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「自然のものだから安心」って本当なのか

紅麹サプリの件で思ったこと。


漢方は、自然のものだから副作用が少なく安全だとよく言われる。

しかし〝自然のものだから安全〟というのは違う。漢方が今安全に使われているのは、長い歳月をかけて人間が実際に飲んで、その作用と効果を確かめながら発展してきたからだ。

古くからある薬草や食べ物も、人々が昔からその食べ方を学びながら生きてきたから、安心安全に私たちが食べることができている。


一方、薬やサプリは本当に安全と言えるのだろうか?1つ1つの成分がどのような作用をするかははっきり調べられていても、長い間摂り続けることでどういうことが起きるのかまでは、完全には分かっていなかったりする。

自然のものにもまだ解明されていない成分や作用は存在するが、長い間いろんな人に食べられてきたものには、それなりの安全性はあると言える。

しかし、人工的に精製したり作り出された成分には、作用がシャープな分、副作用も必ずあるし、どんな人にも安全だと言える保証ははっきり言ってない。


自然のものも漢方も、その使い方を間違えれば副作用は起きる。危険性を防ぐのも大事だけど、そればかり意識すると何もかもがダメということにもなり得る。

どんなものでも、その安全性と危険性が両方あることを頭におきながら、それが自分に合っているものなのか、自分の体の状態もしっかり把握して選べるようになることの方が大事ではないかと思う。

いつも見ていただきありがとうございます!「漢方茶」を広げていけるような活動をいろいろとやっていきたいと思います。