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笑うところで笑わず、悲鳴になる時代。


今年も放送したお笑いの日。

なんでしょうね、最近の流れか。

「笑うところで笑わず悲鳴」

この問題がけっこうあったかな。


ほんこんの怒り方とかもう

ちょっと雰囲気違うんだよなぁ笑

笑いを誘えない怒り方のトーンだと

いまの客はすぐ引くんでしょうね。


ほんのちょっとのさじ加減でも

バカにして、イジメのギリギリを

笑うという雰囲気がもう無いんだな。


そうなると、どっちに合わせるか。

ワタクス世代は、あのほんこんでも

ほんこんのキャラを知ってるから

強めにイジっても面白いんですが。


むしろもっと強めにガツガツ行って

振り切っていって怒りを通り越して

笑う表情に、ほんこんもなるとね。

雰囲気も変わったかと思います。


ただ、ほんこんも最近の出方では

怒り先行型で、社会的な問題とか

自分の意見を発信してネットでも

取り上げられたりするから。


客にもそのキャラが定着してるから

すぐに笑えない、怒りのトーンで

聞こえてしまうんでしょうね。


もっと怒りを通り越して本人も笑う

そこまで見せないと、客は笑えない。

笑いのガイドがないとダメなのかも。


客の年齢層をあえて中年以上にして

笑いをアシストしやすい環境にして

延命措置をするのがいいのか。


客の年齢層そのままでカドのない

笑いで、ほんわか路線でいいのか。

難しい局面なんでしょうね。


たぶんそっちになるとワタクスら

お笑いドップリ中年世代以上は

もう見れなくなるでしょう。


いま思うとドリフとかの

おばちゃんの笑い声くらいの

あの年代の雰囲気で、

こっちだよ〜って客を引率して

笑いを誘うほうがいいのかも。


笑ってるほうが悪いみたいな

笑うのに迷って黙ってしまう

雰囲気に客も世間もするともうね

ホントに全部、殺してしまうから。


ランジャタイとダイアン津田は

津田のキャラの浸透具合もあって

客もスッと入って行きやすかった。


ほんこんは、笑いのトーンに

客がスイッチできない強い言葉や

トーンの怒り方で、客が引いてた。

ホントに対照的な感じになってた。


怒り芸って難しいんでしょうね。

怒っても笑いになるという情報が

客の側に浸透している場合でないと

客は素直に笑えない時代になった。


お笑い中年世代は、最初から

自分も笑う気でいるのが大きい。

笑う準備ができてるような。


若い世代は笑う準備というより

見せられるものを笑っていいか

自分の感情で判断してるみたいな。

ん〜、伝えるニュアンス難しい笑


芸人側はどうなんだろうなぁ。

ホントはもっと吹っ切ったほうが

ギャップがあって笑えるのにと。


本人らはそう考えてるけど

時代が許さないみたいな

狭間で揺れてる感じなんだろうか。


客に合わせて、これまでの笑いが

死んでしまっても新しい時代の笑いを

客目線重視で浸透させていくのは

正直、なんか負けなような気が。


下品とか下ネタとか、差別的とか

もう既に昔と違って敏感な時代に

育った世代を客に入れて

笑うタイミングを任せるとこうなる。


TKO木下は、ほんこんよりは

笑いやすくやってくれましたよね。


客は木下が入ってきたとき

一瞬、引いてましたけど笑

これがもう、笑う準備してない証拠。


でもすぐ笑える雰囲気にした。

この差は、デカかったかな。


ペットボトルも、ガイド笑いで

笑える雰囲気にしたほうが

いまの客はついていきやすい。


ダーハマのキングオブコントでの

ビンタ一閃もね、同じですよ。


結局は、お笑い芸人側が

やりたい笑いの雰囲気自体に

客が未経験なだけなんです。


お笑いのやり方を芸人以外が

客が決めてねじ曲げてしまう状況は

あまり良くないと、個人的には思う。


いまの若い世代は怖いで止まって

怖いの先にある笑えるゾーンを

知らないで育ってきたのも

大きいんですよね。


怖いの先にある笑えるゾーン。

そういう表現でしか説明できないが。

ワタクスはあると思ってます笑


そこまで演者が客を引っ張って

持っていくテクニックやキャラが

合致していないといまは厳しいのかな。







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