこうと思っている。 今回は職について書いていこうと思う。 菅島の仕事の7割は漁業である。底引網、延縄漁、一本釣り、釣船、養殖海苔、ワカメ、海人さんなどたくさんの種類がある。 菅島の特産物は養殖海苔で、秋頃から海苔網に海苔の卵をつけ 冬の間、プランクトンが豊富で穏やかな鳥羽湾で育てる。 私の父は一本釣りをしており、鯵をメインで漁をしていま

          ライフラインと菅島

          三重県鳥羽市にある離島「菅島」人口450人程度の小さな島 そんなところに生まれ、18歳まで暮らしてきた私にしかわからないことをまとめていこうと思っている。 今回はライフラインについてまとめていこうと思う。 本土であれば、ライフラインなど気にしたことがない人がほとんどでは無いでしょうか?離島はそうはいきません。 水に関しては鳥羽の方から海底水道管を通って菅島の貯水タンクに送られ、そこから各家庭に送られる。 海底水道管は定期的に交換が必要で、30〜40年に1度は交換する工事が

          ライフラインと菅島

          祭りと菅島

          三重県鳥羽市にある離島「菅島」人口450人程度の小さな島 そんなところに生まれ、18歳まで暮らしてきた私にしかわからないことをまとめていこうと思っている。 今回はすが島で行われる祭りについてまとめていこうと思う。 菅島では大きな祭りが3つほどある。 ①「船祝い」 1月11日に船祝いという祭りがあり、潮の初めにあたり、船主は洗米、お酒、なます、串柿等と12個の角餅を供え、 船魂さんに一年間の海上安全を祈って大漁旗をたてます。 その後に、船主が自分の船から岸に向かって、お菓

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