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#39アラサーの豪ワーホリ!オーペア編part12

四男のフレディーが手足口病にかかり、私にうつり、それをまたフレディーにうつし返してしまう、という地獄絵図がなんとか終了…。次に不調が現れ出したのが、三男のマックスだった。彼の症状としては、嘔吐、下痢、発熱。なかでも嘔吐を頻繁に繰り返すようになり、3歳の小さな体には度重なる嘔吐はきつく、体力が奪われグッタリしていた。リビングのソファに横になり、常にバケツを側に置いて(いつ吐いてもいいように)、一日映画を観て過ごす日が1週間ほど続いた。

またサリーが病院に電話し、診察の予約を取った。後日診察を終えて帰ってきたサリーと話していると、医者が言うには、マックスの体内に寄生虫がいるという話だった。実は手足口病にかかっていたフレディーが診察に行った際にも体内に寄生虫がいると言われていた。原因は水が疑わしいらしい。水不足の深刻なグールゴーウィ地域の家庭では、各家庭に配置されている巨大タンクから生活用水の全てをまかなっていた。そのタンクの内部に繁殖している寄生虫が、水を飲むことで人の体内に入るのではないか、ということだった。

その後、長男のチャーリーも、次男のヒューゴも同じ症状に倒れた。食べ物や水分を摂ると吐いてしまうためみんな食べるのを嫌がったが、りんごジュースやその他食べられそうな物を何とか摂っていた。

ときどきバケツに吐くのが間に合わず辺りにぶちまけたり、下痢で服が汚れたりもしたが、サリーと私とで掃除・洗濯しまくった。さすがにこの3人が同時に倒れたので私ひとりではお世話しきれず、サリーも仕事を休んでくれた。

家では普段、私を含めた大人は機械を通して作る炭酸水、子どもたちは水道から直接ボトルなどに入れて飲むスタイルだったため子どもたちだけに症状が出たのだと思う。水道の水をボトルに入れ、水質チェックをすることにした。町に行けば、こういったチェックの出来る店舗があり、人体に害のある水か判定が出来る。日本では水道をひねればいつでも安全な水が出てくるため、水に問題があるなんて思いつきもしなかった。

#40アラサーの豪ワーホリ !オーペア編part13につづく

👇今日はこの曲🎶

※写真は、子どもの抜けた乳歯を入れておく入れ物。オーストラリアでは、「トゥースフェアリー(歯の妖精)」といって、抜けた日の夜に枕元に置いておけば、その歯と引き換えにコインがもらえるという習わし。サリーいわく、2ドル金貨ぐらいが妥当とのこと。子どもが寝静まってから、親がコインを手に寝室に忍び込む。次の朝、ふたを開けてコインが入っていると子どもはとても喜ぶ。サンタクロースと同じように子どもたちは本気で妖精の存在を信じているからだ。親によっては、妖精からの手紙を作ったり、妖精が出入りする小さいドアを配置したりもする(店に売っている)。

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