【単巻5冊読書感㊻】『日本現代服飾文化史』『純血種という病』『生まれ変わり』『クオッカ』『土の塔に木が生えて』
なんかすぐ5冊溜まるんですけど、どうなってるんですかね?
というわけで、前置きも思いつかなくなってきておりますが。
今回の5冊、行きましょう。
【1冊目】『日本現代服飾文化史 ジャパン ファッション クロニクル インサイトガイド』
※このタイトルはKU対象ではありません
時々、こういう服飾系のタイトルを借りてきてしまう。
うん。
まぁ、そんな感じで読み通しはしましたが、「へー」以上の感想がなかったり、します。
【2冊目】『純血種という病 商品化される犬とペット産業の暗い歴史』
※このタイトルはKU対象ではありません
その犬種らしい外見でなければ、生まれてすぐ間引かれてしまう。
自力で生殖活動や出産ができず、人工授精や帝王切開をしなければならない。
犬種らしい見た目にするために、内外ともに病をもち、寿命も短くなっている。
イギリスに憧れたアメリカの、純血種の歴史から読み解いた一冊。
ただ、身分社会で成り上がっていくためのアクセサリーとされた犬、という文化人流学的なアプローチをしています。
し、若干、失敗している……。
ただ、人工授精とか帝王切開とか間引きとかしてたら、そりゃ、血統書付きのペットは値段が上がるよな……と思ったり。
もっと、がっつり「ペット産業の闇」に焦点を当てた暴露系ノンフィクションを期待していました。
また、そういう本を探してみたいと思います。
【3冊目】『生まれ変わり』
※このタイトルはKU対象ではありません
安定。
安定のケン・リュウさん。
相変わらず、面白いし、深いし、雰囲気いい。
今回は、社会問題を絡めつつ、人類の技術や未来を考えさせられるような短編集になっていました。
【4冊目】『クオッカ 世界一幸せな動物』
カンガルーと同じ有袋類ですが、ネズミっぽい見た目なので、そこで苦手か分かれると思います。
スマホ画面だと見開きの写真が切れてみにくかったです……というくらいの感想しかありません。
生き物好き、といっても実は昆虫サイズとか、ヒトデみたいなちょっと変わったやつが好きなんだよなぁ、と気付かされたり。
【5冊目】『土の塔に木が生えて シロアリ塚からはじまる小さな森の話』
※このタイトルはKU対象ではありません
あまり面白くなかったです。
知見が引用ばかりで、この著者さん自体の研究でわかったことというのが、ない。
ほぼ、じゃなくて、全然、ない。
しかも、シロアリ塚だけで、シロアリの研究じゃない。
文章がうまくて、現地のフィルドワークの様子がありありと伝わってくるわけでもない。
小林 朋道さんの『先生』シリーズを読んでいるので、余計に退屈に感じました。
『新・動物記』シリーズの他の本には、もう少し面白そうなのがあるので、またチェックしてみたいと思います。
それでは。
皆様の読書ライフの充実を祈って。
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