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「無職、ときどきハイボール」酒村ゆっけ

先日、ラランドのYoutubeチャンネルで熊本への社員旅行の様子をUPしていた。
酒好きなサーヤさんが、球磨焼酎に舌鼓を打っていた。
球磨焼酎美味いんだよね。
それを見て10年近く九州エリアに住んでいたことを思い出した。
九州は基本どこに行っても焼酎文化で、この赴任期間で焼酎が大好きになったのだ。

思えば酒については好みがころころと変わっている。

最初に手を付けたのがビールだった。
中学生時代、悪友とエロビデオ鑑賞会を開いた。
(ビデオね!!DVDなんてありませんでした。)
その時にタバコとともに鑑賞のおともにしたのが、ビールだった。
アサヒスーパードライだ。
※未成年の喫煙、飲酒は法律で禁止されています!!

それから、そんなうまいもんでもねぇな、となって飲んでいなかった。
工場のバイトをした時に忘年会に呼ばれ、初めて居酒屋を経験、そこで自分がビールならそこそこいけるとわかった。
それから最初の就職先で挫折、ビールがぶ飲み事件を引き起こし、無事現在の会社に転職できた。

最初の事業所が男しかいないということもあり、気の置けない仲間がたくさんできて、飲酒の機会も増えた。
仲良しを集めて発足した「うまいものの為には金に糸目はつけない部」の活動で、神田、淡路町の「みますや」という居酒屋に行った。
そこで日本酒のうまさに衝撃を受け、一時期日本酒にはまる。
吟醸香という、米で作った酒から発生するフルーティな香りと味わいに驚き、実家近くの意識高い系酒屋で各種酒を毎月購入するようになった。
今でも覚えている「南部美人」という酒だ。
あと「出羽桜」とう酒にもはまった。

そして年齢を重ねたある日、尿酸値が高いと言われてしまう。
以降、醸造酒はワインのみで基本蒸留酒を飲むことになった。
九州にいることもあり、焼酎をいろいろ飲み比べた。
最近は炭酸が恋しくハイボールを飲んでいる。

と、つらつら自身の酒歴史を書いてみたが、どのフェーズでも共通するのが「やっぱり酒には、合う料理も大事だよね」という格好つけだ。
こだわりの料理、こだわりの店を探して、うんちくたれとった。。
黒歴史。

チェーン店やコンビニだって美味しいんだ。
楽しもうという気持ちがあれば、こだわりなんかなくたって美味しいお酒が飲めるんだ。
それを教えてくれたのが、本作と作者のゆっけちゃんがやっているYoutubeチャンネルだった。

ゆっけちゃんが本当においしそうに酒を飲み、ファミレスの料理を食べながら「おいしー!!」と叫ぶのだ。
鳥貴族、ガスト、バーミヤン、サイゼリア、いきなりステーキ、びっくりドンキーなどなど。
どこにでもある大衆的なチェーン店。
その中でもお酒に合うメニューを見つけ、楽しくおいしく酒を飲む彼女に目が釘付け!!
まぁ可愛い子だから、ってのもある笑

俺も酒が飲みたい。
こだわりなんていらない!!とにかく楽しくお酒が飲みたい!!ってなる。
帯の通り、酒テロエッセイでした笑

あと本作、ところどころゆっけちゃんの直筆の文がでてくる。
おいしー!!とか、ゴクリンゴクリン、とか。
でその中に「ズルポズルポ(めんをすする音)」という表記があった。
ズルポだけじゃわからないかな、と()を追記したのが想像できて、いい娘なんだろうなって思ったおじさんでした。
ゆっけちゃんと一緒に飲みたいぜ。

あとね、酒村かっぱ氏のLINEで爆笑した。
マジで酒テロだから、酒とつまみを用意して読むことをお勧めする。

https://amzn.to/3caN2Lf

彼女、小説も書いているんだよね。
今の積ん読が無くなったら買おうと思ってる。

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