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第二波と日本人の特性。


どうしたって拡大しますよねコロナ。

100%言うこと聞く人間なんか

いないんですから。


実は逆にちょっとそれで安心というか、

ホッとしてるというかね。


これでみんなが揃ったら軍隊でしょう?

その意思統一は逆に恐ろしいから健全です。


コロナに関しては忘れがちですけど、

2週間前に検査した人の新規の陽性。


これはやっぱり2週間後を予測して動く

2週間後の想像力が各自必要なんですよね。


意外と現代人は想像力が弱いでしょう?

なんでも可視化してきた弊害なんです。


全員がちゃんとやってほしいけど、

全員がちゃんとやってても気持ち悪い。

この素晴らしき矛盾、このバランス。


実はこんな非常時だからこそ、

重要な考え方なんですよね。


コロナによる経過をみていると、

私たちの心理状態がおぼろげながら

見えてくるんです。


いったん、止まってまた動いたもの。

それは再度、動いたときのほうが、

止まる前よりもスピード、パワー、

気持ちが若干、上回ってくる感じ。


コロナの前と後で、

前・40キロ走行↔️後・60キロ走行

気持ちアクセル強めなんですよ。

取り返したい気持ちが強く働くから。


だから再開後は、また止まるのか!?

っていうストレスが強くなるんだとも思う。


心理的な加速、焦りとかもあって、

気持ちはコロナ前に戻したがってしまうから

どんどん前のめりになっていくんですよね。


PCR検査とか、コロナかどうかが

わかれば私たちも本当の意味で、

行動制限はかかるんでしょうけどね。


マスクより検査キットを必死こいて

つくってたほうがまだよかったのでは?


って前に書いたんですけど、

コロナだよ、ってわかったら

みんな行動が変わってくる。


それは同じ都道府県内、市町村内に

感染者が出たってだけでも

意識が変わるでしょ?


たぶんそこの認識でしょうね。

そこがわかればまったく変わるんだけど。


ただ、第一波のときにコレをやっちゃうと

混乱が大きいと判断したんでしょうね。


第二波のときなら、多少混乱もセーブし、

初めてよりはコントロールが効くから。


新しい生活様式でがんばりましょうでは

人間、テスト無いのに宿題やりなさい

言われているようなもんですからね。


第二波時やその前にやるなら、

個人にひとりひとつ検査キットは無理でも、

せめて各世帯に検査キット1つ。


一番不特定多数の人との関わりが多くて、

行動範囲の広い人が、年齢問わず検査する。


そうすればある程度、各家庭のなかで

感染リスクの有無が表面化するから。


最初はコロナ差別みたいなのはある。

でも人間、無傷でいられないんですよ絶対。


たぶん、日本人のコロナ不安に対する

過剰な反応を意識した上での方針でしょう。


一度の落ち度でキライにならないで。

って言っても村八分意識がジャマする。


一度の失敗ですべて否定すべきじゃない。

その否定はいつか自分に還ってくる。


それでも日本人をその程度に決めつけて、

混乱する国民性を認識した上での措置。

政府はそういうふうに見ていたんですよ。


だから余計な混乱こそ無意味だから、

あえて知らないほうが幸せみたいな

価値観で検査を拡充しなかったんだと思う。


比較的、言うこと聞く従順性がある、

日本人の特性を考えての舵とり。


多少の混乱はあったものの、

最小限に抑えられたのは

こうした判断の結果だったのかなと。


それもこれも日本人は操作しやすいって

皮肉が込められている気がしますね。




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