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大麻入りチョコレートってどんな食品?

昨日の2019年3月20日、違法の大麻成分が入ったチョコレートを食べて7人が病院へ運ばれた・・というニュースが報道されました。

大麻のチョコレート???と感じた人も多かったのではないでしょうか?

実は大麻(マリファナ)の成分は、油に溶けやすい性質なのです。脂分を多く含むチョコレートやバター、ココナッツオイルなどに混ぜやすく、いろんな食品を作ることが出来るのですね。

※こちらの元記事は以下のものになります


下記がそのニュース記事の内容です。

・ダンスイベントで7人体調不良 大麻入りチョコレート食べたか

2019年3月20日 16時54分

今月10日、東京荒川区で開かれた社交ダンスのイベントに参加していた中高年の男女7人が体調不良を訴えて病院に運ばれ、その後、体内から大麻の成分が検出されたことが分かりました。
いずれも会場にあった海外製のチョコレート菓子を食べたということで、警視庁は、菓子に大麻の成分が含まれていたとみて調べています。

今月10日の午後3時すぎ、東京荒川区東日暮里で開かれた社交ダンスのイベントに参加していた50代から80代の男女7人が、手足のしびれや呼吸困難の症状を訴えて病院に運ばれました。
7人はその後、体調が回復し、命に別状はありませんでしたが、その後の調べで体内から大麻の成分が検出されたことが警視庁への取材で分かりました。
いずれも会場にあったチョコレート菓子を食べたということです。
イベントの関係者によりますと当日は100人以上が参加していて、この菓子は参加者の1人が持ってきた外国製のものだということです。
警視庁は、菓子に大麻の成分が含まれていたとみて、参加者から話を聞くなどして調べています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190320/k10011854861000.html


そもそも大麻成分が入ったチョコレートが存在していることに
驚いた人も多かったはずです。


なぜ大麻成分が入ったお菓子が売られているのか??


なぜ??と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

個人的にはおそらく大麻成分が入ったチョコレートを海外で購入して、お土産で持ち帰って配ったら・・という経緯ではないかと思っています。
特に悪気はなかった(=知らなかった)という可能性も高いと思います。


では、大麻入りのチョコレートやお菓子などについて
調べてみましょう!

◉海外発の大麻チョコレートやお菓子を調べてみました

アメリカのカリフォルニアで創業されたブランド。
・Kiva Confections

カリフォルニアで最も有名な大麻ブランドで、創設者のScott PalmerとKristi Knoblichにより創設されました。地元のショコラティエを訪問して大麻栽培の専門家や分析研究所での品質コントロールを経て試行錯誤の結果、KIVAブランドの製品が生まれたそうです。品質、食品の安全性に専念する100人以上の従業員を擁するKIVAは、食用大麻のカテゴリーを再定義し、美味しい大麻成分入りのお菓子を届けることをモットーにしています。
面白いのは下記のようなドライブルーベリーをコーティングした大麻チョコなども販売しているところですね。

続いてはアメリカ・ワシントン発の大麻ブランド。
・GOODSHIP

The Goodshipは、2014年にシアトルで最も有名であるカップケーキベーカリーやカフェブランド「Cupcake Royale」のオーナーであるJody Hall氏によって設立されました。 Goodshipは、清潔で落ち着いた、高揚感と魔法のようにおいしい製品を作っています。 ワシントン州全域の100以上の娯楽用マリファナ店に質の高い大麻を配合した商品を販売しています。
こちらのブランドでは下記のようなCBDチョコレートも発売しています。

続いてはアメリカ・ポートランド(オレゴン州)発の大麻ブランド。

・SERRA

実店舗での小売販売をしており、オシャレでクールな店内が特徴のようですね。特にアメリカをはじめとする海外では大麻製品、大麻企業のブランディングが進んでいます。
もはや、大麻成分入りの商品は「お洒落でクール」となりつつあるのかも知れませんね。


◉日本で違法となるTHCが多く含まれた商品も多いので注意

大麻の使用者が多い米国などでは、大麻成分入りの食品を家庭で手作りする人も多いと聞きます。バターや食用油に砕いた大麻を混ぜ込んで、脂溶性の大麻成分が溶け出したものを使ってブラウニーやクッキーを作っているのだそう。
そしてアメリカ国内において娯楽用、医療用大麻のお店で売られている大麻入りのお菓子などには、ここ最近特に大麻成分の含有量が多いものが増えているとのこと。

その理由は、大麻成分を抽出する際の作業が以前よりも機械化や研究が進み、高濃度の大麻成分が取り出せるようになったためです。

これにより食品中のTEC含有量が多いものが増えており、たとえば1枚の板チョコに含まれるTHC量が80mgといったものもあり、少量の1枚のチョコを食べるだけでも嘔吐や痺れ、興奮・錯乱状態などになる可能性があるのです。

リキッドを使って大麻成分(CBDなど)をVAPEなどのヴェポライザー(電子タバコ)で喫煙使用する場合などは、自分で「効き」の具合が分かるものです。

しかし大麻成分入りの食品を食べた場合、リキッドと違い直接肺に入れるのではないので、胃壁・胃腸から成分が体内に吸収されるまでに時間がかかります。さらにゆっくりと時間をかけて体内に吸収されていきますので、作用の強さに気付かないまま、ついつい美味しいと食べ過ぎてしまう恐れがあるのですね。

※参考 THC(テトラヒドロカンナビノール)とは?大麻草に含まれる向精神性作用(興奮作用・錯乱作用)の強い成分。日本ではTHC成分の使用等は法的にも禁止されており、所持していただけでも大麻取締法により逮捕されます。


◉海外で購入した大麻チョコレートを所持していたら逮捕されるの?

実は日本でもエリクシノール社から、大麻成分CBDのみが含まれた合法であるCBDチョコレートが販売されたりしています。

アメリカなどでも大麻食品について、THC含有量はパッケージなどに表示はされています。しかしそれに気づかなかった人や子供が知らずにうっかりと大量に食べてしまって救急搬送される例が増えています。

コロラド州では、娯楽用大麻を合法化して以降、中毒センターに寄せられる大麻入り食品に関連した通報が急増しているのだそうです。

日本でこのようなTHCが含まれたお菓子を所持、食べたり、譲ったりした場合、大麻取締法により逮捕されます。

海外で知らずに購入したとしても、言い訳は許されません。今回のニュースで大々的に報道された理由のひとつとして、政府も国民への情報の周知徹底を狙った・・なんてこともあるのかも知れません。

海外旅行で気軽に大麻チョコレート(カンナビスチョコレート)がドラッグストアやお洒落でクールな小売店などで買える時代です。
知らなかった・・では済まされません。

海外で大麻(カンナビス・ヘンプ)成分のチョコやお菓子などを購入する場合、裏面にTHCという文字があるか?を必ず確認してから買ってください。

THCが含まれているという文字が書かれていそうな場合は絶対に買わないようにしてください。

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