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移動図書館PJ 模型制作ワークショップ①開催報告!

こんにちは!
モバイルハウス型移動図書館プロジェクトの運営をしてます。九里です!

図書館や公園、「みんなでつくる」のようなワードに興味があって、今回プロジェクトに加わっています。小布施新参者ですが、これからよろしくお願いします◎

さて…モバイルハウス型移動図書館といえば、令和4年度テラソの目玉企画の一つ。
『交流と創造を楽しむ、文化の拠点』をコンセプトに生まれた小布施町立図書館(通称:まちとしょテラソ)ですが、図書館だけが交流の拠点になるのではなくて、あらゆる場所で交流を生み出すような「動く交流拠点」を地域協働でつくっちゃおう!という激アツ企画です。

チラシ_モバイルハウス型移動図書館_模型制作WS

今日はさっそく、私も参加してきた第1回目の模型づくりワークショップの様子をお伝えします。


集まったのは、見事に『多世代!』

2月23日(水・祝)。
テラソの多目的室は、コロナウイルスの感染状況を鑑みて少人数ではありつつもわちゃわちゃしていました。
そこには、下は小学6年生から、上は70代までの老若男女が!
「模型作りしましょ~」の呼びかけでこんなに多様な方が集うのですね。
さすが図書館!
さあ…どんな形ではじまっていくのか…?

テーマは『繋がり』をうみだす移動図書館


みんなでわいわい自己紹介をして、互いの顔と雰囲気がわかったところで、館長からの企画のコンセプトや想いの話が!

出てきたキーワードは『繋がり』。

なるほど、いきなり模型作りを始めるんじゃないんですね。確かに、モバイルハウスのパーツ渡されて好きに作ってって言われても困るよなあ。

大人もこどもも、ワークシートに向き合いながら自分の思う「繋がり」をイメージして言語化していきます。

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・「繋がり」という言葉を聞いたとき、どんな色を思い浮かべる?
・どんな雰囲気や質感、形をもっていそう?
・どんな風景や空間が連想される?
・もし、あなたのイメージする「つながり」を生む自由自在な動く空間(モバイルハウス)があったとして、そこにはどんな人たちが集って、どのように過ごしていそう?
※ワークシートから問いを抽出

抽象と具体を行ったり来たりして、頭の中をかき混ぜて整理していきます。
その集中力はすごい!一心不乱にペンを走らせる音だけが響きました。

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一旦、「繋がり」の自分なりのイメージ・ビジョンが浮かんだところで、次の問いへ。

あなたがもしも、自由に作れるとしたら「繋がり」を生み出すモバイルハウスはどんなデザインになりそうですか?

きました!
ここでようやく、モバイルハウス本体のデザインを考えていきます。

模型WS_志賀_記入例_裏

※↑志賀館長のワークシート

ある程度、イメージを書いたらグループのみなさんと見せ合いながらアイデアをもらったり、機能を書き足したり…

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表面のワークシートで思い描いた質感がそれぞれ違うからか、全員が本当に個性的なデザイン!
ドーム型の方もいれば、家の縁側っぽい方、子どもの秘密基地のような海賊船のような形になる方もいれば、デジタルサイネージの壁で、ドローン発着場があるようなデジタル情報拠点になっている方も!(そしてその一番デジタル活用しているのが70代のおじいちゃんという驚きも二重に!笑)

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私は、やっぱり「繋がり」に丸くて柔らかくて、温かみのあるオレンジとか薄めの黄色のイメージがあったので、丸みを帯びた外観や窓になっていって、亀のようなデザインになりました。
(参加者の皆さんからは、テラソの雰囲気に似てる!と言っていただきました😊)


さあ…ようやくここまできました…

ここからは…

そして、黙々と作る制作タイムへ…


実際の模型作りへ。
各自の机には、組み立てれば模型の軽トラックに載るモバイルハウスが完成する実寸20分の1サイズのキットを準備してあり、それに何を足すのか、曲げるのか折るのか、で、自分のスケッチが立体になる方法を探っていきます。

