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2023 Ⅰ

2022.12

長いようで短かった、社会復帰から1年を迎えることができた。
週4-5日、1日4.5-7.5時間の勤務をこなしながら、たくさんの利用者様と出会い、さまざまな経験を共にする中で、わたし自身も学ばせていただけていて感謝している。

利用者様にとっては、自分たちと同じように脳機能・身体にハンディキャップを持つわたしがいることで、なかなか言い出しづらかったことを話し合えることがうれしいらしく、この職場におけるわたしの存在意義を見出せたことがいちばんありがたいこと。

管理者から「1年本当によく頑張ってくれ頼りにしすぎたところがあった」「2023年は主治医の先生から判断をもらって、より無理をしないようにしていきましょう」と話があり、年明けすぐの診察を迎えることになる。



2023.1

すぐさま迎えた診察日。
1年分の出勤簿とわざわざまとめていただいた勤務状況の用紙を持って、主治医に相談。
週5日の勤務はたくさん利用者様と関わることができて良いものの、自分のことをやる(買いもの・他院他科への通院など)時間も必要で、身体を休めるには少し物足りなくなり、身体が十分に休まらないとメンタル面にも影響が出てきてしまうことに気付いた。
そのことについて話すと「麻痺のある方には難しい専門職をされてきた、本当によく頑張ったね!」「仕事は生活するためなので、現在の生活水準を落とさないぎりぎりで無理なくやるように」という判断をいただいた。

診察を終えて連休明けに出勤すると、ふたりしかいない常勤がふたりとも感染症に羅患していると分かり、すぐさま無理をせざるを得ない状況となった。
ふたりが戻ってくるまでは、わたしと同じ非常勤の職員がどうにか調整して頑張る他なく、身体も心もちょっぴりしんどくなりながらも気力だけで乗り切っていた。

ふたりが復帰してからは、勤務日数・勤務時間を調整しながらより無理のないように勤めている。
利用者様たちにも自分のことを素直に話しているため、「ちひろ先生大丈夫?」「先生の身体だって大事にしないとね!」と、ちまちま心配されながらもその状況すら思いっきり笑って楽しめている。



思うこと・考えていること

正直いろいろと身体的・精神的どちらともモヤモヤとすることがちょくちょくある。
これはわたしが仕事人間で子どもたちのためならとことん燃えてしまう人間だということが、原因のひとつかもしれないが。

“ 先天性疾患・不全麻痺を患いながら専門職をする ” というのは楽しいが、本当に難しく長く続かせるのには課題がたくさんあると感じる。
今すぐにどうこう、ということはできないが、とりあえず夏までは最低限頑張ってみようかと考えている。

現実はそう甘くないし、社会もそう甘くない。
少しでも生きにくさが解消できるように、自助できる部分を自分のペースで見つけていきたい。

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