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自己紹介〈高校生前編〉

肩書きを書き連ねない、自己紹介という名の年代別タイムリープ型エッセイです(その他の年代はこちらよりどうぞ)。

算数も数学も苦手だった私が、理系の高校に入りました。なんだか変な感じがします。
でも、建築という響きには数字だけじゃ語れない何かを感じていたので、そこまで気には留めていません。

この学校を選んだ理由は、3つほどあります。

1つ目は図画工作が好きで、手を動かして何かを作ることがよくあったからです。

2つ目は私のおじいちゃんです。
おじいちゃんは建築事務所をやっていて、木材や工具、木くず盛りだくさんのガレージが家のそばにありました。私の見慣れた風景のひとつです。

ギターも柔道も詩吟もできて、自分の家を自分で建てた、ハイパーカッコいいおじいちゃん。そしてそれを支えてるおばあちゃん。
私の大好きな人たちです。

最後は、単純に面接が面白かったからです。
他校の面接で聞かれることのない、好きな電化製品や好きな建物などについて聞かれました。先生方の好きなところは、1聞くと10は返ってくるところです。

1番最初の課題は、5×5×5mサイズの好きな居住空間を作ることでした。
こだわりポイントは、本棚に囲まれてギターも弾ける防音仕様の部屋と、そこから扉ひとつ隔てた場所にあるふかふかのベッドです。

部活は軽音部に入って、ギターボーカルをやってます。
好きなバンドが偶然同じで、仲良くなった友人がいます。入学して間もなかった時、私の席までそのことを伝えにきてくれたのがきっかけです。嬉しかったなあ。

文化系の部活へ入っても、謎のスポ根精神は健在です。
体育の体力測定では「部活が文化系のわりに頑張ってる人」を目指しているし、測定日から逆算して家の近くでジョギングを始めるくらいには真面目です。

家の横の敷地は畑なので、たまに天体観測をします。
流星群がくる真夜中に合わせて、レジャーシートと虫除けスプレーを持って畑の前の道路に寝転ぶと最高です。

相変わらず、習字を続けています。
墨汁の匂いが落ち着くのと、背筋を伸ばして文字と向き合う時間そのものが心地いいから続いているんだと思います。

この前、郵便ポストに届いて嬉しかったのは、3cmほどの小さなハーモニカです。手紙と一緒に同封されていました。
首にかけて持ち運べるし、飾りじゃなくて本当に音が鳴るんです。
音楽好きの彼からの誕生日プレゼントでした。
お礼の手紙を書いて送りました。

手紙をもらう嬉しさを知っているし、アイデアを考えるのが好きというのもあって、年賀状を自分でデザインし始めました。

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