オーストラリアとの違い⚽️🇯🇵🇦🇺
色んな意味で衝撃的だったフランス女子W杯。
感じること、思うことががたくさんあって
でも言語化するのが難しくて、
なかなか頭の中でまとまらなくて。
何て書こう〜って考えてたら
W杯終わって1ヶ月も経っちゃった。てへ
新たな時代へ 岐路に立つ女子サッカー〜今私が伝えたいこと|永里 優季|note(ノート) https://t.co/gxn3jy3sSF
— Yuki Nagasato | 永里 優季 ∞ (@Yuki_Ogimi) July 18, 2019
これです、これ。私の言いたかったこと。
ほぼほぼ代弁してくれています。
読んだ方もまだの方も是非読んでください。
実際にW杯もオリンピックも経験してて、
今もまだ世界のトップで走り続けている人だからこそ言葉に重みがあるし、影響力がある。
すごいな〜〜〜かっこいい。
永里さんと比べて実績も影響力もない
ちんちくりんな私だけど想いは同じです。
サッカーのおかげでたくさんの人と出会えて
サッカーのおかげでいろんなことを学んで
サッカーのおかげでいろんな経験もできている
本当にたくさんの方々のお陰様です。
中・高時代の恩師が昔こう言っていました。
おかげさまは、他人から受ける利益や恩恵を意味する「お陰」に「様」をつけて、丁寧にした言葉だから「あなたの協力がなくては、自分だけではなしえなかった」という意味がこもっているんだよ!それがおかげさま。と
日本語って素敵〜!!!素晴らしい!!
本当にその通りなんです。
ひとりじゃここまで頑張ってこれなかった。
私はサッカーにたくさんの恩がある。
だからこそ、夢ある子どもたちのために
日本の女子サッカーの未来をなんとかしたい。
恩返ししたい。そう思います。
このままじゃどんどん世界と差がひらいてく
こんな記事も見つけました。
【優勝もう8年前 なでしこ葛藤】https://t.co/enS5e5Dt9b
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) August 8, 2019
サッカー女子W杯でオランダに敗れ、16強で大会を去った女子日本代表「なでしこジャパン」。優勝した2011年大会でのフィーバーから約8年。選手たちは今、危機感を抱いている。
W杯に出た選手達もみんな危機感をもってる。
たまたま今、私はオーストラリアにいて
日本との違いを発見することが出来るんだし
私が肌で感じる他国との"違い"を伝えたい。
そう思ってます。
小学生の年代
オーストラリアはいま女子サッカーに
力を入れてきているなと感じます。
勝手なイメージですが、外国人は足元の技術は劣っているというイメージでした。
現にU12世代の試合を何度か見に行きましたが
上手だし、技術の高い子も多いなと感じます。
チームとの練習とは別にスクールに通ったり、フットサルをしている選手も多いみたいです。
このスクールは私と同じリーグで戦っている
選手達がコーチをしているスクールです。
現役の選手、憧れの選手が教えてくれるから
子供たちもとてもキラキラしています。
公園の大きさ伝えたくてパノラマ📸使用したけどこの公園端っこから端っこまで3kmもあった😂歩いたら40分らしい🚶でかすぎ🇦🇺😂 子供たちがサッカー⚽️してるのぼーっとみてるなう☕️こんな環境整ってんの羨ましすぎるなぁ〜うちの実家の近所の公園なんてサッカー禁止だぞ🇯🇵そりゃ色々差がでるわ〜🤮🤮🌎 pic.twitter.com/weu9CtACPg
— Kanna Oda/尾田緩奈 (@cncn1020) August 2, 2019
このように莫大な敷地の公園があり、
いつでもサッカーができる環境が整ってます。
私が小学生の頃、監督に「こうしなさい」と
言われたプレーは従わなければいけない
雰囲気がすごくありました。
例えば、
パスを丁寧に繋ぐように言われたのに、
強引にシュートを選択 → 外す → 怒られる
次からシュートを打てるチャンスがあっても
また怒られるかもってよぎって打たなかったり
怒られることが嫌で
無難なプレーしか選択しなくなったり...。
ミスに対してシビアなのが日本なのかなぁ...。
これは海外に住んでいるから気づけたし、
トーレス選手も言っている記事がありました。
🇪🇸選手コメント🇯🇵
— サッカーキング (@SoccerKingJP) August 8, 2019
トーレスが久保建英と安部裕葵にエール「スペインではミスが認められる」https://t.co/0EGaKRhd2Y
🗣️編集部より
「#フェルナンド・トーレス が、レアル・マドリードの #久保建英 と #バルセロナ の #安部裕葵 についてコメントしました」 pic.twitter.com/TvKdu330zj
でもオーストラリアの子ども達は
そんなの全く関係ないように思えます。
例えば、家で練習したフェイントを
"今日この試合で絶対使ってやる!!!!"
みたいな感覚。
極端な話DFの位置とか試合の状況とか関係なく
練習したフェイントをやる!!
