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セーラームーンを描いてみた。

その昔、私の子供時代に人氣の漫画番組と言えば水曜日の『ドラゴンボールZ』と土曜日の『セーラームーンR』でした。
大体、木曜日か月曜日の朝はこの漫画の話題がクラスでも1度は出てくるものでございました。
そして男女問わず給食の時間等はこの話題で盛り上がるものでございまして、私も例外ではなく兩方観ていた人間だったのです。

さて、そんな思い出のある漫画でございますが、かの「セーラー戰士」達を描いてみました。


但しドット繪で…

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それがこちら。

密かに作り續けている「RPGツクール」ですが、このマップキャラクターの規定サイズである巾24×高さ32マスの範囲内で出來る限り表現するには……と頑張ってみました。

實は私はゲーム本編の製作に疲れてきたりすると關係無いモノを作り出す惡い癖があるものでございます。
だからゲームの完成など到底考えられないのです。

このドット繪のセーラー戰士ですが、普段着物のキャラクターしか描かない私にとっては或る種の挑戰でした。
着物は比較的簡單な直線で表現出來、軆形の線等は或る程度誤魔化しが効くものでございました。
(だから私の描くキャラクターは和装が多いのです)
ところがセーラー服(…をモチーフにしているコスチューム)は獨特な形状をしており、しかも下半身の大部分(脚部)が露出しているデザインなのでそれをこの少ないドットの範囲で表現するにはいさゝか工夫が必要でございました。

脚は細過ぎず太過ぎず、開き過ぎず閉じ過ぎず、ガニ股になり過ぎず内股になり過ぎず、且つスカート丈は適切に…!

…と、こう云う試行錯誤は樂しいもので腕の見せ所とも考えられます。
上半身も襟やリボン等の造形をなるべく潰さない様に、それぞれのパーツ毎に最大限の省スペース化と最適化を求められます。
髪型も同様です。
特にセーラームーンとビーナス、そしてちびうさは比較的大きな髪飾りも有るのでそれぞれの特徴を掴み、それを最小限のドットで表現する事になります。
兎に角、現物を忠實に再現するのではなく、或る程度デフォルメして「解る様に」表現する事が優先されるのです。

但し彼女らは総じて見て同じ様なデザインで統一されているので、ちびうさを除く5人は1つの雛形を作っておけば細部と色の変更だけで何とかなります。
實は5人は額から下が全て同じ様に出來ています。

問題はちびうさでした。
彼女は他のキャラクターと比べて小柄なので同じサイズに収めようとすると違和感が大きくなってしまいます。
かと言って小さくし過ぎると今度はドット同士が干渉してしまい造形にならなくなるのです。
しかもあの上方向に場所を要する髪型をしているのでそれを考慮すると結構難儀でした。
これはゲーム本編のキャラクターも同じなのですが、子供は本當に難しい…。
こう云うのは大きなキャラクターの方が樂なのです。

結局、ちびうさは何とか小型化してもこのサイズになってしまいましたが、ま…良しとしましょう。
何事も妥協が大切です。

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この描いたドット繪は當然ゲーム内で取り込んで使える様になっているのですが、正面1パターンしか作っていません。
いくら私でもゲームに關係無いモノに前後左右3パターンずつ合計12個の画を拵えるつもりはありませんでした。

…でも折角なので「異人の館」と云うダンジョンの美術室に展示してある人形役で出す事にしました。

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先程から部屋の右上に佇んでいるのはこの館の使用人、コレをイマドキの人達は俗に「メイドさん」とか言う様ですが、セーラームーンの服装をベースについでに作ったものです。
(これもカチューシャがパンツを被っている様に見えてしまい苦労しました…)
時代劇の世界観からは大巾に外れたものになりますが、これ位の御愛嬌が有ってもいいんじゃないかな…と思いました。

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ちょくちょく古い單語が出てきますが、時代劇ですからね、仕方無いね。


さて、氣分轉換も出來たところで本編の製作を久々にやる事にしましたが少々間が開いてしまい、どんな感じだったかすっかり忘れてしまっていたのでイベントの「フラグと要点」を記録しているExcelシートを參照しつつテストプレーを進めてみて、やっと思い出しました。
私は鳥山明先生と同じ様に結構行き當たりばったりで作っている箇所も有るのでいい加減です(笑)

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或る村が無法者の浪人達に占拠されてしまい、それを助けに行く段階でした。代官所の役人が先に駆け附けているところです。
この通り、村の出入口以外の場所から潜り込む必要が有るのですが、はてさて…どうなります事やら……?

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