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東京スカイツリー10周年記念特別ライティングデザインの最優秀賞を受賞しました!

やったーーー!!!

伝えたいことは結論から、ということで、今回言いたいことはタイトルに書いてある通りです。

間違いなく、私の人生最大の快挙!!
後にも先にも、きっとこんな奇跡はありません。
だから、特別ライティングが点灯している間くらいは浮かれさせてください!


ということで、先日行われた点灯式に参加させて頂き、僭越ながら点灯ボタンを押させて頂きました……!

応募から受賞、そして実際に点灯するまでにあった様々な出来事や今思うことについて、記録できたらと思います。


特別ライティングデザイン募集とは?

2022年4月13日〜8月31日に開催された「東京スカイツリー®開業10周年記念 特別ライティングデザイン募集 Supported by Panasonic」。
『みんなのスカイツリー』をテーマに、開業10周年を記念した特別ライティングデザインの募集が行われました。

概要についてはこちらをご覧ください。

東京スカイツリー® 開業10周年記念 特別ライティングデザイン募集 |イベント|東京スカイツリー TOKYO SKYTREE (tokyo-skytree.jp)


応募のきっかけ

応募のきっかけは、とにかく展望台が大好きだから。

最初は、デザインとかやったことないし応募しなくてもいいか〜と思っていました。
しかし、締め切りが近くなるにつれ、「応募しなかったら後悔する気がする…」という気持ちがだんだん大きくなってきました。

それに、10周年はもう二度とやって来ません。
せっかくなら記念にやってみよう!ということで、応募に至りました。

特にスカイツリーは、ここ数年で好きだ!という気持ちが大きくなってきた展望台の1つだったので、気合いが入ります。

(スカイツリーに対する想いについては、こちらの記事に書いています!)


どんなデザインにしようかな?
とりあえず、スカイツリーに対して抱いていた「大きな木」というイメージをベースにして考えることに。

スカイツリーがもっと大きな存在になってほしいという気持ちを込めたい。
上の方を青っぽくして空を表現しようかな?
いや、ライティングされるのは夜だから黄色く光らせて星を表そう。

考え始めると意外にも色々なアイディアが浮かび、難しいけれど結構楽しかったです。


その後、実際に描いてみますが、絵心がないため全然イメージ通りに描けません。(悲しすぎ)

もう、こうなったら言葉で伝えるしかない!!
作品のデザインテーマについて文章を添えられる欄があって、本当にありがたかったです……


ということで、試行錯誤の末に私が応募したのがこちら!



朗報は突然に

ある日のお昼休み。
ふとスマホを見ると、東京スカイツリーからTwitterのDMが届いたという通知が。

そろそろ特別ライティングの受賞者に連絡が来る時期だとは思っていたので「お、もしかして優秀賞取れたかも!ラッキー!」みたいな軽い気持ちでDMを開きました。

「厳正なる審査の結果、『最優秀賞』に
選ばれましたのでご連絡いたします。」


え!!?最優秀賞!?!!?

最優秀賞を取れるなんて1ミリも思っていなかったので、目を疑いました。
送られてきたメッセージを何度も何度も読み返しますが、何度確認しても、そこには最優秀賞の文字。

これは本当にスカイツリーの公式アカウントから送られてきたものなのか……?
別の疑問が湧き上がり、プロフィールのページに飛んで確認したけれど、正真正銘の公式アカウント。

まじか……
手の震えが止まりません。

ここからは、「やったー!」という喜びと、「点灯式ちゃんと出来るかな…」「実際に点灯して微妙なかんじだったらどうしよう……」という不安を繰り返す日々でした。


いよいよ点灯!

時は流れ、ついに迎えた2022年10月20日。

受賞の連絡を貰った約1ヶ月前から、頭の片隅にずっと点灯式のことがありずっと緊張していたので、点灯式を目前に疲れ切っている私がいました。

特に、前日の緊張がやばかったです。
「明日ほんとに点灯式行くのか………」ということばかり考えてしまい、仕事がほとんど手につかずにずっとフワフワしていたと思います。(あまり記憶がない)


逆に当日は現実味が全くなく、昨日に比べて緊張も少し和らいでいました。本番これからなのに。

でも本番が近付くにつれて緊張が高まり、点灯式直前や点灯式中の記憶は断片的です。

打ち合わせで本番の段取りを説明される際、やることがいちいち芸能人みたいで全く信じられず、ずっと爆笑していたことはよく覚えています。ごめんなさい。


点灯式では自分がデザインした特別ライティングを点灯したり、錦鯉さんやソラカラちゃんとお写真を撮ったり、私の人生とは無関係だと思っていた囲み取材というものを受けたりしました。

全てが初めてで、ワクワクでキラキラでした。
あんなに緊張していたのに、なんだかんだで楽しむことが出来ました…!


