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【実録】我が家のコロナ療養記①

テレビもネットニュースも見ず、

世の中の情報を一切シャットダウンしてきた我が家。

そんな無知な家庭に「ソレ」は突然やってきました。

コロナを舐めてかかった人間(主に私)の愚かな顛末をお楽しみください。

※あくまでも我が家の体験談です※

7月16日 次男発症

夏休みを目前に控えた、晴れた朝。

次男がぽっと熱を出したんです。

発熱外来に連絡するまではスムーズでしたが、そっから先が進まない。

どこに電話しても繋がらず、繋がっても

「今日は予約が満杯でして…」

え?東京ってそんな感じなの?

近所に脅威が迫っていたなど露知らず。

かかりつけ医に泣きつき、

何とか当日中に検査してもらいました。

陽性の連絡が来たのはそれから2時間も経たない頃。

連絡は何ともあっさりしたもので、何より本人はめちゃ元気。

ついに来たか…と思う一方で、

これは神様がくれた家族の休日。

普段仕事が忙しくて一緒にいられない私たちに

団らんの時間をくださったんだわ…

ああ神様ありがとう…なんて思ってたんです。


それから数日後。

この考えがいかに間抜けで愚かだと気づくのです。

7月17日~7月19日 神様がくれた休日

次男の熱は38度から39度を行ったり来たり。

それ以外目立った症状もなく元気に過ごしていました。

(ダルそうにしていたのもほんの一瞬)

骨の髄まで甘えん坊な次男に隔離を強制できる訳もなく。

同じ空間で同じ時を共にし、ハグにおんぶに

いつも以上に濃密に密接に接触しまくる日々。

大人はというと「神様がくれた休日」を有効活用すべく

昼間は大掃除と片付け、

夜は映画鑑賞にいそしみました。

このまま何事もなく我が家のコロナ騒動が落ち着く…

我が家にいた誰もがそう信じて止みませんでした。


あぁ…ホントバカ。

マスクは酸素を薄めるただの飾りに過ぎず、

ウイルスを身体にたっぷり蓄えた者と変わらずに過ごせば、

いつもと同じように食卓を囲めば、

ふわりふわりと「ソレ」は漂い、

私たちの鼻や口に付着するのは当たり前で。

しっかり4日目から、

「ソレ」は私たちに牙を剥くのでした。

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