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12月7日 ニヒルな奴は楽しそう。

他愛のないようなことを見逃さず、それでいて時にそれらを突き放し、そして最後まで、それらを抱きしめていられると信じている。信じることが出来るようになったのは最近のことだ。シャムキャッツ のマイガールの中に出てくる、ニヒルな奴は楽しそうの意味がようやく分かってきた。
どうせ終わるとか、いつか無くなるとか、そんなことばかり言っていたとて、とて、なんだ。どうせ私の目の前にあるこの旨そうなカレーも無くなってしまう、とかそんなことをぶつくさ言いながら、結局はカレーを食う訳で、それはものすごく卑しいことだと思う。どうせ無くなるのは、私がカレーを食うからであり、私達は自殺でもしない限り、生き続ける。生き続けなければならないことはない。僕は常に選択をしていて、思考が及ぶ限り、生きていることを自ら選んでいる。どうせ死ぬのは生きているからであって、無くなったカレーにも2日目がある訳で、その2日目も昨日と同じく無くなるけども、前日とは比にならない美味さだってんで、明日のカレーを楽しみにする訳なんです。全てを欲します。

落合諒です。お笑いと文章を書きます。何卒よろしくお願いします。