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#25アラサーの豪ワーホリ!日本語教師アシスタント編part5

学生寮は男子と女子に分かれていて、中学生から高校生まで住んでいた。寮が古く、私に与えられた一人部屋はあちこちから隙間風が吹いているほどだった。シャワーを浴びても全然体が温まらない…湯船が恋しくて堪らない日々。赴任した当時は8月半ば、オーストラリアは冬だったので夜は本当に寒く、私は自分で持ってきた布団を重ねて眠りについていた。

ご飯は寮から歩いて5分ぐらいの食堂まで歩いて行く。週末を含め毎日3食提供されたが、生徒と先生のテーブルが完全に分かれていて、私は先生のテーブルを使うよう言われていた。色んな先生と話してみたが、言葉が速すぎて聞き取れず返答が出来ない。みんなが話しているときも愛想笑いを浮かべることしか出来ないでいた。ホームステイの家族や語学学校の先生と話すのとでは、まるで違う。思えば、がっつりネイティブの環境に染まるのはこの時が初めてなのだということに気付いた。会話をするのがしんどくなり、ときどき食堂に行くのが憂鬱になってしまったときもあった。ちょっとしたことを日本語で気兼ねなく話したいが、そんな相手が学校にはいなかったのがとにかく辛かった。

大変なときもあったアシスタント生活だったが、いい人に恵まれていたと思う。寮の出入り口に受付があり、ほぼ24時間寮を管理してくれる人がいた。寮長のエルサという職員さんがいたが、この人は看護師の経験があり、生徒たちの具合が悪くなれば診てくれる人でもあった。いつも勤務が終わり寮に戻ると「ハーイ!どんな一日だった?」と挨拶してくれ、彼女が発する溌剌とした空気に話している私まで元気になったものだ。

生徒たちは勉強に遊びに、いつも本当に一生懸命だった。学校でのイベントごとも多く、日本の学校との違いがおもしろかった。ある日、「コスプレをしてくる日」や「絵本の登場人物になる日」、「パジャマの日」があったのにはビックリした。校内に白と赤のボーダーを着たウォーリーがいっぱいいたり、不思議の国のアリスがいたり、パジャマ姿のリラックスした姿が見られたりした。また、ミュージカルに力を入れている学校だったため、衣装部屋や舞台の裏を見せてもらったりもした。ちなみにその年は「ハイスクールミュージカル」をやったのだそうだ。大好きな作品!観たかった!!

次回、#26アラサーの豪ワーホリ!日本語教師アシスタント編part6につづく

👇今日はこの曲🎶フルーツバスケット見たことない人はネタバレ注意

※写真は、ジェーン家族とレストランに行ったときのもの。顔の大きさのチキンカツ…完食できず🐓

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