【教員からの転職】わたしが転職したい理由と、今教員を辞めたい人へ


小学校教員3年目のタオルケットおばけ先生です。
X(旧Twitter)では「おばけ先生」などの愛称でたくさんのフォロワーの方にポストを見ていただいています。

このたびnoteをはじめることにしました。Xとは異なり、「ボケない場所」として、面白さにも文字数にも捉われることなくさまざまなテーマでお届けしていきたいと思っています。

わたしのXについては、こちらから見ていただけるとさいわいです。

https://twitter.com/obaketeacher




第二回目にして、やっと転職理由などについてお話ししようと思います。



教員から転職したい理由


これはずばり、

やりたかったことに挑むタイミングがたまたま今かなと感じたから

です。


最初に言っておきたいのは、
わたしはもともと、生涯教員として生きる予定はまったくありませんでした。
大学在学時からそう思っていました。

そしてもう一つ。
わたしは現時点で現職である小学校教員の仕事がとても好きです。


じゃあわたしの野望はなんなのかというと、小説家、エッセイスト、ラジオパーソナリティ、編集者……などでした。

もう少し現実味のあるキャリアプランを考えたとき、とりあえず

将来的にクリエイティブな仕事に就いて、わたしというブレインでわたしを売り、食べていきたい

という漠然とした目標を立てて一旦教員採用試験を受験しました。


転職を考えている方には2パターンあると思っていて、
それは

もともと踏み台(通過点)だった
という人と
こんなはずではなかったけれど……
という人がいるということです。



後者の方はぜひ、のちほど現職が辛い方について思うことを書いていきますので、ここで読むのをやめてしまわないでほしいです。



踏み出すきっかけになった「次やりたい仕事」

現時点で考えているキャリアとしては、
放送作家と何かしらの仕事を掛け持ちするというものです。

トリガーとなった「メガネさん」と「ハルキさん」との出会い



Xで、元小学校教員の放送作家さんと知り合うことができました。

今後noteに勝手に登場させていただく方かもしれないので今のうちに

メガネさん

という仮名をつけさせていただきます。眼鏡をかけていらっしゃるからです。


わたしのポストを見ていただいていて、DMをいただいたのが「ビビッとくる」きっかけでした。

その方のお人柄にもひかれ、また興味本位でたずねた仕事のことを、ほんとうに丁寧に教えていただくうちに、

やばい、わたしもやってみたい

と思うようになりました。


小さい頃からラジオが身近にあったり、先ほど書いたように、パーソナリティになりたいと思っていた時期もあったのでなおさらですね。

メガネさんには今夏お会いする予定もあり、とても楽しみにしています。
正直月末のボーナスくらい、楽しみです。

また、こちらは友人の知り合いで編集者の人がいます。知り合いと言っても自分の父親くらいの年齢で。

こちらは

ハルキさん

と呼ばせてください。お話しされる言葉が村上春樹っぽいからです。

ハルキさんは地方のフリーペーパーの元編集長、アプリ開発やコピーライティングなど、ほんとうにいろんなことをされている言葉の達人です。

ハルキさんはお酒が大好きなのでわたしは酔っ払ったハルキさんにしか会ったことがないのですが(笑)、

俺は、俺の書く文章で100万人の人間を幸せにするんだと本気で思っていつも仕事をしている

という言葉に痺れ、教員をやりつつやはりこの夢は捨てきれないぜ、と思わせてくれました。みなさんも心の聖書に書き留めください。

これから考えること

わたしもりっぱな大人なので、放送作家として駆け出す傍ら安定軸となる仕事(できたらハルキさんのような、書く仕事がいいなと思っています)を探すこと、

引っ越しは確定ではあるので、それではどこに新しい拠点を置くかというのを考えていかなきゃなと思います。

ただ、転職活動の平均期間は2-3ヶ月とききますので、それまではあまり深く考えず、むしろ現職に傾注したいと思っています。

また、次のキャリアでは自分が望んだように
自分という存在、自分というブレインを売る仕事
になるので、現職をやりつつ、ストイックに新しいことにも取り組んでいます。

このnoteもそのひとつです。あとは無難に読書とか。いろいろ。

わたしは今、
二人の自分がいると思って生活しています。

教員である自分と、クリエイターである自分です。

一日の中で、教師としての仕事のほかにたくさんのことをしています。もちろん今はお金にも何にもなっていないことですが。

また、そんな中でも楽しく、心豊かに生活しているわたしのとっておきのライフスタイルやライフハックについては次回以降お話ししていきます。

新しいことに向かって、しかもそれが本当に幸せでありがたいことに、「自分が望むことに向き合おうとすること」ができているので、ワクワクな毎日を過ごしています。


現職について

ぶっちゃけ、
もう限界!」の転職ではないため、今の仕事が大好きです。


しかし、この記事を読んでくださっている方の中にはそうでない方もいらっしゃると思います。そして、それゆえ転職を考えている方もいることでしょう。

あらためてこの仕事についてわたしが思っていることを、

しんどくて辞めたい人への小さな小さなアドバイスになるように

つづっていきます。

教員を続けられる人の条件はたぶんひとつしかない

体力がある人!!!

