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旅日記「大阪 ③」そっちの方の駅前

京橋を後にし、兵庫県の尼崎に移動する。特に目的は無かったが、行ってみたかったのだ。

取り敢えず駅前に到着。散策を開始するが、
思っていたより地味な印象…


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後で知った事だが、自分が行った駅はJRで、私鉄(阪神)の方が栄えていると知った。
田舎者だから「その土地に駅はひとつ」という思い込みが招いたアレだ。

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「こんなに地味なんか…?」と小首を傾げながら自転車で散策を続ける。

栄町〜杭瀬商店街。地味でも味わい深いアーケード商店街だった。

ジワジワ効いてくる。


時折特殊な匂いがする区画が有って、訳がわからなくてドキドキした。


京橋のような刺激は無いがコレはコレで良し。楽しい。


日も暮れてスーパー銭湯でお風呂。


風呂上がり、ぺとぺと歩いていると食堂の「十割蕎麦」のノボリが目に入る。

数秒後、券売機に紙幣をネジ込んでいた。

「風呂上がりのザル蕎麦」が異常に美味く思えたからだ。しかも十割ですし。ねぇ。


マダムに番号で呼ばれ、ブツを受け取る。


元気よく吸引するが…まぁ…「想定内の蕎麦味」だな…

うっすら判ってはいたけども、仄か…かつ淡い期待…ううん、何でもない。

その後「道の駅いながわ」へ移動し、飲酒開始。


市街地から大分離れた山の道の駅だからか、走り屋系の車がちょいちょいやって来る。

アイドリング音が凄いやかましい…殺意!

それでも何とか寝て翌朝、最後の目的地「五月山動物園」へ。


ココには大好きな動物、ウォンバット(かわいい)が居るので観たかったのだ。しかも無料だ!


小一時間後現場に着いたが、連休最終日ともあって、結構な混雑ぶり。


少し離れた駐車場に停めて動物園に向かう。

小さい子供を連れた家族様等に不審に思われないよう、細心の注意を払いながら。


カピバラや羊とかを観て、いよいよウォンバット!


かわいい!一生懸命エサ食っとる!その周りを沢山のガキンチョ共が囲んどる。


ご機嫌なかわいい生き物(幼児)が、かわいい生き物(ウォン)を観て、「かわいい」と言っとる。たまらん。

何か「かわいい曼荼羅」みたいで凄く良い…

それを観ている俺の脳内では何かが分泌されていたかもしれない。

己が持つ薄汚いモノ(昨晩の走り屋への殺意とか)が浄化された様な気分でニコニコとクルマに戻る。さて帰るとするか…

何と駐車場も無料!良い所や…

帰路、上機嫌のまま寄った「黒丸パーキングエリア」で昼ぐわん(ラーメン+チャーハン)。


PAメシのクセに美味かった。

それらのお陰で、その一日はとても機嫌が良かった。恵比寿顔よ。

また旅に出たい…長いのやりたい…

連休を、金をくれ…もっとくれ…

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