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ワンキャリアに入ってみて感じる、”綺麗事に胸を張るカルチャー”と”HRの難しさと面白さ”

※簡単な自己紹介は下記のnoteに記載しているので、そちらをご参照いただけますと幸いです。


ワンキャリアの事業を手伝い始めてから、約1年。
正式に入社してからは、8ヶ月くらい。少しずつ見えてきた「キャリア」というものの変数の多さ(=難しさ)や、HR業界の構造上の難しさと面白さ(を感じている部分)について今回はお話しできればと思う。

私自身はこの会社で新規事業の立ち上げを行っている。会社は上場し、新卒採用サービスは多くの学生に使われるようになったが、我々の新規事業のチームは、新卒のサービスと比べるとまだまだ小さい。少しでも早く、会社全体にも貢献できるように日々メンバー一人一人が汗をかきながら、ハードワークしている。


独特なワンキャリアの組織文化

私がこの会社に入ってみて一番「独特」だなと感じるのは、組織カルチャーの部分である。
これまでいろいろな組織に所属してきたが、当社はコアバリューを忠実に再現した環境だと感じる。事業を立ち上げる最前線で目まぐるしい日々を過ごしているが、バリューが浸透した組織であることは、本当に他人事のようだがいつも感心する。組織づくり(仕組みや作り方)については、勉強させてもらうことばかりである。

経営陣と直接組織作りに携わる中で、最近はこの組織が作られた理由も納得ができるようになってきた。
とにかくこの会社は人の可能性を信じて、投資する。だからこそみんながその環境で安心して全力疾走できる。
経営陣とメンバーで向いている方向が揃っているからこそ、新規事業を立ち上げる際にも、全員が同じ温度、同じ方向を向いて走ることができるんだと思う。例えは難しいが、本当に「独特」な環境だと感じる。
会社人間ではないため、これ以上褒めると変な気持ちになるのでやめるが、「独特」という表現がまさにしっくりくる環境である。そんな環境を創ってきた当事者たち(経営陣)から直接学べる環境を準備してくれた宮下さん(CEO)及び今の事業部のメンバーには大変感謝している。

さてこの文章では、そんな私が所属する新規事業の中で、日頃どんな仕事をしているのかを少しだけお話していきたいと思う。


企業の人事・組織・中途採用のコンサルティング支援

我々はクライアントである人事の方々と議論しながら、組織の採用を中心とした課題を解決するコンサルティングセールスを行っている。主に中途採用を支援することがメインではあるが、企業体はいわゆる大手企業〜スタートアップまで。マーケットも幅広く、かなり手広く組織課題を当社のデータを用いながら分析しコンサルしている。直近の取り組み事例だけでも、このような日本を代表する企業からも信頼をいただいて、サービスを提供できるようになってきた。

三井住友銀行 https://plus-oc.onecareer.jp/feature/smbc
ベネッセコーポレーション https://plus-oc.onecareer.jp/lp/benesse
野村総合研究所(NRI) https://plus.onecareer.jp/articles/172
住友商事 https://plus.onecareer.jp/articles/183
デロイトトーマツコンサルティング https://plus.onecareer.jp/articles/57
ベイカレント・コンサルティング https://plus.onecareer.jp/articles/93

クライアントに向き合う過程の中で、企業理解はもちろんではあるが、日々求職者と向き合うことで、求職者理解が高いことがクライアントから信頼いただいている背景だと感じる。当事業部にはCA(キャリアアナリスト)という部門があり、この部門では、膨大なキャリアデータから、求職者向けに合理的なキャリアプランの設計を行う。まだまだ事業も立ち上がったばかりということもあり、企業の組織コンサルティングに従事しながらこのCA業務で求職者の声を聞くことも、私の役割の一つになっている。


ワンキャリアのCA(キャリアアナリスト)とは?

上述の通り、我々の事業部には、求職者のキャリア相談に乗るCA部門がある。HR業界の用語だとCAとは一般的にキャリアアドバイザー(=人材紹介の仲介)を指すが、我々はキャリアアナリストという表現を用いる。それはプロダクトに強い思いが込められているからである。

私自身、CA業務を行う中で日々戦っているジレンマがある。それは転職するべきではない求職者に対して、
「100%求職者がこのキャリアで活躍できると自信を持って言えないが、モヤモヤを解消するには一旦ここに転職したするのが良いのでは?売上にもなるし・・・」
という思いと、
「転職してもモヤモヤは解消しない可能性があるのであれば、求職者のために、合理的に考えると転職しない方がいい」
という考えが衝突する。

人材紹介というビジネスモデルにおいて、求職者・クライアント・我々の三方よしを高いレベルで実現することは、本当に難しいことだと感じる。
ビジネスモデルだけで語るなら、求職者が転職エージェントを通して転職が決まることで、転職エージェントに人材紹介売上が企業から支払われる。そのため、転職エージェントは求職者が転職しないと1円も売上にならない。

しかし、当社のCAは売上を最優先に考えることを絶対に許さない
データをもとに、その人それぞれにあった合理的なキャリアプランを提示するため、時には転職をしない方が良い時は求職者に、「転職しないでください」と率直に伝える。
これまで当社のCAが求職者に話しているのを何度も見てきたし、私自身も言っている。

最初は「綺麗事だけでは継続できないな」と思ったこともあった。
一方で、他のメンバーは本気でこれを思って日々プロダクトや求職者と向き合っている。
「浪漫」と「算盤」の二択を迫られれば、迷わずに、求職者のためを思った選択(=浪漫)をとる。

商社で育ち、ビジネスにもこだわりたい性分だからこそ、二兎を追うことに慣れるのには、率直に言うと時間がかかるし、決して簡単ではないことだと日々向き合う中で感じている。

でも、事業開発の最前線ではそんな会話が本当に飛び交うのだ。

そんな本物のプロダクトに近づく努力をしているから、我々のデータや提案は届くべき求職者にしっかりと届く。
また求職者と日々深く接している我々は、立ち上げてまだ日は浅いながら、クライアントからの信頼をいただけるようになってきた部分を、クライアントとのお時間をいただく中で感じる側面も増えてきた。

私自身は、そんな環境の中で組織づくりの方法も学びながら、少しずつ将来なりたいCHRO像に近づくために、自分自身もトライしていきたいし、成長していきたいと思う。


イベントの告知

そんな「独特」な環境と表現をした、当事業部のカルチャーがわかるイベントが11/16(木)夜にワンキャリアオフィスで開催される。

転職エージェントからの転職って実際どうなの!?ー活かせるスキルと経験をデータで徹底討論!ー
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScb7PS8wmiO0mmIeZIfSq9__RQv5UoLk0QnpPWr4PkclWyDBQ/viewform

・今は違う業界で働いているが、HR業界に興味がある方
・HR業界にいるけど、業界自体に違和感がある方
・CA(キャリアアナリスト)に興味がある方
・求職者相談に加えて、事業開発に携わりたい方

にはぜひ参加してみてほしい。



あとがき

今回、私が所属しているワンキャリアの新規事業、カルチャーなどについて語らせていただきました。ご紹介した11/16のイベント自体は定員があり、超えた場合には抽選になるので、是非お早めにお申し込みください。
そんな「独特」な空気を体感し、ぜひHRの未来についていろんな角度からお話したいです。またその先に、共感していただけたら、一緒にこのプロダクトを育てる中核のメンバーになっていただけたらとても嬉しいです。

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