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【単巻5冊読書感想㉝】『フェルマーの最終定理』『神さまと神はどう違うのか?』『あしたはひとりにしてくれ』『クワガタムシの生物学』『「婚活」時代』

 今年始めた、このシリーズもついに33を数えました。

 今年中にどこまでいくんでしょうか?

 40……まで、いくかな?

 というところで、今回の5冊、いきましょー。


【1冊目】数学史の名作!『フェルマーの最終定理』

  ※このタイトルはKindle Unlimited対象ではありません

 数学史の名作として有名なこのタイトル、ついに読みました。

 さすが、名作です。

 難しい数学の部分は、なかなか完璧に理解できたわけではない、です。
どういうドラマが展開されていたか……という部分はすんなり入ってきます。

数学の知識を完全に理解しなくても、ドラマがわかる

 それが、名作といわれる所以なんでしょうね。

 数学界で何が起こっているか、わかったのが面白かったですね。

 証明への熱意、証明が完成したと思っても不備が発見されて……不備のある証明を公表したら数学としては進展するけど、不備を埋めた人が栄光を掴むことになる……とか。

 同著者の『暗号解読』も気になっていたので、読んでみたいな〜と思いました。



【2冊目】哲学・神学は適性なくてわかんないんだよな『神さまと神はどう違うのか?』

 ※このタイトルはKindle Unlimited対象ではありません

 結論「わからない」はやめんかーい。

 とガックリきたんですが。

 まぁ、これを面白いと感じる方もいるのはわかります。

 けど、わたしは適性ないんですよね……。

 民俗学的アプローチは好んで読むんですよ。
 『巫者の日常』とかめちゃ面白かった。
 ですが、哲学・神学になるとサッパリです。

 で、このタイトルもサッパリでした。



【3冊目】恋愛じゃなくて、愛『あしたはひとりにしてくれ』

※このタイトルはKindle Unlimited対象ではありません

 この前に続いて、竹宮ゆゆこさんです。

 恋愛ものの方なのですが、このタイトルは愛をテーマにしています。

 三人称をはじめ、書き方から普段と違うアプローチ。

 が、最後の爽快感は、いつも通り。

 竹宮ゆゆこさんの小説、こうやって感想を書くのがなんというか、難しいです。
 竹宮ゆゆこさん独特の雰囲気があって、それが好き、みたいな。
 なかなか言葉にしづらいんですよね。

 というわけで、今後も読んでいきたいなーと思います。



【4冊目】『クワガタムシの生物学 若手研究者が大解説!クワガタの未知の世界』

※このタイトルはKindle Unlimited対象ではありません

 国内種図鑑・最新研究・飼育法・撮影法まで。
 クワガタ全部入り、とまではいかなくても、贅沢セットみたいな内容になっています。

 生物学・昆虫学の学術的なテキストに初めて当たったので、なかなか読むのに時間がかかりました。

 昆虫は菌嚢という部位に共生酵母を持っている、と言うのが面白い。

 人類は、酵母を利用して、発酵させビールや納豆などの食べものを作ってきました。
 クワガタも、幼虫時代に朽木を食べるときにその酵母を使っているそうです。

 人類、ホモサピエンスの独自性ってなんなんでしょうか
 なんて、考えさせられます。

 で、飼育するつもりはないので、軽く流しました。
 が、種別ごとにこうした方がいいなどのアドバイスもあって、飼育初心者からガチ勢まで役に立つ情報かなと思います。

 昆虫飼育系のYouTuberさんや、その視聴者さんにおすすめですね、この本。

 というか、この本の若手研究者さんたちがグループ作って、YouTuberになってほしい



【5冊目】女は行動せよ。男は自分磨きせよ。『「婚活」時代』

 図書館で借りてきたら、KU対象でした。
 またか……。

 婚活に必要なのは何か?

 従来の社会では自然と身近な人と結婚できたが、自由と選択が増した現代ではそうはいかない。

 自分を磨いて待っていても、どんどん相手へのハードルだけが上がる。
 ので、女性はどんどん行動してアプローチして、男性を狩りにいこう。

 男性は、勇気を持って、ときには女性に流されよう。
 まずは、入り口に立てるように、自分を磨こう。清潔感とかですね。

 というような内容になっています。

 なかなかに面白かったですが、行動と言われてもなって……。

 そう。

 ちなみに、わたしは女性なんですよね。

 そもそも、「結婚したいか?」と言われると、はっきり結論が出てない。
 「若さがなくなっていくのが怖くて」っていう感じ。

 なんというか、辛いときに支え合って、相談し合える人生のパートナーが欲しいなと思っています。
 別居婚前提とかでもいいんですよね。そうなると、もしかすると二十代の今じゃなくてもう少し後から探したほうがいいのかもしれないですね。

 なんて、また話が脱線してしまいました。

 最近はこういう、自分の生活にダイレクトな処方箋になりそうなタイトルも手に取るようになりました。
 本に全部、答えが書いてると潜在的に思っている節がある……。

 それも、また、どうなんだと思いつつ。




 それでは最後に。
 皆様の読書ライフ以外も、人生の充足を祈って。

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