音楽だけじゃない、IT言葉でもわかるその人の世代とおおよその年齢
邦楽でも洋楽でも好きな曲やアーティストを聞けばおおよそ、その人の世代や年齢がわかる。同じようにITでもそれはわかるということを先日続けて聞いた「デフラグ」と「DOS/V」という言葉から気づいた。
元ITエンジニアの知人男性は「デフラグでもやってみますか?」と言った。
とある場所で仕事をしていた先日、その場にいた若い女性が知人男性に「PCの動作が遅くて調子が悪いのですが、どうしたらよいでしょうか?」と質問したときのことである。
あまりにも久しぶりに聞く単語に思わず「おぉー!デフラグ!」と思わず言葉を発してしまった(笑)
そして思った。「私よりずっと若いと思ってたのにそうでもないのかな?」と(笑) 男性とは仕事でご一緒してまだ日が浅いため、年齢を知らなかったのである。
思えば懐かしいデフラグ!である。
PCのスペックが上がって動作の遅さに対する不満は減り、自動で勝手に修正してくれるツールもあり、クラウド上で作業することも増えてHDDを意識することも減り、、、そんなこんなでデフラグという作業をすることも、その言葉を使うことも長いことなかったのである。
暢気にデフラグしながら、ブロックが綺麗に並び替えられるような感覚を楽しんでいたのはいつの頃までだったのか?はるか遠い昔に感じる。
「はてさて今は?」とエンジニアではないITユーザーの私が覗いてみたら、ある!今でも「デフラグ」という言葉。
IT系の人にしてみたら当たり前のことだろうが、ユーザーとはこんなもの。困ってなければ意識もしないし、言葉は死語になっていく。
当然、冒頭の若い女性はデフラグなんて全く知らない。
一方、最近仕事でよくお話をするIT系の経営者の方からは「DOS/V」「パソコン通信」といったこちらも懐かしい単語を聞いた。
といってもさすがにこの言葉は私にとってもちょっと遠い。言葉を発した経営者の方は私よりも年齢が上。その言葉や周辺のことを私が多少知っているのも、ベンチャー相手の仕事を長いことしていたという事情に依っている。
それでも、ワープロから、一太郎、ジャストシステム、Windows95、nifty、so-net、三井物産のキュリオシティ、楽天、オン・ザ・エッジと、ハードやソフト、ツール名、企業名、いろんな単語が飛び交い、盛り上がった。
そういえば、と思い出すのはIT系企業主催のセミナーでの出来事。
あるIT系企業のイベントで基調講演をさせて頂いたときのことである(「ときどきITの翻訳係」をしている)。
私の後に続いて登壇したIT系企業の演者の方々が使う言葉でおおよその世代、年齢がわかった。
ある人は「OA(オフィス・オートメーション)」と言い、ある人は「IT」と言い、ある人は「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」と言った。言葉に対するリアクションで聴講者の世代もおおよそ察しがつくものである。
IT系の経営者の方と現在、過去、未来について話す。
ITの世界でもその後いろいろあった。PDAあり、ガラケーあり、待受あり、写メールあり、オンラインゲームあり、SNSあり、スマホあり、AIあり、RPAあり、ドローンあり、Echoあり、3Gあり、4Gあり、、、、ハードもソフトもネットワークも随分変わった。
未来は、、、と想像しながら、世代を超えた音楽をランダムに聴いている。
ショーン・メンデス、エド・シーラン、ジャスティン・ビーバー、テイラースウィフト、ブルーノ・マーズ、レディ・ガガ、ポリス、イエス、TOTO、ABBA、ビリー・ジョエル、カーペンターズ、イーグルス、スティービーワンダー、マイケル・ジャクソン、クイーン、サイモン&ガーファンクル、ロッド・スチュワート、デヴィッド・ボウイ、ワム!、アース・ウインド&ファイアー、ホール&オーツ、シンディ・ローパー、ポール・マッカートニー、a~ha、ペット・ショップ・ボーイズ、カルチャークラブ、パット・ベネター、メン・アット・ワーク、U2、ビーチボーイズ、クィーン、ブライアン・アダムス、モンキーズ、ジョン・レノン・・・。
時代をいったりきたり、、、洋楽から邦楽も行ったり来たり、、、、。
背後ではビートルズのOb-La-Di, Ob-La-Da.が流れている。。。
歩く好奇心。ビジネス、起業、キャリアのコンサルタントが綴る雑感と臍曲がり視点の異論。