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#15 ロシアで妊娠〜つわり編〜

Привет👋

ついに33週に突入しました。そしてビザが切れたので、ビザが切れる直前の24週頃に日本に帰国しました!そのまま里帰り出産です。

今回はロシアでの妊娠、つわり編。
わたしは今回が初めての妊娠で、それがたまたまロシアだっただけなので、海外にいたから辛かったんだ!と言いたいわけではないです。あくまで体験談としてお読みください〜!

わたしのつわりは吐きづわりと匂いづわりで、妊娠発覚後すぐに始まりました。よく聞く肉、魚がダメになり、食材や体臭(旦那の口臭とかも)、シャンプー、洗剤、ヘアスプレーなどの匂いもダメになりました。1番致命的だったのは、ロシア料理がことごとくダメになってしまったこと。
移住してからずっと義実家でお世話になっていて、つわり中はありがたいことに義母が料理などのお世話をしてくれてました。ただロシア料理は基本的に味付けが塩胡椒で、お肉の旨みをそのまま味わうようなものが多かったり、薄切り肉がないので基本的にブロック肉料理だったり。あとよくご飯に出てたのがマッシュポテトとカツレタ(ミニハンバーグみたいなもの)、揚げものでした。このメニューはつわり中にはなかなかキツいラインナップ😂


【追記】
しかも義家族みんな生にんにく、生たまねぎを丸かじりするので、臭いが本当にヤバかった😇妊娠してなくてもキツいのに、、、つわり中は拷問かと思いました…。でも、それが食文化なので「食べないで!」とも言えず…😭ただただ耐えてました、、、、


そしてただロシア料理が食べられないというだけでなく、義実家の衛生面での価値観のちがいにより食べられなくなってしまったという部分も…(肉切ったまな板を洗わないとか、ペットとお皿共有したり、庭で採れたての卵を洗わずに食器用の水切りカゴに置いたりなどなど…)。衛生面の価値観の違いはずーーーっと感じていたけれど、妊娠してから更に気になるようになってしまい常にピリピリしてました。

夫は「家にご飯があるんだからそれ食べなよ」という感じで、わたしが頼まない限りわたしの食べられそうなものを自ら調べて買ってきてくれることはなく…😇どれだけつわりが辛いと日々訴えても、なぜかご飯は作れると思っていて「なんで作れないの?」と聞かれたとき、妊娠中初めて絶望しました😇(その日、夫は鮭丸々1匹買ってきた)
ほかにも夫には一生許せないようなことを言われたり、ゲロゲロしてるわたしを見て背中をさするでもなくそのままスルーして寝室へ行って寝てしまったり😇😇これについては今でもネチネチ言ってます笑 もちろん一生許しません。というか許せるわけがない!!本人が忘れてもわたしが定期的に思い出させます😌笑
ほかにもまあ色々あって、この人と一生添い遂げられるか…?と本気で夫婦の将来についても考えた。めちゃくちゃ思い詰めてた😂

吐いてしまうことは多々あったけど食欲はあったし、食べたいもの(日本料理限定)も考える元気はあったし、ジュースしか飲めなくなってはいたけど水分は取れてはいたので、わたしのつわりはそこまで重くはなかったと思います。それでもそういう状況によって、妊娠前から5キロくらい体重が減ってしまいました。そこで「もっと食べなさい」と病院でも家でも言われてストレスが溜まる😇そんなこと言うなら食べられる料理を今すぐ用意してくれ…。帰国させてくれたらすべて解決するんだけど…と思ってた笑

つわり中は噂に聞いていた通りメンタルがジェットコースターで、夫は気遣いないし、ただでさえ義実家暮らしで気を遣う毎日。夫にとっては当たり前の生活なので、どれだけ伝えても理解してもらえない。つわりでとうとう語学学校も通えなくなりました。わたしは学校卒業してから妊活しようって言ったのに…と夫に対しても敵意が、、(それでも了承したわたしにも責任はもちろんある)。せめて日本に帰れたら…日本なら(わたしの場合)つわり中でも食べられそうなのものがあるのに…誰もわたしのことを分かってくれない、と毎日のように泣いてました。
この頃ロシアの医療と日本の医療のギャップにもやられてたし、子どもの国籍問題もあって里帰り出産したいわたしとさせたくない夫で揉めていて、つわりと医療面での不安、さらに日本に帰れないのではないかなどという不安で押しつぶされそうな毎日でした。
妊娠するまでは、国籍問題的にわたしもロシアで産むしかないと思っていたし、それを夫に話していたので夫からしてみれば急に意見が変わってイラっと来たのかも…(妊娠してみないとこの不安や恐怖は分からないけどな😂!!)

今思い出しても妊娠期間中のロシア生活が本当にキツすぎた。妊娠は喜ばしいことなのに、子どもを作るのに夫婦で準備が足りなすぎた?無計画すぎた??と自分を責め、それを実親や友達からも指摘されることがあり、赤ちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいになることも。でも子どもを持ちたい気持ちがあったことは事実で、妊娠が分かったとき嬉しかったのも事実。

子どもを作るってそういうことだよ、自分たちが決めてしたことでしょと言われればそれまでだし、そんなことはわたしが1番分かってる。だけど当時のわたしにはそんな余裕はなく、身近にわたしの味方がいないこと(夫でさえもはや敵に見えてた)、ロシア語が全く話せないのにロシアで出産するしかないかもしれない、という状況が本当にキツかった。

そんなわたしですが、帰国できた今は心身ともに超元気!!!!!
日本語が通じるし、自分が聞きたいことは日本語で聞けて日本語で返ってくる。こんなにストレスフリーで安心なことはない。そして、ここにはわたしを理解してくれる人がたくさんいる。わたしに久々に会って泣いてくれる友達がいる。

ロシアでの経験があったからか、なにもかもに幸せを感じて感謝する日々です笑

Пока👋

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