刻め1.5555番茶

目から鱗って出るんです。ポロポロ。
注目してた物事は、案外見えてるようで見え切ってないというか。
この現象がいま、お茶で多発していて！
焦点の当て方をくっきりさせたりぼやっとさせたりしてるうちに、さっきまで注目してたあれやこれやの輪郭がくっきりするあの感じ。あれにもう何度やられてきたか。うろポロ。。。

３ヶ月焙じてきた企画書を片手に、入間の茶畑へ出かけた。新茶前線通過後のお茶畑を車の窓から見てしまった。入間は大通りの脇に何せぬ顔で茶畑が立ち並ぶからほんと油断できない。サファリパークでいうところの、急にライオン出てくる感じ。

あたり一面みどりの絨毯の時にはわからなかった
お茶畑ひとつひとつが抱える事情をかいまみてしまった。今月末くらいに新たに摘む二番茶がすくすく生えてるところ、来年に向けてすっきり枝を切り落としてるところ、数年後を見据えて角刈りしてるところ、数年後を見据えてスキンヘッドにしてるところ、もはや抜根してるところ そこから新たな幹が生えてたところ、新しい木をうえてるところ　、、、まるで色んな時空を縫い合わせたパッチワーク。
コンタクトをはめた時のように、変化する流れが繊細に浮かんでみえてくる。みんな同じように見えていた景色が一色から三色四色と広がる感じにうろポロ。

視界にうつる景色で10年が語れる。
あそこの茶が3年後こうなって、6年後こうなって、、って、3分クッキングのBGMが脳内で勝手に再生されていく。1番茶→2番茶じゃない、私が見たのは1.5555番茶なんだ。と刻みたくて仕方がない。

深夜1:19。夜更かししながら、思い出の船にのってぷかぷか浮くまでがハッピーセット。日中にうろポロしちゃうと、眠れないんですね。今日は複数回うろポロしちゃったんですよね。まあ雷に打たれた、そんな感覚？そりゃあ眠れないのも無理はない。