サコクノキモチ。

武漢が封鎖解除したみたいだが、

誰もどこの国も、かの国からの入国は

しばらく禁止でしょう。

きな臭いウワサ話もチラホラ出るほど、

今回の元凶呼ばわりされてるでしょうし、

国際舞台での信頼は失墜したでしょうね。

なんか感情的になって、対中国の包囲網を

新型コロナでの災禍のシンパシーでつながり、

中国にはダマされないぞ！みたいな結束で

ヘンな流れになっていかなきゃいいけど。

いまは犯人捜しをしてる場合でなく、

どこの国も、自国のことで精一杯。

やられたらやり返すって・・・何返しもしちゃダメ。

トランプはなんかやりそうだし（マスクしろよ、笑）

ここぞとばかりに飛翔体ぶっ放す国もあるし・・・

新型コロナが長引けば、長引くほど

各国ともに鎖国状態になるのでは？

人の往来、物資の往来。無関係ではない。

でもそれくらいのことをしないと

早期の封じ込めは望めないでしょうね。

食糧についても各国が自国を

優先することになれば、

もともと言われているとおり、早晩日本では

食糧自給率の低さが致命傷になる。

材料を輸入に頼り、仕上げを自国でやっている。

近頃の日本はこんなイメージがある。

食品関係だけでなく、あらゆる材料を他の国に

依存しているものが多い現状で、

私たちの社会は完成品ばかりを

手元に求めている状況。

わかりやすく言うとコンビニですよね。

欲しいものをつくるのはヨソサマ。

この前提があっての、

自分たちは、できたものを買う生活。

買うお金はなんとか定期的に

入ってくるけども（いまじゃなくコロナ前ね）

材料は必ずどこかから来るもの、と。

この前提が根底から崩れたらどうなる？

モノを消費するマインドが支配的な世の中に

日々生きてきた私たちに今、転換期が来てる。

いや、もうずいぶん前からかな(笑)

いろんな材料についても他国からの輸入に

頼りっきりになってることが多いでしょうし、

国内で回しているようでも、元をたどれば

外国の何かに原料を依存しているものが多い。

コロナで各国が自分たちの国の内部で

自分たちの国の国民のために優先し出すと

どうなるんだろうか。

いまの日本のシステムは

機能が難しくなりますよね。

どんどん頭を抱えてしまいます。

システムの上でリラックスして

居心地よく過ごせる、

そんな日常は大きく崩れてくるのでは？

リサイクル的な環境や感覚がより身近に

なってくるものと思います。

私たちは資源が乏しい国と言われていますね。

あんなに国土のほとんどを森林で囲まれてるのに。

近代化された空間にハチの巣のように

ヒジのぶつかる距離に好んで暮らす。

皮肉なもので、蜜ならぬ密を好む。

それに目をつぶって、なんとかなると信じて

完成品を軸にして社会が成熟してきました。

田畑をつぶし住宅にし、アスファルトや

コンクリートで埋め尽くしてしまった。

おかげで熱は逃げ場を失い、生態系を壊す。

少しずつ、少しずつ。山崩しの砂のように。

食糧や必要な材料は湧いてくるわけない。

そんな魔法はいくら払っても

誰も教えてくれない。

材料がなくなるなんて、

どこか関係ない話みたいに

思っているところはないだろうか？

モーソーを続けていくと、

コメや野菜を中心とした私たちの食糧も

自分たち各自で生産して、まかなう場だって

必要になってきます。

そして自然災害の多発と付き合いながら、

コンクリートやアスファルトの景色を

苦々しくにらみつけながら、

一朝一夕に戻せない自然をうらやむ。

コンクリートは食えねえ・・・

原点に帰る、その最悪の視点も想定すべき。

鎖国状態になると仮定して、

サコクノキモチになってみると、

何が必要になってくる？

あれもこれもベースがなくなる。

もっと混乱してきますよ。

おにぎりが１個１０００円になる？

お昼ご飯がコンビニのおにぎり１個。

それも奪い合い。

時給１０００円がおにぎり１個に変わる。

昼休み１時間がおにぎり１個で消える。

１時間分の働きが、あんな小さな

おにぎりに変わる。やってられぬ。

そうなってしまったどうするんでしょう？

畑を作りまくって自分たちでまかなう。

食費をできるだけ安くおさえるべく、

家庭菜園のレベルを超えてゆく。

オフィスで機械を操作して、

合理的な働き方なんて

ちゃんちゃらおかしいほどに

なってくるかもしれない。

香ばしいコーヒー片手に、

スタイリッシュにふるまい

からだを動かさずに

ラクして暮らしていけるだろうか。

私たちは新しい未来をつくってる

なんていうより、

いまはとにかくツチをつくって、

耕して食べるものを何より優先して

畑仕事に精を出さなくてはならない。

そういう状況が訪れるかもしれません。

こういう視点も大げさすぎる

かもしれませんが、

私たちもどこかで想定して

考えておかなければならない。

考えたくないけど、

考えていかなければならない。

実は私たちがこころのなかで

ずっと抱えている問題かもしれませんよね。

聞きたくない、言われたくないだけで。

家の小さい庭で毎年、土いじりをして雑草を抜き、

クッサイ肥料をまいて楽しそうに野菜をつくってる、

ウチの母はよく言います。

「買えば高いんだよ」と。

なんか落語家っぽい終わり方、イヤだな(笑)