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自分だけのニッチを発掘し、個人で輝くコーチになる方法

こんにちは。おはなし屋なおとです。


今日は、自分だけのニッチな領域を見つけることの重要性とその見つけ方というテーマでお話をしていきます。


僕はライフコーチとして8年間、個人で起業して生計を立てている人間です。


起業している方であれば、「ニッチ」という言葉に対して敏感にアンテナが立っている人は多いと思います。僕はニッチなサービスを見つけることが、個人で起業を成功させるために非常に重要だと考えています。


コーチングという分野で起業をやっていきたいと思う人が、僕のリスナーさんにはかなり多いと思いますが、自分のニッチな領域を見つけられるかどうかは、コーチビジネスのその後の展開にものすごく大きく影響を及ぼします。



コーチングでお金を稼ぐ方法は2種類ある


コーチングでお金を稼ごうと思うと、やり方は2つしかないと僕は思っています。一つは組織に所属してコーチングを通じて組織のクライアントに価値を貢献していくやり方と、自分で起業して自分でお客さんを獲得して価値を提供していくという二択。



その後者、つまり自分で起業をしていくっていう前提に立つと、やっぱりこのニッチなサービスっていうのはどうしても必要になってくる分野です。



組織に所属してコーチングをする時も、その組織が目指しているニッチな分野っていうのはあると思います。でも、コーチングっていうのはそのニッチな分野で価値を提供する方法の一部、すなわち「Do」の部分なんです。



コーチングをすることで相手に価値貢献をする、価値提供をするっていうものなんです。しかし、コーチングはあくまで道具なので、じゃあどの分野でどういう人に提供するかっていうところが明確になってないと、「コーチングができますよ」というだけではお客さんは獲得しにくいです。



組織に所属してやることで、その組織自体が掲げているニッチなサービスであったり、その組織が大きければそのプラットフォームにすぐに人が集まっている状態でコーチングだけを提供すればいいという形になるかもしれませんが、


実際問題、そうやってすぐにコーチングの技能があればすぐに働けるというような募集はなかなかありません。


あったとしても、せっかくそのコーチングというものを使って、自分の人生を最大限活用していきたいのであれば、僕は個人での起業をかなり強くお勧めしています。そのために必要なのがニッチな分野です。


ニッチな分野を見つける重要性


ニッチな分野って何かって言われると、まあそれはあなたの専門性みたいなものです。そして、ただの専門性ではなく、「この分野だったらこの人だよね」と言われるようなものがニッチと言われたりします。



自分の専門性が見つからない限りは、どうしても個人でコーチングのクライアントを継続的に獲得するっていうのは難しいです。なぜなら、コーチングができる人はあなた以外にもたくさんいるからです。


なんであなたに依頼をするの?っていうところが、その人が持っているニッチな領域にかなり影響を与えます。


僕が最初に見つけたニッチはコーチングじゃなかった



ちなみに僕は今起業を領域にしていますが、いきなり最初から経験もないのに起業を教えるコーチになったかって言われたら、全然そんなことなくて。


僕初めての起業は、トレーニングのブログでした。なんでそういうことをし始めたかっていうと、個人でビジネスをする上では、まず自分の領域、自分の語れる分野っていうのを見つけなきゃいけませんよね、ということでメンターとお話をさせてもらいながら


僕の人生を振り返る中で、見つけたニッチ分野がトレーニング(ベンチプレスの記録を伸ばす方法)だったのです。


テーマの設定って、「ベンチプレスの情報発信をします!専門家です!」っていうだけではなくて、もっともっと深掘りをして、「ここだ!」って言う部分を探していくものなんですよね。


ニッチを見つけた時のメンターとの対話の具体的な内容


当時メンターに「ベンチプレスを何キロ上がるんですか?」って聞かれて。当時のMAX記録が150キロだったんですよ。めちゃめちゃ鍛えてたので。


で、150キロ上がるまでにどういうその困難があって、どういうそのロードマップを経て今のあなたになりましたかっていうことをメンターに聞いてもらって、「そこでだいたい多くの人は80キロぐらいで挫折するんですよ」みたいな部分が見つかって。


「男なんで100キロ行きたいじゃないですか、男みんなアホなんで。でも80キロぐらいでピタッと止まっちゃうんですよ、記録が。だから、やっぱそこを超えられるかどうかって結構ベンチプレスのトレーニーたちは大きな悩みなんじゃないですかね」


