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牧のうどんの鴨うどんは、旨すぎてなんかハマるエロさ。

こんにちは。福岡でフリーランスをやっている酒井です。
企画からデザイン、ライティングまでどんとこいです。牧のうどんを愛しています。

さて、先日、一週間という長い東京出張から帰ってきて迎えた日曜日。
もう、飢えているわけです。牧のうどんのダシの味に。牧のうどんを食べるまでが出張なんですね。

出張明けだし、少し贅沢しちゃおう!というわけで、牧のうどんの中では一番高い鴨うどんを注文しちゃいました!!

牧のうどんで確実に一番濃厚なダシが楽しめる鴨うどん


脂がおいしいすぎるのよ。

一番高いと先ほど書きましたが、それでも実は660円なんですけどね笑
本当に牧のうどんのこういうところも好き!博多弁で言うと。好いとー!!

ちなみに一番安い、素うどんは360円です。

今回の鴨うどん、まず「おっ!」と思ったのが、他のうどんに比べて、丼が一回りでかいんですよ。

大盛り頼んで無いのに、大盛りのような形で出てくる。いわゆる洗面器スタイルです。心なしかうどんの量も少し多い気がする…


そして、その上に浮かぶは食べる前からわかる、ぎゅっとした旨みある鴨肉たち。


なんかエロい鴨うどん

本当にシンプル。シンプルイズベストオブシンプル。
ただね、明らかに違うのが、スープの上の脂。

牧のうどんといえば、僕の中では「幼子の瞳のように澄みきった」スープでしたから、今回の脂の載った艶っぽいスープを見た時にちょっと興奮しましたよね。エロさがあると言うか。大人の牧のうどん、ここに極まれり。

そして、そのスープを啜ってみると、あ、全然知らないマキノさん。
いつもなら、遠慮なしにカツオ節、サバ節、ウルメ節系の魚の旨みがガッツーンとくるはずなのに、まず肉の旨みがくるんですよ。まろやかな旨みがくるんです。

この時点であぐらをかいていた足をちょっと正座に直しました。
実家の味噌汁を食べている気分から、初めての味にひたすら恐縮してしまう気分になるんですよ。

「鴨…ここまで、うどんの味を左右してしまう食材なのか…ハハーッ」となぜか平身低頭の姿勢をとって、恐れ慄く気分になってくるわけです。

それくらい、違うんです!スープが。

続いてうどんをすすってみると、これまた違う!


脂を存分にまとった、おうどん様


脂をしっかり纏ったうどんは、まさしくセレブの肉汁うどん。しつこくない純度100%の肉の旨みを味わえるんですよ。
「牛肉うどんだって、肉汁うどんやないか」
というツッコミが入りそうですが、全然違うんです。

牛肉うどんって基本的に肉を甘辛く煮込んだ時にでる「カエシ」の味が強い。つまり調味料の味を感じるんですけど、鴨の旨みは、肉の素材の旨みなんですよ。

肉月に旨みと書いて脂っていうじゃないですか、その脂のうまさなんです。上品なんです。貴族の食べ物ですよ。これ!!

鴨肉本体を口の中に含みますと、これも硬くないんです。ほどよい硬さ。
噛めば噛むほど、ジュワッジュワッとでてくる濃厚な旨み。

「肉って本来、特別な食べ物だよね。特別な日にお肉食べたいよね。」
幼少の時に、ししゃもを食べながらそんなことを思っていた記憶が蘇るような本当に滋味深く味わい深い…

最もフィジカルで、最もプリミティブで、そして最もフェティッシュな味わいがここにあるわけですね。エロいんです。

ノーマルダシで脳みそをクールダウンさせる。


注ぎ足しのだしやかん。お前がいてくれてよかった。

もう、正直、鴨うどん食べていると頭がぼーっとしてくるくらい興奮してしまうんですね。

僕はそんなつもりで、牧のうどんに来たわけではないんです。
ただ、実家のお味噌汁をのんで、あぁ、帰ってきた…!と思いたいだけなのにイキナリ知らない大人の隠れ家に連れて行かれた気分になってしまってどうしよう!!!と迷子になりかけていたその時…

あ、そうだよ。僕にはあったんだ、「ダシの入ったやかん」が…!!

急いで、丼に注いで一口のんでみると、ガッツーン!!キタキタ!!!
この魚のダシ、くぅーっ!!落ち着く!!

あぁ、危なかった…完全に鴨にハマって帰ってこれないところだったぜぇ。

牧のうどんって毎日食べても大丈夫な気がするんですが、鴨うどんだけは毎日食べちゃダメな気がする。

それくらい鴨うどんのこと以外考えられなくなるんですよ。
仕事も、家族も、今までの過去の自分の大事なものを全て忘れてしまうような中毒性の高い旨さがあるんです。

牧のうどんさん、あなたは何てメニューを思いついてしまうんですか。

まだまだ僕のしらない美味しさ、勉強させていただきます…。

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