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タイトルを忘れて読めない本

 昔読んだはずだけど、作者もタイトルもどこのノベルスかも覚えていない。

 読みたいと思ったはずだけど、同上。

 いや……むしろ、その本、本当に存在してる?

 なんてこと、ありますよね〜。

 というわけで、今回のテーマは「読みたいのにタイトルを忘れて読めない本」です。


救世主、読メ

 「読書メーター」略して「読メ」は、「読んだ本を記録して読書量を管理したり、日本中の読書家さんと本を通じたコミュニケーションができるサービス」です。

 似たようなサービスに「ブクログ」というのもあります。
 が、わたしは読メ派。
 先に読メに出会ったから、というだけなんですが。

 さて、読書メーターを使い始めてから、「あの本読みたいけど、タイトルもわからん!」というのが、ほぼなくなりました

 「昔読んだんだけど……」というときは、「読んだ本」を遡る。

 ちょっとでも気になった本や、引用・参考文献リストは「読みたい本」に登録しておく。

 これで、九割九分は「読みたいけど〜」がほぼ防げます。

 そう。

 ほぼ。

 そんなわたしでも、あるんですよ。

 探し求めている本が!

 読メ登録前の本だったり、登録し損ねていたり。

 というわけで、そんな2冊の本を語っていきたいと思います。

 あわよくば、知っている方がいればありがたい……。
 思い当たる節があれば、ぜーーーーーったいに、コメントで教えてくださいね!


時代小説シリーズ、戦う坊主の用心棒

 中学生の頃に、図書館で借りて読んだ時代小説のシリーズ。

 スマホ入手前だったので、もちろん読メには未登録。

 あらすじは、こんな感じ。

 江戸時代。
 幕府で用心警護にあたる僧侶の主人公は、ひょんなことから違法に峠越えをする用心棒家業を手伝うことに……。
 彼らに最初は批判的だった主人公も、それぞれの命をかけた理由を知って、正式に用心棒として関わっていくことになるーー

 っていう短編シリーズ。

 確か、この家業の旦那は二代目か三代目で、主人公は非番の日にぶらっとしてたら夜、旅立つところを見てしまって……みたいな感じだったと思う。
 何人か専属用心棒みたいなのがいて、一緒に旅に出るパターンとかもあった気がする。

 戦闘系坊主が主人公ってだけでもうパワーワードだし面白くない?

 このシリーズに出会ったのは、中学生の時、図書館で。
 胸の前に積み上げて貸出カウンターに行こうとしたら、たまたま同級生に出会って、驚き呆れられたんだよねー。
 親の図書カードも使ったので、6冊以上のシリーズだったのは確実。

 そこまで覚えているのに、タイトルも表紙も何もかも覚えてない。

 「時代小説を読みたい」って気分になるたびに、このシリーズを思い出す。

 しかし、これがもう、見つからないの!

 中学・高校時代に借りた本はどんどんリサイクルに出されているから、図書館の蔵書にも無い可能性が高い。

 読メの「こんな本を知りませんか?」コミニュティだけではなく、
 X(旧Twitter)のあやふや文庫さんに頼っても見つからない!

 検索技術はまぁまぁある方だと思うんですけど、それで見つからない。

 「僧」を確定ワードにして、「時代小説」「用心棒」でググる。
 でも、時代小説には用心棒が溢れかえってる!
 「用心棒誰それに僧が襲いかかる!」みたいな僧が敵パターンのあらすじばっかり引っかかる。

 「関所」をワードにしても、「関所で足止めされる」剣豪が多すぎる

  そこまでメジャーシリーズでは無いはずなので、ドラマ化作品&有名作家作品に邪魔されて見つかりそうにもない。

 つーか、そもそも、あらすじが出版社サイトに残ってないみたいな検索不可能な事態もあり得るのか……?

 そもそも、主人公は僧侶ではなかった……?
 いや、そんなはずはない。
 そういうあらすじで面白そうだと思ったから借りたんだもん。

 いや、だけど……。

 記憶を捏造しているのかも。

 うーん、もしかすると……。

 記憶が歪んでるのかも。

 このシリーズ、本当に存在するの?


読みたい本に登録したはずなのに消えた本

 一緒のミステリですね(真顔)

 読メの「読みたい本」に入れたはずなのに、読みたいと思って探しても出てこない!

 登録ミスしたらしい。

 いや、結構、あるんですよ、登録ミス。
 スマホ版だと特に、登録したのか、登録してないのか判別できずに、何回もタップする、みたいなことがあるので。

 あるいは、見つけられてないっていう、わたしがアホな可能性もある。
 だって、「読みたい本」いま、9200冊超えてるし。

 ちなみに、探しているのはこんな内容の学術書。

 産業革命が始まり、どんどん資本家が台頭する中、王家の力はどんどん弱まっていた。
 社会に存在する資本のほとんどが王家にあった時代から、王家よりも資本家が持つ財産の方が大きくなりつつあった。
 しかし、それでも人々は王家に期待する。
 今でいう、福祉を期待されても、それを実現する資金がない。
 王政最後の時代、国王は林業で起死回生を狙ったが……。
 王政の、終焉。

 かなり脚色している自覚はあるけど、多分、こんな感じ。
 時代と、王政と、林業というキーワードは合っているはず。

 島国なイギリスではなくて、多分、フランスだと思う。
 いや、知らんけど。

 表紙は、『忘れられた日本の村』みたいな感じで、もっと引きで、緑みかかった空がちょっと見えて、あとは全部森、みたいな感じだったはず。

 で、その表紙を見たからには、Amazonであらすじを閲覧している。
 だから、Chromeの履歴を5年? もっとか? 遡れば見つかるはずである。

 理論上は。

 そう、理論上は。

 一日仕事で済んだらいいなー、ってことでできてない。

 実現不可能な時点で、机上の空論なわけですよ……。

 この本は存在したはずです。

 だって、ここ数年の話ですよ。
 絶対に、Amazonであらすじ読んだんです。

 だから、存在するんです。

 えぇ、誰がなんと言おうと。


あなたの「タイトルを忘れて読めない本」を教えてください 

 というわけで、わたしが読みたくて探しているけれど、見つけられない本を2冊ご紹介しました。

 誰しも、こういう本が1冊2冊あるはず。

 あなたの「タイトルを忘れて読めない本」をぜひ教えてください。

 わたしが、あるいはこの記事を読んだ誰かが、教えてくれるかも……?

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