見えていない欲の加速。

緊急事態宣言が解除されると

自分たちが見えている視野以上の

困難が必ず、起きるということ。

これを国民の側が想定しているか。

意外と大きな問題だと思います。

人間はなんとなく

欲が上回る瞬間がある。

おぼえはないですか？(笑)

ワタクシはあります。

そのタイミング、瞬間が

多くの人によって重なってしまい

大きな波が起こるんでしょう。

つまり、解除によって発生する現象。

出かけたい、楽しみたい、〇〇したい。

こういう欲のタイミングが多くの人と

ちょうど重なりやすくなるということ。

こういうときはあえて引く。

そういう人は本当に少ないでしょ？

だから行列ができるし、密集が生まれる。

そして我先にと奪うために先着しようと

争いが起こっていくんです。

そして誰もが自分の欲は叶えたいけど

他人は遠慮すべきと思って行動してる。

自分のことは棚に上げて他人が遠慮せよと。

これはずっとありますよね、ホントに。

自分は意識を高く持っているけど

他人はそんなに高くはないよね。

って言いながら、周囲が欲を叶える光景を

横目で見ると、自分も動き出したくなる。

自分だって欲をかなえたいのに

ズルいよ、羨ましいなどの気持ちが

瞬間的に湧いて、アタマを一瞬で支配する。

じゃあ、自分たちも楽しみたい。

こっちの欲求が強くなる。子供だ。

子供というか、人間はそうなんでしょうね。

こうやってみんなが自分の欲求を

ちょっとギアを上げて叶えようとする。

その加速をみてしまい、知らず知らず

自分も釣られて、加速してしまう。

たぶん、これから春の行楽シーズンなど

陽気に誘われたり、年度末であって

人の移動や異動に伴って生じるイベント。

いろんなことが重なると余計に加速がつく。

この見えない加速について

あらためて考えて発信すべきですね。

自分がガマンすることで

他人が助かるという耳ざわりのいい

話ではなくて。

だから、やめましょうというのでは

人の心は動かない。

おそらく、逆に

自分が他人を羨ましがることによって

加速する欲があるんだよ

と自覚することです。

この欲を認めて、自覚することが

大事なんじゃないか。

ダメだとか、しちゃいけないとか。

そっちの効力は意外と弱いと思う。

ワタクシなら、逆の攻め方をする。

あなたにも、わたしにもその気持ちは

あるんだからな？ってそこで止める。

余韻というか、余白を残して人を試す。

あとは、自分で考えればいい。

自制する心とは、自分発でなければ。

他人発で自分をコントロールすることに

慣れすぎた日本の社会。

時世に流され、自制を見失い

自省するという。

その繰り返しをしてる。

相変わらず、漢字にはいろんな

ヒントが隠されているんだなぁ。