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自分にフィットした戦略を立てようね

人のビジネスに口を出させてもらう回数がその辺を歩いている人よりも少しだけ多い生活をしている僕ですが、たまに「よりによってどうしてあなたがそういう戦略を取っちゃうんですか?」という状況に遭遇することがあります。


どう考えても「あなたは相手から告白させるタイプですよね」という女性が、ゴリッゴリの「回数こなせば売れるっしょ営業」で売り上げを立てようとしていたり。


あまりコミュニケーションが得意でなさそうなのに、「それはコミュ強のやりかたですよ」というようなアプローチをしてアポイントを取りまくっている人がいたり。


冷静に考えれば「そのやり方は自分にはあっていないだろう」と思いながらも、「まあそんなもんか…」といいながらやってしまう。


いや、いいんですよ。何事もやってみないとわからないし、自分にあってない方法を100個試すから「自分にあった1個」がわかることもあります。何をやっても無駄にはならないです。


ただし、「とりあえずやってみる」ができるのは、時間のある時に限ります。


学生とか無職の状態だったら「時間だけは腐るほどあるし…」精神でもいいと思うのですが、大人はそうはいきませんよね。


仕事もあれば育児もある。「時間ならいくらでもあるんでゆっくりやりますわ」と言えるほど余裕があったら誰も苦労しないです。だからこそある程度アタリをつける必要があります。


僕のやっているコーチという仕事は完全に「コミュニケーション職」と言えます。1から100まで全部コミュニケーションです。


僕は自分のことを「コミュ強」だと思ったことはありませんが、「相性の良い人との1on1ならめちゃめちゃ強い」という自己認識があったのでこの分野を攻めることに決めました。


例えば僕が「コミュニケーション全般の能力が低い」と自分を認識していれば、この仕事は選ばなかったでしょう。自分のスキルを証明できる資格や免許をとって、「技術で必要とされる仕事」を選んだと思います。


自分の性質が「万人受けしないが好きな人にはとことん好かれる」というタイプなので、今のスタイルが成立しているわけです。


だから僕とコミュニケーションスタイルの違う人が僕の真似をしても同じ結果は出ません。それは他の活躍している人のやりかたにもそのまま同じことが言えます。


自分の性質を見極めて、そこにフィットした戦略を取るべきです。新しい知識を仕入れるよりも、「そんなこと他の人にはできないよ」と言われる部分を探した方が100倍いいです。


ぶっちゃけ、「コーチになりたい」と言うのは自由ですが、「だれでも生計が立つレベルでコーチができる」というのは別問題です。実際に食えてる人はどんな分野もひとにぎり。お金が絡むと途端にシビアになる世界です。


どんなことでもお金を稼ぐというのは一筋縄では行かないことです。性質、戦略、才能。全てが一致して初めて「人にお金を払ってもらえるアウトプット」が成立します。


だから、自分にフィットした戦略を立てましょう。あなたはどんな性質を持った人間ですか。誰とどんなコミュニケーションをすることが得意ですか。そもそも人と関わることが得意ですか。


はじめは「なりたい」だけでいいです。ただ、具体的に一歩踏み出すのなら、「自己認識能力」は必須です。自分の鉄板コミュニケーションとか、そういうものを一つ一つ積み重ねていくといいですよ。


いただいたサポートはミックスナッツになって僕のお腹の脂肪として蓄えられます。