ジャン・シャザル「子供の権利」読んだ
1950年代か1960年のフランスの書籍。
非嫡子・孤児、里親制度、少年法、児童虐待、養育権など子供にまつわる法や制度が近年どのように変化したのかという内容のたぶん新書。
この作品が世間で重要視されている理由はおそらく本書で描かれる制度の変遷そのもより著者の権利というものに対するスタンスで、つまり「それらの制度は子供たちを主体として整備されるべきものである」という考えにある。
例えば冒頭で描かれるているように親権というものは親のものではなく、子供が本来持つ権利を守るためにある