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workawayで海外タダ暮らしをしてみた

日本と同様、デンマークの大学院生も8月はまるまる夏休みです。
せっかく海外の大学院にいるのに日本にいるのも勿体ないし、とはいえずっと旅行するのは手間もお金もかかる。それに、読まなきゃいけない論文や本がたくさんあるんだよなあ…と思っていた時にチェコの友人にオススメしてもらったworkawayというサービス。簡単にいうと、ボランティアをしたい人とボランティアをしてほしい人のマッチングサービスで、ボランティアをする人は代わりにご飯と宿泊代が無料になります。

私も8月後半の約2週間は南イングランドの超田舎にあるアルパカ農場を営むご夫婦のところで、平日昼間はアルパカの世話を中心とした牧場ボランティア+夜と週末は読書三昧の日々を過ごしていました。ネット環境が良くなかったことも合間って、読書が捗る捗る。おかげで本2冊、論文約10本を読破しました。
日本の友人の間では認知度がまだ低い感じもあったので、いろんな人に知ってほしいなーと思い、今回はそんなworkawayの利用方法と魅力について書きたいと思います。(ちなみにworkawayの宣伝みたいになってるけど、全く回し者ではないし何かあっても責任も取れません・・・・・・)

目次
1. workawayの登録方法
2. workaway先の選び方のコツ
3. workawayをしてみた思ったメリット
4. workawayをしてみて思った気をつけるポイント

1. workawayの登録方法

workawayの登録は誰でもできて、とっても簡単です。
workawayのホームページから、自分の名前や住所などの簡単な情報を登録して、年会費36ユーロ(約4200円)をクレジットカード経由で払うだけ。ちなみにこれを支払えば1年間何回でも無料でworkaway体験ができちゃいます。
支払いが完了すると自分のマイページができるので、マイページに写真や自己紹介文を掲載します。これは必須ではないですが、ボランティア募集している人たちに自分がどんな人かを伝えるためにも、恐らく登録しておいた方が良いと思います。私の場合はこんな感じ。めっちゃ適当(笑)

2. workaway先の選び方のコツ**

登録が完了したら早速ボランティア先を選びます。
このような検索画面があるので、行きたい国やキーワード(例として"kids"と入れています)と、"MORE SEARCH OPTIONS"の"Availability"で期間を選んでから検索します。

私の場合は、
・場所:イングランド
・期間:8月
・キーワード:sustainable
という検索でworkaway先を絞りました。

それでも検索結果はたくさん。
あとは地道に色々とチェックして自分に合うところを探すしかないですが、過去にボランティアした人の評価や返信率、hostの人が最後にいつログインしたか等の情報(以下参照)も出てくるので、それを参考にするのがいいと思います。(個人情報の観点からここには掲載しませんが、過去ボランティアの感想も各ページに載っているので、過去ボランティアの感想はきちんと見ることをオススメします。私もhost ratingが100%で感想の評価が高いところを選びました。)

ボランティアしたい場所が決まったら、後はそのページにあるcontactボタンからhostにボランティアしたい旨の連絡をして、返信を待つのみ!

人気のところは早めに埋まってしまうし、返信に時間がかかる人もいるので、同時に複数人に連絡してみても良いと思います。私も3人ほどに同時に連絡し、1人は既に受け入れボランティアが決まっていたため断られ、1人からは返信なし(直前に返信が来たけれど)、数日後に返信をくれたアルパカ牧場でのボランティアに決めました。

ちなみに世界には日本語を学びたい人もたくさんいます。キーワード検索で"japan"や"japanese"という言葉を入れれば、日本に興味ある人がヒットすると思うので、そのような方法も一つありかもしれません!

そしてボランティアを終えてみて思ったこと。それは、
・自分で料理してhostとは別に食事を取る所を選んだのは正解だった!
・受け入れボランティア数が2人のところを選べばよかったかも?

の2点です。1つ目は、もちろん私のhostのページに明記してあったのですが、選んだ時は特に気にしていませんでした。が、一日中牧場の超お喋りおっちゃんと2人で過ごすのはまあ疲れました(笑)私の場合、牧場のご夫婦の家とは別の離れに一人で住んでいたので、おっちゃんが定期的に冷蔵庫に追加してくれる食材から自分の好きな食事を作って食べる時間がとても貴重でした。2点目は、私のところはボランティア受け入れ上限数が1人だったのですが、2人以上を明記しているところもあります。私は超おしゃべりおっちゃん(詳しくは後述)に疲れるときもあったので、その疲れを共有できるボランティアが別に入ればもっとよかったかも?と思っているところです。

3. workawayをしてみた思ったメリット

何より滞在中の宿泊代と食事が無料なのは超メリット。お店なんて近くに全くないので、本当に一銭もお金を使わなかったです。ですが基本的に土日はお休みの場合が多いので、土日を使って旅行にもいけます。
また私の場合は、太陽光発電、地下水をくみ上げる仕組みやトイレやキッチン含めた家などすべて手作り、家庭菜園など持続可能な暮らしを実践している場所を選んだので、牧場のご夫婦がどのようにそのような生活に至ったのか、どのような暮らしをしているのか、ということを間近に感じることができました。
プラスアルファで、絶対的に英語の勉強になります。アルパカの世話から始まり、ガーデニング、DIY、観光客対応などのお仕事はじめ、ランチやカフェに連れて行ってもらったり、おっちゃん手作りの湖でカヤックをしたり木登りをしたり、私の場合は本当に四六時中おっちゃんと一緒にいたので、イギリス南部アクセントにだいぶ耳が慣れたと思います。
そして何よりアルパカが可愛かった。餌を持ってる時しか私に寄ってこない薄情者だったけど、モフモフしてて可愛かった。

4. workawayをしてみた思った気をつけるポイント

総合的には大満足のworkawayでしたが、上述のように超お喋りのおっちゃんに少し疲れたというのはあります。また私の場合は田舎すぎて、最寄りの街まで徒歩30分+バス2時間という立地(かつ日曜日はバスがお休み)だったので、あまりどこにも行けませんでした。まあその代わりに自転車で牧場の周りを探索して満喫したり、論文読むのに集中できたのは良かったのですが。。。。

結論としては、
・どのようなボランティアがしたいか(ボランティア内容)
・どのような暮らしがしたいか(立地、食事や部屋の場所、ボランティアの数)

を考慮してworkaway先を決めれば、大満足の海外タダ暮らしができるのでは!と思います。

最後にあとがき。
おっちゃんに気に入られた模様の私。最後のお別れの際に、何に使って良いか分からないアルパカの毛コレクション(!)とお手紙、アンモナイトの化石をもらいました。冗談(というか親父ギャグ?)をよく言うおっちゃんだったので、アルパカの毛コレクションを渡されたとき「えーまた冗談!?」と言いそうになったのはここだけの話。(言わなくて本当によかった。)ちなみにアンモナイトの化石は非常に感動的ムードで「何千年前のアンモナイトはずっと続くものの象徴。自分(おっちゃん)のことを君(私)がずっと忘れないように、これをあげるね。」と言われて渡されました。こわっ。(私は特に危ないことも嫌なこともなかったですが、全て自己責任なので、host先は慎重に選びましょうね、というメッセージを込めて謎のアルパカ毛コレクションを共有させていただきます....!)


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