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田んぼのワークショップはじめます

三重県大台町o-coffee自然農園と志摩市磯部町山田家のそれぞれの圃場で年間を通してワークショップを開催します。それぞれの田んぼを会場に一日は大台町でもう一日は磯部町で、二日連続で同じ作業工程を田んぼの状態に合わせ進めていきます。それぞれの地域に近い方がワークをシェアしたり情報を交換したり、ただ見るだけの参加でもOK。年間5〜6回を予定しております。おおよその日程を下記にまとめました。

第一回 4月初旬『春 種降ろし』
苗床の作り方、種の選別方法の説明(事前に芽出しした種を使う)、種降ろし、鳥獣対策。

第二回 4月下旬『春 畦塗りと田起こし』
田植えの約2週間前までに荒起こし、次に畦塗りをします。当日は畦塗りの方法を大まかに説明し、一番労力が少ないポイントを皆んなで見つけましょう。

第三回 5月中旬 『初夏 田植え』
種降ろしから45日前後、苗の成長に応じて田植えの日程を決定します。
当日は苗取り(苗床から苗を取り出す)、苗の選別、田植えを皆んなでします。

第四回 5月下旬 『初夏 除草』
田植えから4日〜1週間以内に活着後(稲の根が田んぼに着くこと)株間を田車を走らせ除草します。田車は除草以外にガス抜き(微生物の活動によって発生した有機ガス)をする目的があります。

第五回 10月初旬 『秋 種取り』
種取りは、一年のその地の環境をかいくぐった元気な株の子孫の穂を選りすぐり、次代に繋げる大切な仕事の一つ。黄金色に色づいた一面の田んぼに分け入り静かに恵みを堪能しましょう。

第六回 10月中旬 『秋 稲刈り、ハザ掛け』
粒の大きさ、硬さ(水分値)、田んぼの状態、天候を見極め稲刈りの日程を決めます。ザックっと一株ごとに鎌を入れて稲の命を絶つ行為は、私たちの体に変わるための儀式のようでいて気持ちの良い仕事でもあります。

各回の間にする作業や、使う道具資材など準備なども各回で説明しますので、初めて田んぼをするという方、来年からやってみたいという方も参加できます。それぞれの条件に合わせてそれぞれが考え、実践できる基本を学べる場作りが出来ればと思います。栽培方法はo-coffee自然農園が数年間慣れ親しんだ黄金錦(コガネニシキ)を無施肥・自然栽培で育てます。o-coffee自然農園は山間地、山田家の磯部町は温暖な太平洋沿いの平野部となり、直線距離では約50kmですが気候はかなり違うため生育の比較実験としてもとても面白いと思います。

各回の詳細な記録などはこのnoteにアップいたします。皆様、優しく見守ってください。よろしくお願いいたします。

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