あこがれの宮島旅行

朝の6時半、眠気まなこを擦りながら電車に揺られて東京駅に到着。
大きなトラブルもなく予約していた博多行きの新幹線に乗車でき、一息つく。
ここから4時間、新幹線の旅である。
子供の時は4時間なんて眩暈がしそうなほどに長い時間だったけど、大人になると勤務時間以外の4時間なんてホント大したことはない。むしろ少しゆっくりできてラッキーくらいの感覚だ。

周りに高い山のない平野育ちの人間なので、マウントフジが見えると物珍しさからすぐにカメラを構えてしまう。
この写真はたぶん横浜を過ぎたあたりなんだけど、さすがにこの段階の富士を撮る者は私以外におらず、静まり返った車内に私のiPhoneのパシャ……って音が響いて少し恥ずかしかった。

ちょっとあれ富士山じゃない？！的な感じでアガッて撮ったわけ。

このあたりだとさすがに私以外のシャッター音も複数聞こえた。

車内販売のコーヒー＋お菓子のセット。これから広島に行くっていうのに生もみじを購入🍁

生もじみというお菓子、生地はもっちりというよりねっちょり系で、餡？に柑橘系の何かが練られているような味がした。

コーヒーは乗務員さんが「たいへん熱いのでお気をつけくださいね」とにこやかにテーブルに置いてくれたのだけど、一切の誇張がなく本当に熱かった。
一瞬で口内を火傷することになった。
シンカンセンメチャカタイアイス
シンカンセンメチャアツイコーヒー。

あっという間に広島駅に着いたので、そこから宮島口駅まで電車で移動。20分くらい？

駅だ〜！

蘭陵王。かっっこいい

船だ〜！！

さてさて船に乗ってさっそく宮島へ。
この船交通系電子マネーが使えるのでとっても便利。

清盛入道も立ち上がってお出迎え。

宿泊するホテルに荷物を預けて、商店街に繰り出す。
なんたって、ちょうどお昼時である。
宮島行ったら絶対に牡蠣を食べるぜ〜！！！と決めていたのだ。

焼きガキじゃけぇ〜。

ハイボールも注文。こちらのお店、割安でおかわりができる。最高。

焼き牡蠣が美味しすぎて感動。
子供の頃は牡蠣って苦手だったんだけど、大人になるとめちゃくちゃ美味しくて自分の味覚の変化にびっくりする。
好きなものが増えると人生が豊かになる。子供の頃にはなかった関節の痛みというデバフの代わりに、好きな食べ物が増えると言う大人バフを得たので加齢も悪いことばかりではない。

牡蠣とハイボールで最高人生を堪能した後は、まだまだ食べるぞ宮島名物！と意気込みあなご飯を提供するお店へ。

あなごー

宮島ビールを頼む。

あなご飯、味が柔らかくタンパクなお味。甘い味付けでご飯が進む。
宮島ビールも美味しくて、かなり気に入った。

満腹の腹をゆさゆさしながら商店街を抜け厳島神社へ向かう。、

シカもチルタイム

ちょうど干潮。歩いて鳥居まで向かう。

砂の上には引くほど大量に小さな貝がいた。集合体恐怖症の人とかかなりきつそう。
全体的にまんべんなく貝がいるんだけど、そんな中でも貝たちの超ホットスポットがあったりする。
踏んでしまうのが申し訳なくて、若干びびりつつ鳥居の下へ。
この、潮が引いた鳥居、拝殿、良い。(良い)
なにが良いかというと、某大作アニメーション映画で「厳島神社」が出てきたシーンも、このように波が引いていた。

良い。

良い。足には貝がびっしり。

参拝。参拝。おみくじひいたら大吉を引いて舞い上がった。

能舞台にテンション爆上がりパシャパシャ。

この舞台も、満潮の時は海に浮かぶのだろうか？
なにそれ、それってとっても素敵じゃない？！？

傾斜がエグ過ぎる橋。

この反橋、名前の通りめちゃくちゃ傾斜がえぐくて、普通に渡れる気がしない。
私だったら這わなければこの傾斜をクリアできる気がしない。勅使すごすぎ。

この後弥山に登りたかったんだけど、なんとロープウェイが休業していた。
なので行き先を宮島水族館へ変更！

かなり楽しかったんだけど、ふつうに展示を楽しみすぎて全然写真がない。

広島弁の牡蠣が可愛くて撮ったんよ。

水族館の写真は実はもう一枚だけあって、それがカブトガニ先輩(カブトガニ先輩は偉大なので)の裏側の写真でさすがにセンシティブかと思うので自粛します。

アシカ？トド？のショーとか、とにかくでっかいエイとか、あざと可愛いカワウソとか、ペンギンを堪能した。
ドクターフィッシュに指をつつかれてビビり倒すなどもした。

さて日も暮れて良い時間。
てこてこ歩いて夜の神社へと向かう。

良い。

良すぎる。

某超大作アニメーション映画に、夜の厳島神社が登場するのだ。
そう、この広島旅行も聖地巡礼なのだった。
どこからともなく、琵琶の音が聞こえてきそうな雰囲気。『良い』ね〜。

宮島の商店街のお店は夕方くらいから閉まってしまうので、夕飯はホテルのバイキングをいただきました。
バイキング、久しぶりなのでわくわくした。

こんな感じで1日目は終了。

ちなみに、宿泊した部屋には室内風呂があり、
この風呂の窓から小さくだけど神社の大鳥居がみえることに朝風呂で気がついて、
かなり良い気分を味わった。
海の向こうの白く霞むお山たちも、海に浮かぶ朱い大鳥居も、旅に来たって感じでかなり贅沢。

ちなみに、二日目も朝から牡蠣とハイボールをいただいた。

薄めのハイボール。薄かった。とにかく薄かった。

焼き牡蠣最高なんだよね。

酢牡蠣。甘酸っぱくて、ちょっとピリ辛。たくさん牡蠣が入っているのにたしか700円くらい。リーズナブル。

二日目は九州へ行く予定だったので、午前の間に宮島を出発。

広島駅で、念願のお好み焼き(広島風)をいただく。

今見ても涎がでる。

牡蠣を結構食べていたので、「全部食べられるかな？」と不安だったのだが、このお好み焼きが美味すぎて杞憂に終わった。
完食。

卵にたっぷりの焼きそば！下にはクレープ生地(のようなもの)！
ソースは3種類、お好みでかけられて、
このお店のオリジナルの胡椒で味変もできる仕様。
まさに？至れり尽くせり。

美味しく楽しい広島旅行だった。