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2023年11月16日から11月30日までの映画と読書と散歩の記録



11月16日

 今回のクラウドファンディングは、2ヶ月というこれまでの倍の期間を考えている。これは長期間でやった方が目標額に届きやすくなるのか、というちょっとした実験だ。
 そして、今後、3ヶ月のようなクラウドファンディングをする時の為に「長距離走」の闘い方をマスターしたいと思っている。
 それともこれまで通りの1か月の短距離走の方が実は良いのか。2か月間のうちに何曜日が支援が集まりやすいのか。色々と確かめてみたいと思う。 
 あとは、単純に製作期間に余裕を持たせられるというのは、一人で雑誌作りをしている人間には、ありがたい。
 まだ、これで3回目だ。
 ちょうど良い期間を探っていきたい。

11月17日

 豊かさの定義について、最近、ぼんやり考える。
 それは選択肢をどれだけ持てるかではないか、と思う。たとえば、お昼ご飯一つとっても財布の中に入っているのが、500円か5000円かでは大きく変わってくる。また移動手段に何を持っているかで、食べに行ける場所の選択肢も変わってくる。
 じゃあ、今の自分の豊かな点は何だろう?
 多分、書き手と読者に関しては凄く豊かだと思っている。特にこのnoteに関しては。この豊かさを広げる手段は、ひとまず自分が何かを作り続けて、レスポンスをくださる方を増やしていことだと思う。
 とにかく、ここ半年で失った豊かさもあれば育ててきた豊かさもあるな、と感じている。

11月18日


 なんか、ナチュラルになめられてるな、と働いていて思う時がある。
 これまでついてきた仕事では感じることの無い、スタートからなめられている状態である。
 多分、自分のこの仕事でのキャリアや雇用形態が関係していると思うのだが、ふと、なめられて怒っている自分が一番、相手のことをなめていないか、と感じてしまう。
 自分みたいな、40歳を過ぎてもエレキングのフィギュアが欲しいい!とうなっているような奴が尊敬されるわけないだろう。
 そう、なめられて怒られるジャンルとそこまで怒らないジャンルが自分の中であるかも知れない。
 多少は自分の中で自信が芽生え始めてきたことに関しては、なめられてもニヤニヤしながら謝るだろう。多分、頭もかきながら「いやあ、面目ない」とかいいながら。
 でも自分の外の大事にしているものや大事にしている人たちに対して、けなすようなことを言われた時は、怒りを感じるかも知れない。
 かつては、SK48をバカにされると、「お前に何が分かる!お前のようなやつがいるから争いがなくならないんだ!ここからいなくなれ!!」と「ℤガンダム」のカミーユのように烈火のごとく怒りが自分の心の中で渦巻いていた。
 今はただ、「ああ、SKE48知らないマルチバースに行きたい!もう一回ゼロから知りたい、なんなら20年代から知っていった時は、僕は誰推しになって、今と同じ推し事をしているんだろうか?」と当人そっちのけで妄想が働き始める。
 最近は、SNSを中心に「こいつを言い負かして自分を賢く見せたい!」という欲望を持った人が無差別に襲い掛かってくくる。襲い掛かるバイオレンスだ(勇者特急マイトガインの見過ぎ)。僕は速やかにブロックする。多分、「イコライザー」のデンゼルワシントン演じるマッコールさんの顔でやっているはずだ。
※この顔。

11月19日


 
 自分が好きだったバンドの曲の再生数が少ないと、しめしめと思う。よしよし、この曲の良さはまだ気づかれてないな、と世界中からアクセスできて、超オープンなプラットフォームであるにも関わらずだ。
 多分、宝探しゲームの宝を隠す側の人間の気分に近いかも知れない。
 クリエイター側からしたら、いや、そんな屈折した愛情は良いから、早く広めてくれよ、と思うだろう。くそう、僕に財力があれば。何故か「みんなが聴く曲が好き」な人達を相手にした作品を作らずに済むなのに。でも、それはバンドにとって幸せなことだろうか?
 自分も作る側の人間として、どっちが幸せか考えてしまう。

11月20日

自分の子供の頃に観て衝撃を受けて、年齢を重ねた後に不意に思い出して、ああこれは自分の嫌な思い出の作品だなあ、と吐き気がするような映画を「トラウマ映画」というそうだ。町山智浩さんの名著「トラウマ映画館」で生まれた言葉だと思うんだが、自分にとってのトラウマ映画って何だろう、と考えてみた。
 多分、「鬼畜」だ。
 松本清張原作で、岩下志麻さんが怖い奥さん役だったと思う。

 子供の頃にたまたま、観てめちゃくちゃ人間の嫌な部分を食らった気がする。「木枯し紋次郎」におけるこんにゃくぐらい嫌だ。あと、「ゴジラ対ヘドラ」も子供の頃は嫌だった。
 こんな風にアイドルを推してると、トラウマになるものがあるのではないか。
 握手会で初めて行ったあるメンバーに物凄い雑な対応をされたことではないか、と思う。隣のメンバーとおしゃべりをしていて、こっちの話をスルーされたことだ。名前は書かないが、それからというもの「こいつの笑顔、文章、すべてが嘘だ」と一か月間ぐらい思っていた。あれはトラウマだった。それからというもの、しばらくの間はかなり握手会に関しては身構えるようになった。
 皆さんのトラウマ体験も聞いてみるという闇の募集記事もどこか限定でやってみたくなってきた。

 

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