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ウラヤミとウラメシ。


第二波のなかでの連休。

自分を戒める、自己判断で律する。


緩んで伸びきったゴムは

もとに戻せるだろうか。


現代人は欲のコントロールが

非常に難しい環境に生きている。

あの日常に戻したい、これが強い。


言われると、わかることを素直に聴けず

なんなら、他人にも言われたくない。

言うと他人が不愉快になったりしてしまう。

それを避けたがる。


コロナの不安や第二波を気にしながらも

誘いを断れないでいる人は結構いるはずだ。


なんの根拠もない、大丈夫だよを盾にして。

チラシを丸めてつくった剣で立ち向かう。


もともと関係性があいまいな距離の人、

行動や素性が知れない人ならば

どんな人と接触があったか、

わかったものではない。


憶測や不安だけが強くなり、

苦しくなってしまう。


あいまいな距離の関係だからこそ、

断りきれないのも事実ではないだろうか。


ここにもある、同調圧力。

どれだけ私たちの日常に同調圧力は

隠れているんだろうか。

隠れミッキーどころではないぞ・・・


結果的に「楽しい」を共有したつもりが

楽しいかもツラいかもよくわからず、

リスクしか発生しないというワナ。


酒が入れば時間も忘れる、

距離もマスクも忘れる。

暑くなるし、熱くなるから

飛沫も声も大きくなる。


ほら、売上のために来てくださいよ

という言葉に無下に断れずに乗っちゃうと

こうなっちゃうよ。

そんな心の声にも反応はイマイチ。


わかっちゃいるけどやめられない。

いつからか誰かに線を引いてもらわないと

ガマンが効かなくなった。


怖がりすぎるのとはちょっと違う。

なんだかモヤモヤする感情だ。


ワクチンがあるなしでこれだけ違う。

避け続けることしか予防のすべがない。

いまはどうしたってそうなってしまう。


何もなければ今頃、オリンピックに

浮かれていたのだろうか。


都合良く進みすぎた日常を

私たちはうらやみながらも、

都合良くいかなくなった日常を

うらめしがっているのだ。











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