ラインを越えてるのを気づけない人はいる

粗品の宮迫へのプロレスだが

残念ながら風向き変わりそう

ラインから少しはみ出す

それが芸人の矜持だと思うが

完全に出てラインを越えた

こういうラインの見極めができて

やってると思っていたのだが

お蔵入りざまあみろは、越えてた

やり方に世間が引いてると

わかり始めると支持している人も

一気にサーッと引いていく

そうならなければいいのだが

当初、才能ある芸人だなと、でも

怒りがベースになって少し間違うと

火がついて燃えやすい状態になる

物怖じせず気っ風の良いスタンス

着火しやすい彼のパフォーマンスは

それをみてスッキリ解消したい人に

支持され、さらにアオられ暴走する

外野は面白がりさらにガソリン投入

褒めるコメントで可視化されたらもう

さらに火も舞い上がること間違いなし

ギャンブルやる人間なら少しわかる

高揚感に酔って踏み越えてしまう

勢いで行ってしまえ的な衝動なのか

たとえ狙いがあっての計算

だとしてもですよ、そのライン

世間は理解してくれないだろう

残念ながら、ちょっかい出してる

序盤のままなら、まだ許してくれる

ざまぁみろまでいくと、あかんぞと

でも私たちでもそういうことある

イタズラやチョッカイの度が過ぎると

相手も周囲も急に怒りに変わること

え？いままで笑って乗ってくれて

楽しんでたのに、急に？って思うが

このラインに気付けない人がいる

こういう怒らせてしまう人ってね

結構いるんですよ、ワタクスも

意識して気をつけてはいるが難しい

怒ってしまうタイミングの手前で

言葉を飲み込む大事さを意識してる

他人を見ていて反省することも

でも無意識に飛び越えてしまって

相手が怒ってしまうこともある

あぁ、そうか、やりすぎてたなと

言いたいことを全部、言い切る

言う側としては気持ちいいのだが

相手は気持ちがいいはずもない

なんかもう相手を怒らせることで

商売したり、話題づくりさせたり

素性や実体があらわになると引く

昨今の騒ぎはコレばっかりで

周囲もソレを欲しがり火を

つけたい衝動に駆られてしまう

粗品もそこで踏み込んで越える

クセみたいなものが周囲の人間に

見えてきて、引いていく人も出る

おそらく芸というより人間的なもの

呼び捨てや反抗的な態度は一時は

新鮮で爽快感を人に与えることもある

そこを才能とブレンドさせてやって

演じてるだろうけど、演じてる部分と

素の部分の境界線が自分でも

わからなくなって暴走してる人

粗品がそういう印象になってくる

こういうダマシ絵的な見え方に

急に気づくと、周囲もそうとしか

見なくなってしまうんですよね

家の天井のシミが人の顔に見えると

人の顔にしか見えなくなるみたいな

昨今の流れを考えると

他人を咎めすぎることでも

善悪問わずその節度を気にする

そこまで言ってやるなよ

そこまで言ったらダメだ

イコール、見損なったと

烙印を押されて挽回不可能に

あえて、逆に言う面白さもある

でもその時代はもう終わったし

痛いけど気持ちいいような

面白さはもう理解してもらえぬ

プロレスしてるという認識は

昭和や平成で生きてきたワタクスは

なんとなく理解できるけれど

でもだんだんその肩身も狭くなり

怒りすら否定される流れにある

怒りは大事なんですよ、あえてね

昨今の人間として大事な機能を

どんどんフラットにしていき

こなすだけの人間を大量生産

するよりは、感情があっていい

だけどもだっけーど、ですよ

許容の境界線のセンサーがあるなら

今回は飛び越えてしまったことを

素直に謝ることも人間として大事

まだ若い芸人さんですし、将来は

丸くなってイイ感じなることもある

今回、このラインを越えてしまったが

反省せずに突き進むパターンで

目論んで個性を出しにくるだろうけど笑

ギャンブル好きはあえてこの状況で

踏み込んでいくチャンスだと捉える

その心理状態になりやすい性質を持つ

ましてや、芸人ですから余計に

やや破天荒を意識しがちになる

そこを突き抜けると誰にも持てない

個性があると認められると意識する

だからこそ狙ってやってる部分もね

でもそのパターンは１０年先、２０年先

見据えた場合にいまの時代は許すか？

ここまでやることを見せつつ

いま、逆にあえて、引いて謝る

そっちのほうがバランスはとれる

本人はそんなバランスクソくらえと

思っているのでしょうけどね笑

とりあえずここまでくると

引いて謝ることも大事だなと

客観的に長い目で見るとね

うまくプロレスしてほしい

宮迫は余計なチャチャが入り

いろんな誘いがあるだろうけど

大局を見て立ち回ってほしい

ケンカ芸であるならば周囲は

火をつけたがるのを自重しないと

ホントはダメなんですがね

コレをエサに楽しむ人は

倒しても倒しても現れる

ゾンビみたいなもんですから