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NHKスペシャル ヒューマンエイジ 第3集・食の欲望 80億人の未来は (ドキュメンタリー)

人類の根源的な謎に様々なテーマで迫る大型シリーズ。最新回は人間の「食の欲望」を取り上げる。金に糸目をつけず世界の果てまで美食を求めるフーディーと呼ばれる人たち。その一方で世界の大半が、わずかな種類の穀物由来の加工食で胃袋を満たす極めていびつな時代に私たちはいる。80億の食を満たすことで地球環境に大きな負荷がかかり私たち自身の健康も蝕まれると専門家は警鐘を鳴らす。MC・鈴木亮平と共に未来を展望する。
(以上公式HPより)

「トウモロコシ由来成分が、現在の私たちの食の大部分を占めている」そんなショッキングなコメントから始まったこの番組。手軽で保存の効く加工食品の便利さと、その画一化が生み出した格差。"諸刃の剣"というのが食にも適用されるのかと、恐ろしい事実を知ってしまった。

が、そんな暗さで終わらせないのが、この番組の素晴らしさ。現実を認識した後にどう立ち向かえば良いか、という示唆がある。

世界のレストランNo.1を獲得したアンデスのシェフの取組みを紹介する。シェフのマルティネス氏は現地ならではの方法で食材を栽培し、絶滅しないよう種の保存にも心を配る。
そんな彼に影響を与えた人物=クレトさんは、山の神様に祈りを捧げ、人間も生態系の一部だと言う。不作に備えてジャガイモを干し、他な場所から食材を調達する事はしない。
…コレって誰かに似てませんか?そう、先日時をかけるテレビで拝見した"マサヨばあちゃん"そのまんまやん!国や時代は違っても、自然と一体化して生きる姿勢は全く同じであることを再認識した番組だった。

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