夢のような時間はあっという間に終わってしまうもの。
一瞬で過ぎ去って行ったあのキラキラとした時間は、今振り返っても本当に現実だったのかと疑ってしまいます……

翌日には新聞に載ったりテレビのワイドショーで紹介されたりしました。
久しく連絡を取っていなかった友達や、以前一緒に働いていた方からLINEを貰ったりして、有名人気分を味わえてとっても楽しかったです。


今思うこといろいろ

後日、自分がデザインした特別ライティングを見に行きました。

点灯式当日は緊張しすぎて、あまり冷静に見られなかったけれど、落ち着いて見ると本当に綺麗。

少し離れて見ると、デザインがよりはっきりと見られます。


私が描いたデザイン案を、素敵な色で忠実に再現してくれているなぁと思う瞬間もあれば、「これ本当に私がデザインしたの?」とも思うほど綺麗だと見惚れてしまう瞬間もありました。

他の受賞作品にも言えることですが、見れば見るほど新たな魅力を発見できる気がします。
もう一度ぐらい生で見たいなぁ……


また、点灯の仕方も拘ってくれています。

まず初めに、頂上にあるゲイン塔が点灯します。
てっぺんの黄色い光は夜空に輝く星を表しているので、まさに一番星が光ったような印象。


その後、上から下へキラキラと光が落ち、雨が降ります。
すると、地面から木が生えるように、下の方からだんだんと点灯していきます。
最後に、日々の出来事の積み重ねをイメージした水色の光が螺旋状に灯って完成です。


私はスカイツリーが点灯する瞬間を見たことがなかったので気付かなかったのですが、SNSで言及している方がいて初めて知りました。

このことを知った時、めちゃくちゃ感動しました。
点灯している時だけでなく、デザインに込めた想いを汲み取り、点灯の仕方にまで反映してくれているなんて…

これから見に行く機会がある方は、ぜひ点灯する瞬間にもご注目ください。


もう一度ライティングされたスカイツリーを見る。

このライティングを実現するために、きっと想像以上に多くの人が関わってくれたんだろうな。
どうしたらよく見えるか考えて、色々と工夫して調整してくれたんだろうな。

そんなことを考えたら、感謝の気持ちで胸がいっぱいになり、涙が溢れました。

デザインの知識も照明設備の知識も全くない私が考えたデザインを、こうして現実のものにしてくださって本当にありがとうございました。

点灯式の日はとにかく緊張していて、スカイツリー関係者の方々に感謝の気持ちを伝えきれなかったという後悔があったのも、このnoteを書いたきっかけです。
どうにかして皆様に届けっ!



最優秀賞に選ばれたことももちろん嬉しかったですが、もう1つ嬉しかったことがあります。
それは、ずっと好きだった展望台という存在に関わることができたことです。

今までは一方的に大好き!と心の中で思い、楽しませてもらうだけの立場でしたが、今回の企画を通してスカイツリーに積極的に関わり、その魅力を発信することに、ほんの少しだけ貢献出来たのではないかなと思っています。

「好き!」ってずっと言い続けていたら、想いが届くことってあるんだな。
これまで展望台を愛してきてよかったなと思いました。

この勢いに乗って、これからも何かしらの形で展望台に関わることが出来たら幸せだな、とか思うけど、私が出来ることはこれまでと変わらず、色んな展望台を沢山巡ること。
そして、「展望台が大好きだ!」と言い続けること。それぐらいしか出来ません。

今回の受賞もその気持ちが伝わったからこそだと思うので、またいつか誰かに伝わったら嬉しいな。



自分のライティングを見た人の感想が知りたくて、ここ数日Twitterで「スカイツリー」というワードをめちゃめちゃ検索しました。

「疲れた日もスカイツリーを見ると頑張れる」

「スカイツリーが見えると帰ってきたなと思える」

「今日もスカイツリーが綺麗!」

そこに溢れていたのは、沢山の人のスカイツリーに対する愛。
熱心にスカイツリーの写真を撮影している方も多くいらっしゃいました。

スカイツリーは、私が思っていた以上に愛され、日々の景色の一部となっているんだと改めて知りました。

東京スカイツリーがこれから先も東京のランドマークとして、みんなに愛され続ける存在でありますように。

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