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【愛知】少し静かな街に佇む優しくも刺激的なカレースタンド「八○吉」

皆さんこんにちは。おぼろ豆腐です。
今日は私の地元 名古屋にあるオススメのお店を紹介をしたいと思います。

本日訪ねたのが名古屋市 千種区にお店を構える「八○吉」さん。

名城線 自由ヶ丘駅 1番出口すぐに、マットな壁と木枠の大きめの窓が特徴的な小さな建物でカレースタンドを営んでいます。

八百屋が選んだ新鮮な野菜の素材を味わえるスパイスカレーが売りのお店です。野菜がごろっと乗っかっているルックスがダイナミックでお洒落感満載だそう。

店主の板谷さん。*許可済みです。

早速、店内に入ると笑顔が素敵な店主の板谷さんがお出迎えしてくれます。メニューを丁寧に説明してくださり、注文すると、後は任せてと2階のイートインスペースに案内してくださいました。

板谷さんのお話によると、店を構える自由ヶ丘という土地は名古屋という都心にも関わらず、少し静かな街でゆったりとした時が流れているそう。

そのような街で暮らす人々は温厚で柔らかな方々が多いそうで、板谷さん自身も街の人々と共に穏やかな時間を過ごしているそうです。

私も繊細で同じような感性を持つ人々に囲まれる場所を見つけたと心を少し高揚させながら2階へと進みます。

2階へ進むと。やはり自分の感性にピッタリな空間だと、肌で感じ取ることができました。

少し渋めでマットな店内には、ワッフル型でソーダ色の机と木の温もりを感じられる椅子、本や絵画が置いてあり、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。

さらに、このお店で流れる音楽が私の心に刺さりました。

調べてみると、上海出身のミュージシャン 王舟さんの音楽。ゆったりと流れるカントリーミュージックのようではあるけどポップな印象も受ける。

まるでこの繊細で素朴な空間で食べるカジュアルなスパイスカレーを連想させる音楽。

お店には、カレーの他にも、ドリンクやケーキのメニューがあります。

"日常と特別を繋ぐ"をテーマとした「アールグレイケーキ」や「桜とクランベリーケーキ」といった季節限定メニューもありました。

「八○吉ブレンド 薄暮」という夕暮れ時の空の美しさをイメージした珈琲や「蕪木 羚羊(かもしか)」という静かな森でこちらを見つめるカモシカがいる情景をイメージした珈琲がありました。

どのメニューも芸術性を感じさせるものばかりで、私の感性にビビッと刺さる。

本日は遅く来たため、カレーがなく、ドリンクのみの注文になりました。それでも、わたしは満足でした。

注文させていただいたのが、ジンジャーレモネード&スモーキー(420円)。

生姜とスパイスをゆっくりと煮出して作った特製シロップにコーヒー豆とレモンを合わせた一品。

なんだか複雑で目新しいものだったので頼んでみました。飲んでみた感想として、甘さ苦さが絶妙な加減で、アクアクせずすっきりと飲みやすいレモネードでした。

*八○吉 Instagramアカウントから写真引用

また、板谷さん曰く、大きな窓から入る木漏れ日とともに召し上がって欲しいとのこと。

確かに、木漏れ日を感じられるよう店内を薄暗くしている印象はありました。

「この木漏れ日とともに食べるカレーはどんなお味なんだろう」

と考えながらレモネードを飲む。

普段では気づかない、少しずつ、少しずつ変わりゆく世界を生きていることに気づく。そして、レモネードの炭酸がその感覚を研ぎ澄ませてくれる。そんな感覚にわたしは陥った。

そして、飲んだ後にはなんかほんわかした。いつも通りの日常、ひとつひとつの瞬間にありがとう。そんな感情だった。

「ごちそうさまでした!」

と板谷さんに告げるとにっこり笑って下さった。心の底から守りたくなる笑顔。

次は、カレーを食べに早めに来ますね。「いつものください」と言える仲になれるように、同じような感性に囲まれるように、関係を築いていきたいです。

毎日、辛いことも、嬉しいことも複雑に絡み合う現代。どこか一息できる場所が欲しい。

私の居場所は、「いつも変わらぬ丘(自由ヶ丘)」にありました。

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▪︎八○吉(Curry Spice Yaokichi) 自由ヶ丘店
Open:11:00-17:00
Close: Tuesday、Wednesday
Accese:名城線 自由ヶ丘駅 1番出口そば
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↑王舟さんの音楽です。柔らかで心地よい音。

おぼろ豆腐

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