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徒然1日1冊 Kindle unlimitedタイトル紹介 #63『ブロックチェーン・ゲーム 平成最後のIT事件簿』

今日の一冊!

もう一つの、平成31年。

取引所コインパーチェスから数百億もの仮想通貨が流出する事件が発生、元CEOでリードプログラマーの倉石クニオが消息を絶つ。時を同じくしてブロックチェーンを用いた最新スマホゲームを巡って、インフルエンサー、ゲームクリエイター、ブロガー、アイドル、証券マン、政治家……などネットユーザー達のさまざまな思惑と運命が連鎖し、事態は日本中を巻き込んだ未曾有の危機へと突入していく――。
本作品は2018年にウェブ小説として発表された「ブロックチェーン・ゲーム」を大幅に加筆・修正し、実際に起きたIT事件を解説するコラムも加えた平成最後を飾る沢しおんの最新作です。平成が生んだネット文化とサイバー社会像を描いたビジネス小説の世界をぜひお楽しみください。

 ブロックチェーンゲームってご存知ですか?
 もちろん、ゲームとして楽しむこともできますが、ゲームのキャラクターやアイテムを課金して買えるだけではなく、仮想通貨で売ることもできるというタイプのゲームです。普通のゲームはサービス終了したら課金分が消得てしまいますが、ブロックチェーンゲームのデータは財産として所有ができるのです。ゲームが流行れば、キャラクターやアイテムの取引価格が購入価格よりも高く売れるかもしれない、という売りで苛烈なソシャゲ市場に参入しています。
 しかし、そんなに甘い話はありません。実際のブロックチェーンゲームでも、取引価格が購入価格を大きく割ったままゲームがサービス終了。ゲームでの購入のために経由した仮想通貨はかなりの値上がりをした、というケースです。
 そんな最新のIT業界の色々を盛り込んだ、勉強にもなる小説です。


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