「正しいトレーニング方法とか、じゃどうしても超えられない壁っていうのが僕の感覚ですけど、80キロと100キロの間にあるんですよ」


っていう話をしたら、それって君のニッチになり得るよね、って言われて、確かに、と。


ベンチプレスっていう分野に精通してる人はたくさんいるし、僕150キロ上がるって言いましたけど、150キロって、ベンチプレスを本職でやってる人からしたら、そんな強い数字じゃないんです。


ただベンチプレスって、だいたいみんななんとなくは知ってるじゃないですか。なんとなく知ってて、ベンチプレス100キロって言ったらおーってなるっていう前提で、150キロ目指しましょうよ、っていうのはあまりにちょっと専門性が高すぎるからそうじゃなくて、


ベンチプレスっていうものに魅了された人の中で、まぁだいたい80キロで1回挫折するから、この80キロを超える方法っていうのを、もっと違うアプローチで超えようぜ、っていうのが結構ユニークなんじゃないかな、っていうことを思いつきまして。


希少価値が高く、需要があり、なおかつユニーク



メンターと対話する中で、そのユニークかつ確実に少ないけれど需要はあるだろうね、っていうことで、僕は最初のテーマを「ベンチプレス80キロから100キロに上げるための鍛えないトレーニング方法」っていうところに完全に絞りまして、それをテーマにブログを書き始めたっていうのがスタートでした。


これが僕の最初のニッチの見つけ方っていうところだったんですよね。そこから時は経ちまして、僕はなんやかんやあってコーチングを売ることになりまして。


コーチングを売る時に、僕は資格とか肩書きとか、わかりやすい実績とか持っていなかったけれど、ベンチプレスのブログで僕のニッチに対して魅力を感じてくれた人たちがコーチングの最初のお客さんになってくれたんです。


ニッチな分野ってその人の独自性みたいなものが出ますから、「僕特有のトレーニングに対するマインド」みたいなところがすごく魅力に感じてくれてる人が集まってくれてたんですよね。


これ、僕の中ですごい学びというか気づきだったんですけど、ニッチって一回刺さっちゃえばどのサービスにも提供って可能なんだなって。


一度生み出したニッチは転用が可能


ベンチプレスのブログの読者がライフコーチングのお客さんになってるわけですから、普通の感覚だと理解できないと思うんですよ。でも実際に僕はそうやって高速代のセッションが何人にも売れてるんですよね。


そこで僕はニッチって一回刺さっちゃえば勝ちなんだっていう風に理解しました。


ニッチなサービスを打ち出すときにポイントとしては、そのニッチのサービスだけで専門性を発揮する必要ってなくて、ニッチっていうのはそのお客さんとあなたを結ぶこの何かこう、つなぎ目みたいなもの、それがニッチなんです。


だからニッチを準備すると、そのニッチについてしか発信できなくなるんじゃないかって思う人いると思うんですけど、違うんですよね。ニッチって入り口なんですよ。


あなたを深く知るために入り口がニッチで、あなたがそのニッチな分野を自分で準備するっていうことは、その今後出会うクライアントさんたちと強く結びつきやすくなる。


僕はこうやって今、起業っていう分野に自分の領域を展開してますけれども、この分野も僕がこうやってニッチな分野からコーチングを、資格とか肩書きとかそういうものなしに高単価で、そこから売っていったわけなんですけれども、


自分の出してきた成果を客観的に見たときに、なかなかこの業界で、資格とか肩書きとかそういうのも関係なしに高単価なサービスを、自分の体一つ、自分の口一つ、存在一つで売ってきた人間って、僕がなんか見た限りそんなにいないなと思ったので、ここって新しいニッチだなって思ったんですよ。


そのニッチを見つけて、そこを攻略することで、出会った人たちと商売をして、その過程でまた新しいニッチになったっていう形で、ニッチが移り変わってきてる。ニッチtoニッチ。


移動してきたコーチングの分野でも、さらに小さな移動を重ねてきた


同じコーチング起業の分野の発信でも、最初は「ガンガン売ろうぜ!」っていう感じの、「資格なんかいらねーよ」「体一つで勝負しようぜ」みたいな雰囲気だったものを、今では「子育てと仕事の両立」っていう風に領域が展開してきているわけなんですよ。


ニッチなサービスっていうのは一度決めたからといってずっとそこにいなければいけないというわけではなく、入り口なので、あくまでそしてやっていくうちにそのニッチをベースに積み重ねていったことがまた新しいニッチになったりするんですよね。


