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【衝撃】京都府議補選で維新候補が当選 維新の勢いが京都にも?

京都府知事選挙は現職の西脇さんが圧勝
 昨日、京都府議選及び府議補選(北区)の投開票が行われた。知事選挙の方は、選挙前からの情勢通り、自民・立憲・公明などが推す現職の西脇知事が共産党の推す梶川氏に大差をつけ再選。基礎自治体部などでは得票率8割を超える自治体が存在する程の圧勝劇を見せた他、京都市内でも中京区などの全ての行政区で梶川氏を上回った。

 NHKや各マスコミが実施した当日の出口調査によると、西脇氏は推薦を受ける自民党や公明党の支持層をまとめ、無党派層や立憲、維新支持層などにも幅広く浸透し現職の底力を見せた。

府議補選はまさかの維新の新人が当選 
 府知事選の西脇勝利は誰もが予想していた出来事ではあるが、同日行われた京都府議補選(北区)の結果には政界中に衝撃が走った。
 自民党現職議員が不祥事により議員辞職したことに伴い実施され、自民党、立憲民主、維新、共産の主要4政党が欠員分1議席を争う激しい選挙戦が繰り広げられた。議席奪取を狙う立憲民主や維新は幹部級を投入。
 特に立憲民主党は、夏の参院選で前幹事長の福山哲郎氏が改選を迎えるためにその前哨戦として党を挙げて選挙戦に挑んでいた。しかし、10日深夜、維新候補の当選報道が流れ各陣営に衝撃が走った。

 初当選を決めたのは、維新の新人畑本氏。7年前にも北区で出馬歴があり、母は維新の府議会議員を務める畑本國枝氏だ。公認発表から選挙戦まで短期間しかなかったものの、期間前は個別訪問などの『どぶ板』を展開。北区内に維新ポスターの存在感は日に日に増していったと言われているほどだ。地上戦重視の戦いは、大阪維新の会所属の政治や選挙に長けた地方議員らから直接指南を受けたという。地元の活動量を最重視する大阪維新流の戦いが選挙戦の結果を大きく左右したとも言えよう。

 直近の世論調査では維新の支持率は低下し、同じ近畿圏の西宮の選挙でも維新は全敗するなど退潮の兆しがあるとも言われていた中での勝利であり、関西維新の底力を見せたと結果となった。まさに『番狂わせ』が発生した瞬間であった。

注目は今年夏の参院選

各マスコミや識者が発言しているように、注目されるのは夏の参院選京都選挙区の情勢である。自民党、共産党、維新はそれぞれ新人を擁立し、立憲現職の福山氏は再選を狙い、まさに4つどもえの争いになると見られている。
(その点では今回の府議補選と構図はほぼ同一と言えよう)

先の衆院選で維新は、立憲ベテランの辻元清美氏や平野博文氏を比例復活も許さない完全落選にまで追い込んだ。次なるターゲットは京都選挙区で改選を迎える福山哲郎氏であるとし、党の最重点区の1つに指定した。

維新が誰を擁立するのか(とはいうものの、既に告示まで100日を切っており今月〜来月中には早ければ発表される可能性があるだろう)にもよるが、これまで京都で浸透してこなかった維新が明らかに党名で勝負できる状態にまで勢いが増していることは確実である。

今回の補欠選挙の結果では、立憲民主党の公認候補は維新にダブルスコアに近い票差をつけられてしまった。参院選は府内全域の戦いになることと、福山哲郎氏は非常に知名度が高いこと、地方選挙と国政選挙は直結しないことなどを考慮すれば単純比較はできないが、福山哲郎氏は極めて厳しい戦いを強いられることは間違いないだろう。

参院京都、大番狂わせが起こるか。注目が高まる。

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