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9月10月の展覧会のまとめ

落合陽一さんの2023年9月と10月の活動と展覧会は以下の通りです:「晴れときどきライカ ── 質量への憧憬、ラーメンは風のように」:この個展は2023年9月2日から10月29日までライカギャラリー京都で開催されました12
「PhantomResonance:『百鬼夜行と計算機自然』」:この個展は2023年9月3日から10月15日まで京都の醍醐寺で開催されました1
「落合陽一 『ヌル即是計算機自然:符号化された永遠, オブジェクト指向本願』」:この個展は2023年9月17日から11月5日まで日下部民藝館で開催されました1
「みちっとむちっと」:落合陽一さんが監修・指導したメディアアートの展示会で、2023年9月6日から12日までデジタルハリウッド大学で開催されました1
「ヌルの共鳴:計算機自然における空性の相互接続」:この個展は2023年10月22日から12月20日まで清春芸術村 安藤忠雄/光の美術館で開催されました1

落合陽一さんの思想については、彼は新しい常識へとアップデートしていく時代だと語っています3。彼は頭の良さや成果へのこだわり、奇抜な行動や個性的な髪型・服装、そして難解な話術など、多岐にわたる人気の理由があります3。彼自身もAIの進化によって人間の頭脳が駆逐されると予測しており、そのような未来を予見する彼の思想にも注目が集まっています3。また、彼は物質世界をプログラミングできるようになる「デジタルネイチャー」という世界観を提唱しています4。これらの活動と思想を通じて、落合陽一さんは多くの人々に刺激と影響を与え続けています34

以下に、いくつかの展覧会のステートメントを収集し、それぞれのコンテクストを補足し、解説します。「晴れときどきライカ ── 質量への憧憬、ラーメンは風のように」展覧会1:この展覧会は、質量への憧憬とラーメンをテーマにしています。古都は質量への憧憬が祈りとなって満ち溢れており、一杯のラーメンは宇宙そのもので、真言の形を成し、曼荼羅のように私たちの周りに広がると述べています1。これは、物質的な存在であるラーメンが、人々の日常生活に深く根ざした象徴的な意味を持つことを示しています。
「PhantomResonance:『百鬼夜行と計算機自然』」展覧会:この展覧会では、大規模言語モデル(LLMs)を使用して、醍醐寺で発掘した歴史ある古道具や古資材が、来訪者に自身の謂れや見聞きしてきた事について語りだす対話型インスタレーションが展示されています2。これは、AI技術を活用して歴史的なアイテムから新たな物語を引き出す試みであり、過去と現在、物質とデジタルが交錯する空間を創出しています。
「みちっとむちっと」展覧会:この展覧会はデジタルハリウッド大学講義・メディアアート成果発表展示会であり、各参加者がAIを活用した作品を制作・展示しています3。この展覧会では、「AIを使うとみんな似たようなものになるのでは?」という疑問に対して、「今回の展示は凄まじく人間的で、エッジが強いものだった」と反論しています3。これはAI技術が個々の創造性や個性を奪うものではなく、それらを強化し表現する手段であることを示しています。
「ヌルの共鳴:計算機自然における空性の相互接続」展覧会:この展覧会では新作の“有機的な変形ミラー”とLEDによる“ヌルのインスタレーション”が相互に影響を与える合わせ鏡となり、物質と非物質、デジタルと有機的、現実と非現実の狭間で新しい共鳴が生まれます4。これはデジタル自然(計算機自然)内部で生じる空虚性(空性)を精緻に捉える試みであり、縄文時代と現代の計算機科学の接点で展開されます4


以上が各展覧会ステートメントの解説です。それぞれ異なるテーマやアプローチを持っており、それぞれが現代社会や技術とどのように関わっているかを理解することで、我々の生活や文化に対する洞察を深めることができます。

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落合陽一が「今」考えていることや「今」見ているものを生の言葉と写真で伝えていくことを第一に考えています.「書籍や他のメディアで伝えきれないものを届けたい」という思いを持って落合陽一が一人で頑張って撮って書いています.マガジン開始から4年以上経ち,購読すると読める過去記事も1200本を越え(1記事あたり3円以下とお得です),マガジンの内容も充実してきました.

落合陽一が日々見る景色と気になったトピックを写真付きの散文調で書きます.落合陽一が見てる景色や考えてることがわかるエッセイ系写真集(平均で…

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