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天秤棒で水運び

~ 水瓶の水は沢水 ~
 
さて今日の話は・・・・
子供時代を過ごした山の中の生活です。
井戸も水道もない生活はどんなものか
という話を書いてみます。
 
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生活に必要な水は水瓶にあります。
しかし、水瓶は貯める場所です。
 
便利な水道は ないので
無くなれば 補充するのです。
 
補充の方法は、木桶に水を汲み
それを、天秤棒で担いで運ぶのです。
毎朝顔を洗いに行くため池です。
私たちはそれを「井戸」と呼んでいました。
 
沢水を溜める井戸は、二つに分かれていて
上流は、小さいけど水がきれいです。
飲み水は、そこから汲んでいました。
 
下隣の少し大きい井戸では
顔を洗ったり、洗い物などをします。
その後は流れ落ちて田んぼに入ります。
 
瓶に水を溜めるのは 子供たちの仕事です。
子供たちと言っても 二人の兄たちの仕事で
私は小さいので 天秤棒を担ぐのが精一杯です。
 
兄たちはヨタヨタしながら 疲れたら休み休み
途中で交代して 井戸と水瓶の間を往復です。
私は二人の後を ただついて歩くだけでした。

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