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腫瘍発見

5月9日(火)検査前日
フランを夕方N大動物医療センターへ連れて行きました。二泊三日の予定で、翌日口の中の検査やCTを行う予定です。今回は一人で電車とバスを乗り継いで連れていきました。二回目ということもあり、まあ苦労せずに行けました。やはり早くついてしまったので病院前のベンチで時間をつぶしてから受付へ。

バスタオルと1・2食分のエサを持たせて下さいとのことでしたので用意して持って行きました。
フランは、わたしの布団や枕、脱いだパジャマの上で寝ていることが多く、外から帰るとだいたい、そのどれかの上で寝ていることがほとんどでした。洗濯物カゴから夜中に私のパンツを引っ張り出したり、わたしの匂いのするものが大好きのようです。なので、少しでも安心して眠れるように、あらかじめバスタオルをわたしの寝床に数日敷いて匂いを付けたものを持たせました。

先生と研修医の二人が出てきてくれ、内緒の匂い付きバスタオルとエサのセットを渡しました。研修医の方がフランを連れて行きました。
珍しくとても嫌がって、引きずられるようにして最後は抱っこされて連れて行かれました。

明日は検査を始める前と、終わった後に連絡したいと思いますとのことでした。面会はどうします?と当然のように言われましたが、前回子宮蓄膿症の時に、どうせ連れて帰れないなら会わない方がいい、とK先生に言われたのを思い出し辞退しました。

4月の半ばにK病院で腫瘍かもと言われてから、我々のフランの口を開けさせる技術も向上し、朝と晩、二人体制で二度軟膏をまじめに塗った結果、舌の表面のできものが消えかけていました。
これは、K先生の思いすごしかもなという気持ちが強くなってきていて、わたしは腫瘍ではないかもと楽観的に考えるようになっていました。

5月10日(水)検査当日
何時から検査を始めるか確認しなかったため一日落ち着きませんでした。
午後二時ぐらいに先生から電話があり、もう少しで終わるところだが、舌の裏に大きな腫瘍があり、生検に回すが確実に悪性の腫瘍、扁平上皮癌だろうとのことでした。

舌の表面のできものに関しては、舌の裏の腫瘍が浸透して表に出てきているものだとのことで、なんなら治りかけているとのことでした。とりあえず、それだけでも急ぎお伝えしますとのことでした。

ヨメに至急このことを伝え、翌日はわたし一人で引き取りにいくつもりでしたが、状況が状況なので、深刻な話し合いになると思い、嫁にも会社を休んでもらいました。

二度目の病院からの連絡を待ちましたが連絡がなく翌日の引き取り時間も決まっていません。六時ごろリダイヤルしましたが、発信専用番号ということでつながらず。受付に電話もしましたが、対応時間終了とのことで、こちらから連絡する方法はなくなってしまいました。

明日引き取ることは決まっているので、朝一にでも行ってしまおうと思っていたら、午後七時半ごろに病院から連絡があり、そこで引き取り時間が決まりました。癌宣告の後の割には、引き取り時間は決めていましたっけ?というすっとぼけた電話でした。

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