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#23アラサーの豪ワーホリ!日本語教師アシスタント編part3

このアシスタント業務はボランティアで給料がもらえないが、お金以上の価値、例えば知識、経験や人脈などを得ようと思って日々過ごしていた。

私が授業でしたいことを提案すると、いつも二つ返事で応じてくれ、やってみたいことは何でもやってみよう!手伝うよ!と言ってくれる先生たち。やってみたことはたくさんあるが、その中でも思い出に残っているものがある。ひとつ目は、5歳~7歳を対象におにぎり作りと、お箸の使い方を教えたことだ。普通の白米と海苔だけでは面白くないと思ったので、海苔を切り抜き、顔が付いたおにぎりを作ってもらうことにした。皆どんな表情にしようか、海苔の位置を変えながら友達同士でワイワイ話していた。お箸の使い方は、私がまず皆の前で実際にレクチャーをする。そして、豆粒サイズの粒を掴んでもらうゲームをした。おにぎり作りも、お箸ゲームも白熱してすごく盛り上がった。

ふたつ目は、5歳~12歳を対象に日本語で「エプロンシアター」をしたことだ。エプロンシアターとは、紙芝居のエプロンバージョンだと思ってもらえればイメージしやすいが、エプロンの中や表面に人形を貼り付けたり、話し手が手に人形を持ったりして話を展開していく物だ。学校の棚を見ると数種類セットがあったため、その中から私は「3匹のこぶた」を選び、寮に帰ってから鏡の前で練習を繰り返した。話や動作、人形を貼り付ける場所を覚えたり、登場人物ごとに声色を変えてみたりと、やることが多く想像以上に難しかった。いざ生徒の前でやってみると有名な話なので日本語でも問題なさそう。本当にブタになりきりたかったので、演じる前には「私は豚、私は豚…」と心で唱えてからやっていた(自虐ネタではない)。また、ただ見てもらうだけでは面白くないので、コブタたちが家を作るときの金づちの音や、レンガを運ぶ擬音語を事前に生徒たちに教えておき、一緒にやってもらうことにした。「トントントン!よいしょ、よいしょ!」

私があまりに活き活きと演じるので生徒たちも楽しかったのだろうか、アンコールと言ってくるクラスまであった!

次回、#24アラサーの豪ワーホリ!日本語教師アシスタント編part4につづく

👇今日はこの曲🎶美女と野獣

※写真は、生徒たちと作ったおにぎりの例🍙(ネットからお借りしました)

リゾバ生活.com
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