これに尽きると思います。
年齢に対し、必要とされる体力のハードルは結構高いなと感じます。

逆に、今辞めたい理由がこれではない方は、一度教員という仕事に対する意識を変えてみてほしいとわたしは考えています。


教員の仕事の「難しくなさ」に救われよう


超個人的な意見ですが、
わたしは教員という仕事がそんなに苦しくありません。

これから少し過激な表現をさせていただきますが、わたしが感じているこの仕事の印象は

・ 頭を使わなくても仕事になる
・ 大して能力がなくても真摯に仕事をしていればものすごく感謝される
・ 学級担任は裁量権が大きく、ほぼ中小企業の社長

という感じ。

コスパいいな!!!!!と思うんですよね。

たとえば研究授業にコンテストがったとして、上位3名に入らないと降格させられるとか
保護者トラブルがあったら減給されてしまう
とか、ないじゃないですか。

わたしは配布物関連で保護者を巻き込んでトチってしまったことがあるのですが、
「先生、大丈夫よ〜!!!!任せときな!」
って感じで、

おそらく
ただ子どもと日々真摯に向き合って大切に大切に育てている

という保護者の皆様からの評価で盛大に救われた経験があります。
そのときは精一杯の謝罪をし、それと共に本気で切腹したいと思ったのですが、冷静に考えれば

なんて恵まれた仕事なんだろう!!!と思います。

また、
この仕事って量多いけれど全く難しいことってないな
と思うんです。

たしかになんでもかんでもやらされるけれど、時間をかけさえすればこなせて、難しくて手が止まってしまうことってなくないですか?

こんなに大量だけれど、いずれもこんなわたしでもできるような仕事をふってくれてありがとう

と常に思うようにしています。

つらくて辞めたいときにもつべき思考

このように、教員という仕事に難しさを感じていないわたしだからこそ意識している思考があります。

「意識する」必要がある理由は、
どうしても量の多さに時間を取られ疲労やしんどさを感じてしまうのは確かだからです。

それはどのような思考かというと、

自分が無駄に力みすぎている部分はどこか

という考えをはたらかせること。

いくら倍率が低くなったと言われようと、「教員採用試験」という試験に受かったわたしたちは、この仕事をこなすアビリティはあります。


これは本当に、そう信じています。
いやだって受かったんだもん。笑

「自分が”足りてない所”があるからうまくいかないんだ。。。」
と責めるのではなく、
「自分で勝手にハードルを上げていて、本来”引き算すべきだった所”はどこだろう?」
という部分を死ぬ気で探してください。


「仕事がつらい。辞めたい。」という人を「甘い。」という言葉で一括りにする人がいますが、

わたしは、それは一理あるが、その一言こそ甘いとも思っていて、

一度冷静になって、仕事そのものや仕事に向き合う自分自身への自己分析が足りていないから苦しくなるのだ

と考えています。

なぜつらい?
なにが苦しい?
苦しいと”思い込んで”いないか?
自分が苦手とする業務をそつなくこなしている人と自分との違いはなんだ?

と、徹底的に考え抜きます。

全ては、自分のその苦手な業務を克服し、自分が楽するためです。

そしてその自己分析と努力は、長い目で見ると目の前の子どもや学校組織そのものに還元されます。

苦しんでいるのにきついこと言うな、と思われるかもしれませんが、

あくまで
今しんどさを感じているあなたはがんばりすぎているだけ
だと思うので、ぜひ一度この思考をはたらかせてみてください。本当に。


大量の業務のうち、自分が心躍るものさえがんばれば、あとは体力さえあればだいたいなんとかなります。

「教員という仕事の印象」3つ目にも書きましたが、
たとえばわたしは、この仕事の裁量権の大きさが気に入っています。

ゼロからイチを作るのが好きなので、わたしが最も心躍るのは学級経営や生徒指導です。
クラスの課題を見つけ、それを解決するための仕組み(仕掛け)づくり、組織づくりが本当に楽しくて仕方ないです。

一方、ずっと好きだと思っていた授業の研究は、わたしが好きなのはじっくりと時間をかけて仲間と練るような、教育実習的な教材研究であることに気づき、

わたしは先生なのに授業が好きではありません!


腹を括って、基礎学力の徹底的な定着を目標に、自分の理想としていた教材研究生活は送れていませんが、好きではないからこそ肩肘張りすぎず、

ただ目標として掲げる「基礎基本の定着」だけをがんばっています。



さいごに

以上が、ざっくりとした、転職決断までの経緯や今の仕事に対する考え、転職を考えている方へのアドバイスになります。

少しでも「おもしろい!」と思っていただいたり、何かのたすけになればさいわいです。



最後まで読んでいただいて本当にありがとうございます。そんなあなたにこの瞬間から、ほんの小さなしあわせがおとずれますように。

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