どんどんシュートを打つ!!
どんどん仕掛ける!!
どんどんドリブルする!!
そうすると保護者達は
「フォーーーー!!!ナイスーーーー!!!」
ってめちゃくちゃ盛り上がるんです。
そうすると子供たちのやる気ももっと上がる。どんどん仕掛けていくんです。
ミスなんて全然恐れません。
もし、日本でこのようなプレーをすると
「自分勝手なプレーするな」とか
「サッカーはチームプレーだ」
とかになるのかもしれない。
国、文化の違いかもしれないけど
だから日本人はうまくて、
繋ぐサッカーができるけど
オーストラリア人は上手くない人でも、
闘える選手がすごく多いのかもしれない 。
「日本人は本当に上手いけど、日本人のサッカーはつまらない。パスパスパスパスパスパスパスパスで見てて眠くなるよ🤷🏼♀️」と言われたこともあります。
アスリート意識
そしてオーストラリアの選手は
アスリートとしての意識が強い
というより、、、
アスリートの自覚を持たせるのがうまい。
という表現の方が正しいかな?
つまり、周りのバックアップがすごいんです。
※私が所属するNPLWリーグのお話です
・サッカー専門GPSをつけて練習、試合をしている
→分析、課題、改善、数値として結果を明確化している(Jリーグもほとんど導入しているが、なでしこリーグはまだほとんど導入されていない)詳しくはこちら
・サッカーでお給料をもらっている
→選手として責任がうまれ、自覚もある。(なでしこリーグはほとんどの選手がスポンサー企業で働き、そこからお給料をもらっている)
・SNSで積極的に発信している(リーグも選手も)
→毎試合のハイライトシーンや、月間ベストゴールなどが更新される(なでしこリーグも昔はハイライトシーンとか放送してた...よね?昔。)
・全試合LIVE中継ある
→ほとんどの試合が解説者までついている
・チームにホペイロがいる
→試合の日は全員のユニフォーム等を揃えてくれる。試合後は回収し洗濯等してくれる。道具の管理等をしてくれる人(Jリーグはホペイロはいるが、なでしこリーグは居ない)
などなど、、
私が今プレーしているリーグより、実際なでしこリーグの方が全体的にも選手1人1人もあきらかにレベルは高いです。まだレベルはそこまで達してなくてもこの扱い。日本でいうなでしこリーグ1部に相当するWリーグはもっと素晴らしい扱いだと思います。そりゃこれだけの扱いをされたらみんなアスリート意識が高くなると思います。
先程書いたサッカースクールの話に戻りますが
こういったアスリートとしての自覚があって
キラキラしてる選手、かっこいい選手に
子ども達は憧れるんだと思います。
だからこの人のスクールに行きたい
この人みたいになりたいって思うんだろうなぁ
私が日本でなでしこリーガーだった時
別にわたし、プロじゃないし
有名人でも芸能人でもないし
ってどこかで思う自分もいたし、
でも応援してくれてるサポーターのために何か発信したいっていう気持ちもあったし
でも試合に負けたあとだとSNS書きづらいし
試合に負けたのに呑気だな〜とか思われたくないし...。とか色々思うことがありました。
オーストラリアに住んで思ったのは
本当にいい意味で。
本当にいい意味で捉えて欲しいのですが
自分は自分。周りがどう思おうが気にしない。
って考えがすごく多い気がします。
なんかこの文面だけみたら自己中みたいに
見えるから、いい意味で捉えて下さい。笑
だから皆自信に満ち溢れているように見える。
だからアスリート意識もすごく高く見える。
だから子どもに対する振る舞いも素晴らしい。
試合に負けたあとのミーティングで
「今日の試合はアンラッキーだった」とか
「あのシーンはファンタスティックだった」とかそういうことがよくあるんですよね。
いやいや負けたんだよ?もっと修正すべき所あるし、練習しなきゃ行けないとこあるじゃん
って最初はモヤモヤしてたけど、このスーパーポジティブさ、そして私がここにいる以上私は外国人なわけであって。この国、このチームに合わせていかないとな〜って思うとすごく気が楽になった。
だからオーストラリアの子達は試合に負けても
スーパーポジティブだし。
(日本はお通夜みたいになる笑笑)
日本とのその違いに私は何度も何度も救われたし、前向きな気持ちでいることが増えた気がします。 そりゃ、勝って喜ぶのが1番ですけどね。
オーストラリア人は何事もハッピーに、ポジティブに捉えていく能力があるから、グングンどこまでも伸びていくんだろうなぁと思うと、すごく楽しみだけど、少し怖い気もする。
いま、将来代表になることを夢見て練習に励んでいるキラキラしたこどもたちをたくさん見ています。オーストラリアの子ども達はきっとこのままのびのび育っていく。
5年後、10年後のアジア大会や、W杯で、日本とオーストラリアが当たったらどうなっているのかな?楽しみです。
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