僕以外の方の例で行くと、クライアントさんの例で、保育士をやられていた方がいらっしゃいまして、その人と最近セッションしているときに「保育士って…」みたいなことをお話ししてくれまして。


クライアントさんの例:保育士業界のニッチ


「保育士になる時って大体高校の進路相談で保育に興味があるから保育っていう風に進路相談に紙出すわけですけど、そこが始まりなんですよ」


「進路表に書いた通りに保育の学校行くと、保育漬けの3年間を専門学校とか大学とか行って、保育の資格とって、最初はもう保育の資格取ったから、保育士以外なんか考えられないわけです」


「で、2,3年経ってそのちょっと余裕が出てきた時に、あれって私のいる環境ってなんか特殊なんじゃない?っていう風に思って、そこで3択に分かれるんです」


「パターン1はこの業界だけじゃなくて違う業界も経験できた方がいいなって思って一気に別の業界に転職しちゃう人、パターン2は私は保育が好きだから保育を極める人、


そしてパターン3が本当は他の業界にも興味があるんだけどどうせ私には保育しかできないからという消極的な理由で、保育の世界にずっといて外の世界に行きたいな行きたいなと思いながら、私には何もないから保育以外できないからって思い続ける人」


「私のサービスとか、私が出会いたい人ってこの3番目の人たちなんです。私がそうだったから」


っていう話をされてて、それはもう完全にニッチですねっていう話を、この間セッションでやりました。


自分がやってきたこととかそういうものを客観的に見ることで、大体こういうロードマップがあって、大体ここでこうつまずいて、ここで選択肢 abc で分かれて、私のお客さんって c の人なんですよ、みたいな構造で説明ができて、


なんで c のお客さんにサービスを提供できるのかっていうのが、自分の経験とかキャリアとかから説明できちゃうと、これはもう完全にその人のニッチっていうことになりますよね。


だからその保育士に対するサービスを提供しようと思った時に僕が伝えさせてもらったことが以下です。


「保育士業界のすべてに生徒してなくていいんですよ、保育士のキャリアに何でも答える姉さんになる必要ってなくて。

私の状況で言うと、分岐 a でこっちに行って、分岐 b でこっちに行って、分岐 c でこっちに行った、ここ(分岐c)に関しては私は専門性があるので、このルートの人に関しては、私は絶対的にサポートすることができますよ、これがニッチです」


「だからニッチなサービスの見つけ方っていうのは、まず何よりその自己分析、自分が今まで描いてきた人生が、他の人から見てとか、他の業界から見てどういう行動にあるのかっていうことで、

その自分が通ってきた経歴と、他の人も通るであろう経歴とか、他の業界から見たらこうなるのであろうというところに対する『私だったらこういうアプローチができますよ』って言えるだけで、あなたの専門分野って十分に成立すると思います」



ニッチの発掘には第三者との対話が重要


ニッチな領域を見つけるためには、もちろんその自分の棚卸しをすることも大事なんですけど、コーチであったりメンターとか、そういう人との対話っていうのはすごく大事なのかなと思っていて。


あなたの経験をあなたが1人で考えても、あなたにとってはその経験が全てなので、その経験の独自性とか貴重性ってわかんないんですよね。


でも他の人から見たら、いやいや、それでそんだけ頑張ってたら、すごくない?みたいな話になって、「それってあなたの強い領域かもね」っていうことがわかってくると。


ニッチの領域っていうのを見つけるときには、自分でもちろん探さなきゃいけない、探そうとしないと見つかんないんだけど、なかなか自分だけで見つからないもの。


だからメンターであったりコーチであったり、その専門分野で一歩先行ってる人とかに、何とか時間作ってもらったりして、一緒に探していくのがいいんじゃないかなと思います。


正直そのニッチとあなたの売りたい商品が違ってもいいんですよね。ニッチはあくまであなたとお客さんが深くつながるための理由なので。


個人で起業していくんだったら、まぁニッチの一つや二つぐらいね、持っておいて損ないんじゃないかなと思います。


おわりに

ということで、こんな長い文章を最後まで読んでくださった皆さんに感謝申し上げたいです。いつもほんとありがとうございます。

次回も、あのあなたのビジネスに役立つような情報を発信していきたいと思いますので、おはなし屋なおとnoteを今後ともよろしくお願いします。最後まで読んでくれた人はぜひ、スキ押していってください。

それでは、おはなし屋なおとでした。バイバーイ。


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