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お裾分けに、タル罐

今年作ったドクダミ茶が余りまくってしまって一人では消費しきれないと見たので人にお裾分けする事に致しました。

この通り大量に生えておりますので幾らでも作る事が出來るのでありますが、いさゝか作り過ぎたかもしれません…。

…と云う訳でこのドクダミのお茶っ葉をお裾分けするのでありますが、それには入れ物が必要です。
然して折角なのでお茶っ葉を入れる容器を自作した上でプレゼントする事に致しました。

それがこの手作りの「タル罐」です。
こうした物は通称「リメイク罐」と呼ばれており、私も珈琲豆の入れ物に幾つか作っておりました。

これまでの作品

何と言っても材料は手輕に入手出來ますし費用はタダ同然です。
それでいてデザインの巾が廣く、なかなか面白い物です。

…と云う訳で今回はこの罐珈琲の空き罐を使いました。

よく見かける形状の罐

割とよく自販機で見かける樽の形をした罐を使います。
これはなかなか良い素材でございまして工夫次第で色々なインテリアや容器に化ける事が出來ます。
今回はこの2つの形状の物を選びました。

先ずは當然の様に中身を飲み干してしまいます。
それから罐切りでこの様に上部を切り取ります。
そしてよく洗って入念に水氣を取り除きます。
これはスチール罐なので水が残っていると錆びの原因になりますので念入りに行います。

切り口は丁寧に処理します

このまゝでは切り口が鋭利で危ないので、この様にプライヤーで切り口を圧し潰します。
人にあげる物なのでこの作業も念入りに行います。

お洒落に変身中…

あとは100均ショップ等で賣っている木目調のインテリアシールを貼り附けます。
この時に木目を縦方向にするのが重要です。

洋樽は少し大変…

寸胴の樽は比較的簡單なのですが、中央が膨れている形状の洋樽はこの様にシールの形を工夫して貼り附けていきます。

アルファベットのスタンプと修正液で…

折角なので樽にはレタリングを施します。
修正液で数字を書いた上に100均ショップで賈った小さな英文字の判子を使ってそれっぽく仕上げていきます。

完成迄あと少し…

木目シートは貼り附ける前に装飾を施しておくと簡單です。

何とか樽に近附いてきました

あとは黒い絶縁テープや銀色のダクトテープで樽のタガを作ります。
テープを細く切って樽の周りに巻き附ける様にして貼ります。

樽の完成!

ここで樽に蓋を用意します。
この蓋は松竹梅の「天」と云う銘柄のカップ酒の物です。
この銘柄のカップ酒の蓋が空き罐にピッタリフィットなのです。

多少遊びが出來る場合はタガで使ったテープを罐の口の周りに貼っておけばピッタリ閉まる様になります。

中身は美味しく頂戴しましょう

蓋が欲しいのです。中身はオマケの様な物です。
當然の如く呑み干してしまいましょう。

フチと天面も木目調に

こうしてシールを貼ってフタも出來たところで中身を詰めていきましょう。

今回は珈琲もセットで…

なかなかサマになってきました。

紐で縛って出來上がりです

あとはフタが外れてしまわない様に紐で縛っておけば安心です。

余っている物をお裾分けすると雖も折角人に贈るのですから、それはこうして少々お洒落にしたいものです。
この一寸した手間で喜んで戴ければこちらも嬉しくなりますし、こう云う工作は好きなのでこちらも製作を樂しめて尚の事有意義なのです。
そして何より廃品を使う訳で材料費なんてタダみたいなものですし、こう云う時の為に空き罐を取っておけば氣輕に作れます。
罐珈琲とカップ酒のオマケも附いてきますし…。

やはり人にあげる物は喜んで戴いてこそ價値のあるものだと思います。
それも自分の可能な限り出來る事をすればこそです。
折角こうした物が作れるのですから、こう云う時にこそ役立てるべきかと存じます。

久々の手描き…

折角ですのでジブリ好きの友人の為にメッセージカードを添附致しました。
タル罐を作るので時間をかけてしまったのでこちらは少々手抜きですが無いよりマシかと思いました。
決して上手ではないにしろ「用意出來る限りはやってみる」と云うのが私のコダワリです。

折角のプレゼントですし…。

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