【満月珈琲店の星詠み】恋も仕事も占星術から読み解く
著者 望月麻衣さん
画 桜田千尋さん
とても素敵な表紙に惹かれ、手に取りました。
今占星術を勉強してるのですが、このストーリーの中に出てくる占星術は分かりやすく、迷える登場人物を後押ししてくれます。
なんだかツイテナイなって感じることって、実は不注意じゃなくて、星の影響も少なからずあると思います。今は星の動きをネットなどで簡単に知ることができますので、生活に少し取り入れてみるのも面白いと思います。
あらすじ
シナリオライターの芹川瑞希は、担当したドラマがヒットし一世を風靡したが、今は冴えないソーシャルゲームのライター。
夢だった小学校の教師になれる一歩手前でライターを選んだが、三十代半ばからドラマの脚本を手掛けるも視聴率が取れなくなってしまう。
そんなある日、かつて仕事をしたディレクターの中山明里と会う事になる。
その帰り道に不思議なトレーラーカフェ、「満月珈琲店」に出会い、猫のマスターから占星術を教えてもらい、新たな手掛かりをつかむ。
感想
喫茶店で出てくるメニューの描写が綺麗で食べてみたい!と感じます。
登場人物達が過去の出来事を振り返り、占星術の視点からアドバイスを受け、自分で道を切り開いていきます。
人生がうまくいかないときって、新たなやり方を探しがちですが、実は答えは自分の中にあると思います。気づかない、視野が狭くなってしまっていたり、自分の快をおろそかにしてしまっているときだと思うのです。
占星術=占いではなく、そこから自分でこうしてみよう、と考えていくところが素敵だな、と思いました。
もっと占星術を学んでいきたいと思わせてくれるお話でした。
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