ある人は、屋根にドームを付けたいから紙を丸く切ってみたり、スロープを付けたいからと破材を手に取っている姿が見受けられ、自分の想像を形にしてみるというクリエイティビティを発揮する時間を過ごしました。

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私もとにかく必死。
丸がうまく切れない…。
あーでもないこーでもないと手を動かしながら、集中して一番楽しんじゃいました(笑)

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皆さん、時間を忘れ作り進め、あっという間に終わりの時間に。
(私も声をかけられるまで全然気づかなかった…)

「あのー、、、そろそろ、、」

と声を掛けても、まだ!もう少し!となかなか手が止まらないほど熱中している様子が見え、企画側一同嬉しい気持ちになりました。

鑑賞と共有と、いい感じのモヤモヤ


皆さんになんとか作り終わ”らせて”もらい(笑)

机の上に一列に並べ、まずはみんなでそれぞれの作品を見て回ります。

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※↑私(九里)の作品。亀っぽい。そしてテラソっぽくもある。


そして、伊藤さんのファシリテーションで、一人ひとりのこだわりポイントを紹介をする時間に。

「わたしの繋がりのイメージは・・・」

からはじまり、熱をもってこだわりポイントを発表することで、「イイネ!」「すごいね!」「便利だね!」「子ども喜ぶ!」など、互いの作品からインスピレーションを受けあいます。

ただ、みなさん、やはり時間が足りなかったようで、
「もっとここをこうしたかった…」
「本当は外側にこんなものがあって、中にはこんなのがあって…!」
と、未完成の部分を名残惜しそうに語ります。



大丈夫です。


今日は1回目なので、まだまだ 時間あります。



と、いうことで、一旦第1回目のワークショップはワクワクとちょっとモヤモヤを残しながらお開きとなりました!

今後もあと2回ワークショップがあり、内装を考えたり、広場を考えたりしながら派生的に妄想を広げていきます。
1回目に参加していなくても大丈夫な設計でやっていく予定です。

まさに、今回皆さんに出していただいたようなアイデア模型から、要素を抽出しながら、移動図書館のデザイン・設計図が作られていきます。
その担当は、今回の講師である設計士の伊藤さん。
「こんなに面白くなると思わなかった!(笑)」と、終了後の企画者同士の打ち合わせでは武者震いされていました。


ここから皆さんのアイデアがどんな形にまとまっていくのか、楽しみです!!!

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素敵なおしらせ(この企画に参加してみたい人へ)


◎今回、お越しになれなかった方、この記事や図書館に訪れ興味を持った方へ


①デザイン検討ワークシート

➁模型パーツ 制作用型紙 

を大公開しちゃいます。

➁の型紙は、A3サイズの段ボールに貼り、線に沿って切り取ると、20分の1サイズのモバイルハウスを組み立てることができるキットになります。

おうちで隙間時間に作って、テラソに持ってきていただくと、
みんなで作るモバイルハウスのアイデアに加わります!
或いは、
#テラソのモバイルハウス型移動図書館  
でつくった作品をSNSに投稿してもらっても構いません。

ぜひお気軽にチャレンジしてみてください。
ワークシートだけのご持参も大歓迎です!


次回は、内装のアイデアをみんなで考え、作っていきます。ぜひ、ご興味のある方はご参加ください。


▶日時 3月5日(土) 10-12時半ごろ
▶場所 小布施町立図書館 まちとしょテラソ 多目的室
▶定員 20人
▶対象 小学校5年生以上(社会人も歓迎)




記事をお読みいただけるだけでとても嬉しいです。ありがとうございます。 もしもサポートをいただける場合は、図書館企画の運営費として大切に使わせていただければと思います。図書館の進化プロセスを今後もご一緒できたら幸いです。