いつまでも忘れられない傷をつけたい

ぼく、「あなたのことが好きです」ってたくさんの思いとか意味とかが

含まれていると思ってて、夏目漱石の有名な言葉に「月が綺麗ですね」って

あるじゃないですか。そんな感じでぼくの中にあるあなたが好きですの中に

「いつまでも忘れられない傷をつけたい」があります。

ぼくは、恋愛感情の好きってよくわかってなくて、それでも今まで

付き合ってきた人にはちゃんと好きと思ってて、

でもあれほんとに好きだったか、って聞かれると「うーん」って

なるんですけど、でも最近はそれでもいいんじゃないかと思ってきて

誰かに向ける感情に同じなんてないからそれでいいしそれがいいし、と

思ったんですよね。好きが何かを考えてみた時に、ぼくはたまに歌とか

場所とかに付き合ってた人を思い出す時があるんですけど、今思ったら

もらったものにはあまり思い出さないということがわかって。

メンヘラやってたぼくは、どんな感情でもいいからいつか、いつでも

ぼくのこと思い出して、馬鹿だったな、最低だったなとかでもいいんで

思い出してくれればなんかぼくの好きが消化されるというか成就されると

いう感覚です。ぼくは戸籍上の性別が女性なので女性が好きなぼくとしては

世間が幸せなんていう、普通なんていう、結婚や出産ができなくて

デキ婚なんて聞くと、ただ一本の棒がついてるだけで縛れる手段じゃん、と

皮肉を込めて思ってます。好きな人との将来がないに等しいんですよ。

そんなことはないと言われたら嘘じゃないんですけど。

だからか、そのせいにするのはどうかな、

でもぼくの「あなたのことが好きです」には

「いつまでも忘れられない傷をつけたい」がどうしようもなく

あります。もちろん「あなたを守るのはぼくがいい」とも

「あなたの笑顔を見ただけで自然にスキップしちゃうんです」とも

思ってます。結局何が言いたいのかというと

少しでも暇な時間があれば、あなたの

月が綺麗ですね を教えてください。

できれば恋人さんとか友達とか親とか聞いてみたら面白そうですようね。

ぼくにも教えてくれたら嬉しいです。




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